指導を通して感じた想いやお役立ち情報を皆様にお届け致します。
バイリンガル教育を実践しようとマレーシアへ移住した2児の母です。マレーシアで英国式インターナショナルスクールへ子供を通わせながら、バイリンガル教育に関連する記事をお届けしています。
セント・メリーズ・インターナショナルスクールは1954年に設立された、カトリック系の男子校です。高等部では国際バカロレアのDP(ディプロマ資格課程プログラム)が取得できる国際バカロレア認定校です。
カトリック系の男子校というのが大きな特徴のインターナショナルスクールです。ではセント・メリーズ・インターナショナルスクールをご紹介します!
学校名 | St. Mary's International School |
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住所 | 東京都世田谷区世田1−6−19 |
TEL | 03−3709−3411 |
HP | https://www.smis.ac.jp/ |
対象 | 5~18歳(幼、小、中、高) |
カリキュラム | IB,WASC,CIS |
学生数 | 約1000名 |
インターナショナルスクールの中でも数少ない男子校の一つ。約60カ国からの学生が共に学ぶ国際色豊かな学校です。また、国際バカロレアDP(ディプロマ資格課程プログラム)資格が取得可能であり、ほぼ100%の卒業生たち大学へ進学しています。セント・メリーズの学校生活についてご紹介します。
お子様が実際に通われるとなった場合、気にあるのはどんな学校生活を送っているのか、というところだと思います。詳しくご紹介していきます。
セント・メリーズは日本にあるインターナショナルスクールのうち、唯一の男子校です。またその歴史は65年と老舗の名門校です。
男子生徒の潜在能力を引出し、男同士の切磋琢磨ができるところが男子校の魅力でしょう。インターナショナルスクールの男子校生活を共に過ごす学友は、生涯に渡る良き友として繋がり続けられるのではないでしょうか。
セント・メリーズでは高校生(Grade11-12)はIBディプロマプログラムが提供されています。学生はGrade11になる前に、IBディプロマ取得をするかどうかを決めます。(それまでの成績によっては選択できない場合もあります。)
IBコースとして学習の単元として履修する方法と、完全なIBディプロマプログラムを受講しIBディプロマ資格を得る方法の二つから選択することができます。IBコースを選択する場合には2年間で1つ以上のIBクラスを受講し修了すると、そのコースの証明書が授与されます。
多くの学生は後者の完全なIBディプロマプログラムを選択し、IB卒業証書を持って大学進学していきます。セント・メリーズの学生はIB試験において成績(合格率)は素晴らしく、世界平均の約70〜75%の合格率に対し、セント・メリーズでは約90%を超える合格率です!大変素晴らしいですね。
Grade10までに積み重ねた学習と、Grade11-12でのIBディプロマプログラムへの充実した取り組みによる結果でしょう。
男子学生の探究心や興味を充分に惹きつける、コーディングやロボティクスの授業を小学生から学ぶことができます。テクノロジーの学習は、学生の批判的思考、問題解決、推論、分析、解釈、情報の合成など重要なスキルを身につけるために大いに役立ちます。
Grade1-2ではクラス共通のiPadを、Grade3以上には個人に一つのiPadが利用でき、低学年から安全に学べる環境が整っています。中学生以上は一人一台のラップトップを使用し学習をします。
カトリック系の学校ではミサやクリスマスなどの関連行事はもちろん、カトリック、キリスト教を学び学び自身と神と他者の理解を深めていきます。他宗教も信仰している学生は、他信仰クラスとして世界の主要な宗教への理解を深めていく学習をします。宗教について落ち着いて学ぶ機会が設けられていることがカトリック系の学校の最大の特徴の一つですね。
筆者自身もカトリック系の女子校を卒業していますが、思春期に同性の学友と宗教を学んだ経験は人生の財産となっています。セント・メリーズでの宗教プログラムもまた、学生の将来を支える貴重な学習になることでしょう。
英語が第一言語でない学生はGrade1からGrade8までの間、ELLプログラムによって英語のサポートを受けられます。日本語プログラムではGrade2-5まで行われレベルごとにクラス分けされ実施されます。日本語の読み書きだけでなく日本文化にも焦点を当てて、アクティビティが用意されています。
セント・メリーズの卒業生の大学進学率はほぼ100%です。学校のガイダンスカウンセラーが学生の進学準備を支援してくれます。文部科学省の国際バカロレア認定校でもあるため、日本の大学への進学も可能です。アイビー・リーグ加盟校やスタンフォード大学などの有名大学への進学実績もあります。
日本の大学 | 慶應義塾大学、東京大学、ICU、早稲田大学、明治大学、上智大学、同志社大学など |
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海外の大学 | シカゴ大学、スタンフォード大学、トロント大学、オーストラリア国立大学、マギル大学など |
さて、セント・メリーズへ入学したいと検討される保護者・学生さんに確認していただきたいのが入学条件についてです。
カトリック系の学校ではありますが、信仰する宗教に関わらず学生を受け入れています。通年で入学・編入受け入れをしていますので、まずは学校へお問い合わせください。
小学校もしくは中学校で少なくとも1年間、高校で2年間の指導媒体が英語である学校に通っている経歴が必要です。海外居住者がエントリーする場合には、小学校での面接とスクリーニングへの参加が必須です。オンラインインタビューは実施されていません。
中学校または高校へのエントリーの場合は、オンラインでの面接やスクリーニングテストが認められるケースもあります。
年齢による学年分けの基準日は9月1日です。
学年 | 年齢 |
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Grade1 | 5歳 |
Geade2 | 6歳 |
Geade3 | 7歳 |
Geade4 | 8歳 |
Geade5 | 9歳 |
小学校・中学校・高校で必要とされる書類が異なりますので、どんな試験を受けなければならないかときちんと把握しておきましょう!
