はじめにー江戸川女子中学について

江戸川女子中学校・高等学校(以後、江戸川女子中学)は創立90周年を迎えた中高一貫の女子校です。

学校のモットーとして、女子教育、社会性の育成、異文化理解をあげており、最終目標を「自立できる人」としています。

この江戸川女子中学では、約10年ほど前から帰国生受け入れています。

そのため、江戸川女子中学近年特に英語教育に力を入れています。

英語科目は、学習指導要領で目安とされている600分の授業時間の2倍ほど上回る1170分の時間数であり、他の主要5科目と比べて一番長いです。

江戸川女子中学帰国生に対してどのような対策をしているのかに加え、大学実績、そして帰国生に向いている入試方法についてこちらでご紹介します。

江戸川女子中学の英語教育

江戸川女子中学では、帰国生を受け入れているため、帰国生のための様々な対策やサポートをしています。

一つ、帰国生とその親御さんが学校選びの際に心配されるポイントは「英語教育」です。

江戸川女子中学では、英語力が低下せずに維持、向上するため国際コースや英語取り出し授業があり、高校ではさらに英語の学びを続けるための工夫がされています。

2021年度からの「国際コース」

江戸川女子中学2021年度から「国際コース」が新設されます。

国際コースでは、少人数制、そしてレベル別で英語が学べます。

アドバンストクラス帰国生など、英検2級以上の英語レベルを持っている生徒対象。
スタンダードクラス英検2級程度の力がある生徒を対象。

アドバンストクラスでは、海外在住によって「感覚的」に身につけた英語を、より正確に学ぶ事を重視しています。

国際コースでは、ネイティブの教員と英語で話す機会が多くあり、ディスカッション、ライティングを通して4技能を磨きます。

国際コースの生徒は、中学3年で英検準1級以上の英語力を目標にしています。

どの入試タイプでも希望すれば国際コースに入学が可能であり、英検3級以上を取得している生徒、または「英語チャレンジテスト」を行い、合格した者が入学できます。

日本に帰国しても英語力を伸ばし続けたいと思う方は、ぜひ「国際コース」を検討してみてください!

英語取り出し授業

江戸川女子中学では、帰国生の受け入れにあわせ、英語力が高い生徒に向けに英語取り出し授業が設定されました。

入学段階で高い英語力の持った生徒は、少人数の英語取り出し授業でネイティブの先生と英語を勉強します。

周りの生徒に合わせず、少人数で生徒の英語力にあわせて英語が学べます。

語学研修など

他には、生徒が主体的に参加して英語力を発揮できるプログラムとして、

English Speak Out Program中学1年から3年の全員がが必修で参加する3日間の英語集中講座です。少人数のグループでディスカッションをし、発表会やプレゼンテーションをします。
English Festival英語のスピーチコンテストであり、週1回の英会話授業で準備をします。成績がよかった生徒が代表者として選出され、様々なテーマについてスピーチをします。

などが揃っています。

江戸川女子中学から高校にあがると、進路に合わせたコースを3つから選べるようになっています。

難関私大学を目指す普通科Ⅱ類国公立大学を目指す普通科Ⅲ類、そして早慶上理などの文系学部を目指す英語科があります。

英語科が帰国生にとって魅力的だと感じたので、より詳しく説明すると、英語の授業が多く設定されており、高校2年では語学研修が行われます。

海外大学へ進学したい生徒に対しては、海外大学進学に重要となってくるTOEFL、SAT対策、出願に必要なEssay Writingのサポートをしてくれます。

英語を維持・向上したい帰国生、または海外大学に行きたい生徒にとって江戸川女子英語科という選択肢があるのはとても良いですよね!

江戸川女子の高校では他に、様々な海外研修に参加できます。

オーストラリア短期留学、アメリカ語学研修、ニュージーランドⅠターム留学、カナダ研修旅行、1年留学など、実際に生徒が海外に行って異文化理解を身につけます。

短期でも長期でも留学に興味のある方は、より詳しい情報がパンフレットに記載されているので、読んでみてください。

江戸川女子中学の大学進路実績について

それでは、江戸川女子中学大学進路実績を確認しましょう。

偏差値が48である江戸川女子中学からの大学合格実績をみてみましょう。2020年度では、

国公立54名
医療系学科131名
早慶上理ICU76名
GMARCH171名

でした。2020年度の大学合格実績は2019年と比べると上がっています。

2021年度からの「国際コース」の新設により、海外大学の合格者も出る可能性が高くなると思います。

江戸川女子中学の受験情報について

最後に、江戸川女子中学受験情報です。

入試で帰国生に有利な入試タイプは、

  • 帰国生英語特化型入試または一般英語特化型入試(どちらも同じ試験科目)
  • 帰国生基礎学力型入試またはAO入試(どちらも同じ試験科目)

です!

英検などのスコアを持っているとどのような優遇があるのか、みてみましょう!

帰国生英語特化型入試 & 一般英語特化型入試

試験科目Reading, Grammar & Vocabulary (50分)
Listening & Writing (50分)
面接 (日本語・英語10分)
難易度英検2級レベル

面接では、自己紹介、志望理由、経験談、豊富、将来の夢など、様々なことについて英語で話します(自己紹介のみ日本語または英語)。

帰国生基礎学力型入試 & AO入試

2科目受験国語・算数
3科目受験英語・国語・算数
英語レベル英検3級程度

帰国生基礎学力型入試またはAO入試での英語(リスニングを含む)のレベルは英検3級程度です。

2科目の場合はその合計点英語を含む3科目を受験する場合は、3科目中点数の高い2科目が選ばれます。

英語に自信があるのであったら、英語の点数をあげながら、国語と算数の勉強が必要になりますね。

帰国生で英語が得意でない生徒は、2科目を選択して受験すると良いと思います。

英検等取得による得点優遇

江戸川女子では、英検を取得していると、入試に点数が加算されます!

英検のレベルが高いほど加算される点数は高いので、今からでも受験して取得しましょう。

*英検2級以上=TOEIC450点以上も可

入試タイプ2級以上準2級3級4級
英語特化型(帰国生・一般)201053
帰国生基礎学力型、AO入試
一般2科入試
201053
一般4科入試4020105

出願時に「英検等取得による得点優遇」を申請できるので、ぜひ、持っている方は申請してください!

  • 「近くに受験に対応できる塾がない…」
  • 「どんなテキストを使って勉強すればいいかわからない…」

など、海外にいながら受験勉強をするのは大変です。

海外での受験勉強にお悩みの場合は、ぜひお気軽にわたしたちにご相談下さい!

一緒に学校選びや、合格するためのプランを考えましょう。

江戸川女子中学のまとめ

江戸川女子中学はいかがでしたか?

江戸川女子中学国際コース英語教育、そして高校の英語科コースなどを紹介しました。帰国生にとって英語を学び続けられる学校だと思います!

さらに、入試では「英検等取得による得点優遇」があるので、合格したい方は積極的に英検やスコアの取得していく必要があります。

また、帰国生基礎学力型入試AO入試では、国語と算数の対策も必要です。

海外の補習校や日本語学校で学ぶ算数は「受験算数」と異なるものであるため、対策が必要です。