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アメリカの高校では一般的に学校が提供する授業を履修し、その授業の提出物、単元テスト、中間・学期末テストなどを評価されます。総合的な高校の成績はGrade Point Average、略してGPAで評価され、それを各大学の志願書とともに提出します。そのため1つのテストの結果ではなく、一年を通した頑張りが評価されます。
しかし、学校の授業の一環として「AP(Advanced Placement)」というプログラムもあります。学校によって提供している科目はまちまちですが、一般的にはRegular、Honorsレベルよりさらに難しい大学入門レベルの授業を履修することになります。学校の授業として履修するため、一年を通した評価としてGPAにも反映されますが、通常と異なる点は、5月に受ける全国統一試験です。
APには数多くの科目があります。この中から、自分が得意とするものを受験していきます。
数学 | Calculus AB, Calculus BC, Statistics |
---|---|
歴史 | United States History, European History, World History |
理科 | Chemistry, Biology, Physics 1, Physics 2, Physics C: Electricity and Magnetism, Physics C: Mechanics, Environmental Science |
社会 | Economics (Macroeconomics, Microeconomics), US Government, Comparative Government, Psychology, Human Geography |
英語 | English Language and Composition, English Literature and Composition |
語学 | Japanese, Spanish Language and Culture, Spanish Literature and Culture, Chinese, French, German, Italian, Latin |
キャップストーン | Research, Seminar |
芸術 | Art History, Music Theory, Studio Art Drawing, Studio Art 2-D Design, Studio Art 3-d Design |
コンピューター | Computer Science A, Computer Science Principles |
APは約2週間にわたって、テストが実施されます。試験時刻は午前8時からの部と、午後12時からの部(午後2時からの部もあり)の2セクション構成になっています。
1st Week
日時 | 午前8時から | 午後12時から | 午後2時から |
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May 4, 2020 | United States Government and Politics | Physics C: Mechanics | Physics C: Electricity and Magnetism |
May 5, 2020 | Calculus AB, Calculus BC | German Language and Culture, Human Geography | |
May 6, 2020 | English Literature and Composition | European History, Physics 2: Algebra-Based | |
May 7, 2020 | Chemistry, Spanish Literature and Culture | Japanese Language and Culture, Physics 1: Algebra-Based | |
May 8, 2020 | United States History | Art History, Computer Science A |
2nd Week
日時 | 午前8時から | 午後12時から |
---|---|---|
May 11, 2020 | Biology | Chinese Language and Culture, Environmental Science |
May 12, 2020 | Seminar, Spanish Language and Culture | Latin, Psychology |
May 13, 2020 | English Language and Composition | Microeconomics, Music Theory |
May 14, 2020 | Comparative Government and Politics, World History: Modern | Italian Language and Culture, Macroeconomics |
May 15, 2020 | Computer Science Principles, French Language and Culture | Statistics |
標準のAP科目と違い、総合的な研究力を向上させる目的のAP Capstone Diplomaがあります。これはInternational Baccalaureateに近いもので、通常のAP4つで「3」以上の成績を修めた上、AP SeminarとAP Researchでも「3」以上を修めた生徒に与えられるものです。
AP Capstoneには5,000語以上の研究論文が含まれ、取得生徒は現代社会問題について研究することによりクリティカル思考を深めることができます。アメリカの大学の多くは「考える力」に注目しており、AP Capstoneを通じてより深く考える力を養うことができます。
