はじめにー世田谷区立桜丘中学について

世田谷区立桜丘中学校は、「校則・定期テストがない学校」としてメディアでも報道され、現在注目を集めている公立中学校です。

子供たちにとって楽しく、笑顔で通える学校づくりを目指している同校では、授業のユニバーサルデザイン化など、授業の土台となる環境づくりに力を入れています。

また、国際教育に関しては、多様性を楽しめる環境での学習英語を使ったアクティビティが行われているため、帰国生や多国籍の生徒も多く在籍しています。

コロナ禍で、オンライン説明会が多い中、中学入学にあたっては、お子さまが帰国後に

新しい環境に馴染めるのか?

英語力の維持はできるのか?

など、不安なことも多いかと思います。

今回は、すでに注目度の高い世田谷区立桜丘中学校(以後、桜丘中学)について、学校の授業の特色や、帰国生の受け入れ等を詳しく紹介していきます!

帰国生のお子様の中学校選びにお役立てください。

桜丘中学の学校生活

桜丘中学では、「授業がつまらないのは教師側の問題である」と考えているため、

  1. 授業中にスマホをいじるのもよし。
  2. つまらない授業はうけなくてもよし。
  3. 隣のクラスの授業や、教室外で授業を受けてもよし。

などといった、生徒の意思に沿った学習が進められています。

このように自由な授業形態をとっているのに、なぜ難関校などへの進学者を多く輩出できているのでしょうか。

ここでは、学校生活の一部を紹介します!

ユニバーサルデザインの授業

発達障害に理解のある同校では、一人一人の個性を生かし、主体性やコミュニ―ケーション能力などの「非認知能力」を育成することで、多様性を楽しめる環境を作っています。

学校のホームページに写真が載っていますが、桜丘中学は他校と比べ、掲示物が少なくすっきりとした教室となっています。

これは、掲示物などにより気が散ってしまうお子さんのためにデザインされたもので、他にも、一時間の予定を10分ごとに示したりと、生徒一人一人が安心して学べるような工夫がされています。

校則がないため、廊下など、教室外で学習したり、自分の好きなタイミングで授業に出ることができます。

なので、帰国生が直面しがちな「授業について行けない」といった問題もなさそうですね。

教員によるサポート体制

桜丘中学の教員全員が、全校生徒の対応をするという基本姿勢で、一人一人にあった学習をすすめているため、自然と自主学習や自律学習をするようになり、難関高校・大学に進学するお子さんも少なくありません。

授業では、教員も楽しんで授業をしており、個性的な生徒も積極的に参加できるような内容になっています。

教員と生徒との距離も近いので、勉強やそれ以外の相談が気軽できるのも同校の魅力です。

帰国生の受け入れ

ダイバーシティな学校を目指している同校では、各学年12%が帰国生・多国籍の生徒で構成されています。

授業自体は国内生と同じ内容ですが、自習環境や、個人に合った学習サポートが充実しているため、自分のペースにあった主体的な学習をしたい帰国生のお子さんにもいいですね。

桜丘中学の英語教育

桜丘中学では、日本の学校特有の習慣に対応する必要がない一方で、校則も授業中のルールもない自由な環境のなか、はたして海外で身に着けた英語力を維持できるのか気になりますよね。

上記にも書いたように、同校では積極的に帰国生や多国籍の生徒受け入れをしており、英語教育に関しても、実践的な英語力を身につける、グローバルな英語教育を取り入れています。

CLILの導入

Content Language Integrated Laraning (内容言語統合型学習)の略称であるCLILを取り入れた英語教育が行われています。

CLILは、世界的に注目されている言語教育アプローチで、言語教育と他教科の教育内容とを統合した教育方法です。

英語科目だけでなく、社会などの他教科の内容を題材にしたオールイングリッシュの学習も行っているため、実践的な英語を学びながら考える力・表現する力を身につけることができます。

英語四技能を伸ばす教育を目指しているので、帰国生も一般生も、バランスよく英語力の維持・向上ができるのではないでしょうか。

授業外のアクティビティ

桜丘中学では、授業外でも楽しく英語と触れ合えるように、様々な取り組みに力を入れています。

英語のみで行う和食クッキングの授業などは、だれでも希望すれば参加できる授業で、楽しく実践的な英語力を向上していきます。

また、生徒が全教員と気軽に交流できるということは、「ネイティブ教員ともいつでも交流できる」とも捉えられるため、ネイティブ教員との対話を通してさらに高いコミュニ―ケーション能力を身に着けることができるかもしれませんね。

ICT教育

桜丘中学は校則がないため、タブレットなどのデジタル端末も使い放題で、学校のwifiも使えるようになっています。

プログラミング教育も進めており、イギリスでよく使われている教育向けのマイコンボード「マイクロビット micro: bit」を使用しています。

PCなどのデジタルスキルネイティブであることが前提とされている現代社会において、公立高校にいながら、早い段階でプログラミングなどのスキルを身に着けることができるのは魅力的かもしれません。

しかし、ここで注意しておきたいのは、「英語の取り出し授業がない」ということです。

他のグローバル校(主に私立)では、帰国生など高い英語レベルのお子さんを対象とした英語の取り出し授業がありますか、同校ではそのような取り組みは行っていないようです。

そのため、国際系や海外への進学を目指しているお子さんや、海外で培った英語力をさらに伸ばしたいお子さんは英検対策などを図書館や廊下などで自習しています。

とはいっても、英検対策を一人でするのは難しいですよね。

TCK Workshopでは、英検一級までのオンライン個別指導や、英検ライティング添削講座なども行っております。

もし桜丘中学の入学を検討されているのであれば、ぜひお気軽に下記の無料相談フォームから、お問い合わせください!

桜丘中学の入学情報

日本の中学校とは一風変わった桜丘中学に入学したい!と考える帰国生のお子さんも多いかと思われます。 入学にあたって、何をすればいいか、気になりますよね。

桜丘中学は公立中学校のため、帰国生入試はもちろん、入学試験自体がありません。

なので、同校に通う場合には世田谷区へ引っ越す必要があり、できれば三月までに「世田谷区転入届」を提出しなければなりません。

入学試験はないものの、私立中学校へ入学する場合と比べると、海外から世田谷区に引っ越す際に色々な手続きをしなければいけないため、入学を考えている方は早めに転入届に関する情報収集をすることをオススメします!

桜丘中学のまとめ

桜丘中学はいかがでしたか?

世田谷区立桜丘中学校は、日本の公立学校とは思えないほど自由で、生徒一人一人に合ったサポートが充実している学校です。

ルールが存在せず、叱られることがないからこそ、自分で考える力を身に着けることができ、自主・自律学習の向上にもつながっています。

また、CLILの導入英語でのクッキングなど、実践的な英語力を身に着ける授業が行われており、帰国生や多国籍の生徒も馴染みやすい学習環境です。

しかし、同中学の英語の授業は国内生と同じカリキュラムで行われるため、すでに高い英語力をもっている帰国生にはものたりないかもしれません。