学校のホームページからオンライン上で手続きが可能です。
幼稚園/小学校:教師からの推薦状
中学校:英語教師の推薦状、数学教師の推薦状
高校:成績証明、標準化テストスコアレポート(IOWA,SSAT,PSATなど)、
英語を母国語とする人のための英語能力試験(DET,TOEFL ibt,IELTS Academicなど *TOEICは不可)、
英語または社会科でのライティングサンプル、推薦状(学校カウンセラー、数学、英語)
受験申請料として ¥20,000円 を支払う必要があリます。
書類審査を通過し、希望する学年に空きがある場合は面接とスクリーニングテストへと進みます。学生の言語レベルと学習歴を判断するために行われます。
・口頭インタビュー
・学年レベルの読解力、語彙、用法を判定する英語試験
・数学スクリーニングチェック
・ライティングサンプル
出願期限から合否判定までは、おおよそ1ヶ月半ほどになります。合格した場合は、入学決定書を郵送し、入学手続きに進みます。
年間を透して海外からの申請を受理し、審査します。学校へ対し必要書類(学校の記録、機密の推奨事項、申請料支払い)提出が完了すると、通常1〜2週間以内合否判定が出ます。
8月の学年初めからの入学を希望する場合には3月中旬(高校志願者は2月中旬)、1月入学希望の場合には11月中旬までに申請することをお勧めします。
入学学年 | 年齢 |
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Early Learning | 3歳(独立してトイレができること) |
Early Learning | 4歳 |
Kindergarten | 5歳 |
Grade1 | 6歳 |
Grade2 | 7歳 |
年齢による学年分けの基準日は9月1日です
YISのHPからオンラインで申請フォームを送信します。その後、学校を訪問し学長らと面談を実施します。学生によっては必要に応じて必要に応じて評価テストの実施を求められる場合もあります。
エントリー要件として直近に1年または2年の英語での教育を受けている必要があることからもわかるように、入学時点で学年相当に近い英語力が求められます。
約50ヶ国からの学生が在学している通り、日本人学生が多くない点も特徴の一つです。英語での教育の経歴がある帰国生や、日本において英語での教育を受ける必要が高いのご家庭の学生さんには、学習へ取り組みやすい充実した学校と言えるでしょう。
英語が第一言語でない学生はGrade1からGrade8までの間、ELLプログラムによって英語のサポートを受けられます。学年の学習理解をサポートする、またはIB学習を開始するまでに必要な英語力を備えるためのサポートプログラムです。これから英語で学ばせていきたいとお考えの日本人家庭の学生さんにとっては、入学は難しいかもしれませんね。
セント・メリーズ・インターナショナルスクールのポイントをおさらいすると、
学校のHPに各学年、各科目のカリキュラムが詳細に記載されている点も特徴的でした。入学をご検討の方は是非目を通していただいてから、学校見学などをおすすめします!
また、こちらはセントメリーズの公式インスタグラムです。
充実した学生生活のイメージが伝わってきますね。毎年5月の第二土曜日にはスクールカーニバルも開催されています。学校の様子を実際に体験できる機会です。是非参加してみてくださいね。
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聖心は英語サポートが必要な学生の受け入れもしていますが、学生の国籍が多岐にわたる点からもわかるように、日本人学生の受け入れが容易という訳ではないようです。
幼稚園、小学生については学生に対し英語力を確認する試験はありませんが、保護者のうち少なくても一人が英語でコミュニケーションを取れる必要があります。高学年の入学については学年相当の英語力があることが望ましいでしょう。
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