APを日本で受験できる場所は限られています。基本的には、日本国内のインターナショナルスクールになりますので、各学校に問い合わせすることをおすすめいたします。
APを受験できる学校例
一般的なAPテストの特徴としては、半分複数選択問題、半分記述式問題であることです。どの試験でも共通している点は、ただ学習内容を理解・暗記し答えるだけでなく、それを応用する必要がある点です。
そのため、科目によってはHonorsレベルで高校の内容を履修してからAPレベルでさらに知識を深めていく必要があるものもあります。テストの難易度が非常に高いため、自学自習で準備するのは難しくなります。そのため、学校で授業として提供されている教科のテストを受けることをお勧めします。
難易度の基準として多くの生徒が、前年の各試験で「5」を取得した割合を見ますが、これは大きな間違いです。なぜならば、各教科を受験する生徒の能力は違い、難しい科目ほど、その科目が得意な人がとります。
例えば、Calculus ABとCalculus BCではBCの方が圧倒的に難しいにも関わらず、ABは18.9%、BCは43.2%の生徒が「5」を2019年に取得しました。これはCalculus BCをとる生徒の多くは数学が得意、またはABをすでにとった人たちだからです。なので、「5」を取得した生徒の割合のみでは試験の難易度はわかりません。
高校に在籍しながらも大学レベルの授業をなぜ取るのでしょうか。それは大学受験・入学後に有利になるからです。ここではアメリカ、イギリス、日本の大学の入試に分けて説明します。
アメリカの大学に志願する場合、一般的な提出書類は志願動機書・SAT/ACTスコア・推薦状・高校の成績書です。そこでAPテストは大きく3つの役割(学力判定、入学審査、単位取得)を果たします。また大学や組織にはよるものの、APで好成績を収めることにより奨学金取得に有利にはたらくこともあります。
数ある大学の中でも名門大学を志願する場合AP の履修は必須です。特に理系を勉強したい生徒にとってはAP Calculus BCを履修することは、その先の進路も踏まえ、必須です。
大学進学・進学後の勉強を考えると高校の時から大学レベルの勉強をすることは非常に有意義なことです。また、大学からしても高校によりまちまちなGPAよりも、全国基準であるAPテストの結果であれば生徒を比べることができます。
アメリカの大学が入試の際重視することは「いかに率先的にチャレンジに取り組むか」という点です。そこで重要になるのがAPの履修です。大学側としては、GPAももちろん大切ですが、選択した授業にも注目します。
APという選択肢があるにも関わらず簡単な授業を履修してしまうと、自ら進んで挑戦に取り組む気持ちが薄いと見なされ、他の生徒と比べると不利になります。APは頭の良さのものさしだけではなく、勉強に対する好奇心やタイムマネージメントスキルなどのアピールとして活用されています。
アメリカではAPテストで、スコア4、あるいはスコア5の成績を取得していると単位を取得できる大学も少なからずあります。州立大学などでは特に多く見られる傾向で、高校の時に受ける授業で大学に通う時間・学費ともに節約できます。
日本人学生ではAP Japaneseで「5」をとることにより、大学進学後の第二外国語を取らずに済む学生もいます。また、単位を取得できない大学でもAPで好成績を収めることにより上級クラスに入れる場合もあります。そのためアメリカの大学進学を希望する場合、希望校の単位制度をよく調べてからAPを取ることをおすすめします。
アメリカの高校からイギリスの大学に進学する場合、最も重要な試験がAPです。イギリスの大学は試験結果を重視し、アメリカのAPテストをイギリスのA-Levelsと同じく扱う大学が多いです。
イギリスの高校生は高校から少数の科目を履修し、専門分野を深めていきます。そのためA-levelsはAPと非常に似たものになります。
例えば、名門オックスフォード大学の場合はAPテストで「5」を3つ取ることが入学条件になります。また、難関London School of Economicsではさらに難しく、「5」を5つ取らなければなりません。イギリスの大学に進学する場合でも、APテストを受けるための対策をしていくことは大変重要になります。
イギリスの大学志望の時に注意すべき点は、学部により高校必修科目があることです。例えば、一般的に大学で経済学部に入るためにはA-levelsでMaths, APではCalculus BCで「5」を取ることが入学条件となります。そのため、イギリス大学進学を希望するのであれば各大学の学部ページを参照に高校でのAPを選択していく必要があります。
参考までに、イギリスの高校では「卒業証書」という概念がなく、大学進学にあたって、A-Levelsの結果が全てです。アメリカの高校から進学する場合、卒業するための単位を取得していなくても、APテストの結果さえ取れれば入学できることもあります。
大学によっては、募集要項に「アメリカの高校からの応募の場合、卒業資格が必要」と記載されている場合がありますが、直接問い合わせして確認してみる価値は十分にあります。2018年に問い合わせた際は、University of Saint Andrews、Durham University、University of Oxford、University of Warwick、University College Londonなどが高校卒業資格なしで入学可能とのことでした。
日本の大学に帰国子女入試を志願する場合、海外大学ほどAPテストを重要視されないです。しかし、理系への進学を希望する場合、筆記試験が必要な場合が多く、一般的には現地校の通常プログラムより難易度が高くなります。
このような試験に備えるには日本の学習に普段から取り組むことが大切になります。しかし、APであれば通常の授業よりカバーする範囲は広くなりますので、直接ではないにしろ、筆記試験に向けて準備することはできます。そのため、日本の大学進学を考える場合、受験に必要な試験を確認した上で、それに沿った科目のAPクラスを履修することをおすすめします。