TCK Workshopが提供できること
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- 受験指導経験豊富なプロ講師の授業が受けられます。
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ACTとは…?
SATと同様にアメリカの統一試験です。SATと同じ効力があり大学出願や奨学金の申請時にそのスコアを提出をすることができます。日本では受験会場が現在東京四谷のテストセンターか沖縄のOkinawa Christian Schoolの2会場に絞られるため、SATのほうが受験がしやすいという事情があるものの、世界で見ればSATと変わらずACTも大学進学時に学力を証明するための一つのツールとして有効な手段と言えます。
ACTはマイナーなのか?
2021年のACT受験者数は約130万人と報告されています。コロナの影響で受験者数は前年度に比べ減少はしているものSAT(2021年度受験者数約150万人)と近しい受験者数を誇ります。
また、ACTはアメリカの州によっては高校卒業の条件として受験を必須化していることもあります。
日本の高校生がACTを受験するのはレアケースかもしれませんが、特にアメリカでは「SATにしようか、ACTにしようか、」などといった会話は日常的にされているのも事実です。
(参照:注1, DIVE BRIEF, “About 375,000 fewer students took the ACT in 2021, average score continues to decline” 2022年9月19日)
(参照:注1, PrepScholar, “Which States Require the ACT? Full List and Advice” 2022年9月19日)
SATと比べて何が違うの?
ACTは、Section1: English、Section2: Math、Section3: Reading、Section4: Scienceの4つのセクションと、オプションのEssay Writingで構成されています。ACTとSATの大きな違いを簡単にまとめると以下の通りです。
- ACTにはOptionalのEssayがある。
- ACTにはScienceセクションがある。
- ACTのMathは記述無しの5択の選択肢問題。全て電卓使用可となっている。
- Superscoringが可能。(毎回のテストの各セクションのベストスコアをキープしてくれる)
- ACTは36点満点(Essayは別枠での評価)。4つのセクションが36点満点で換算されそれらの平均が最終スコアとなる。*SATはEnglish800点満点、math800点満点で換算されたのち2つの合計点数1600点満点での評価となる。
ACTのテスト時間と問題数
Order | ACT Section | Number of Questions | Time |
1 | English | 75 | 45 minutes |
2 | Math | 60 | 60 minutes |
3 | Reading | 40 | 35 minutes |
4 | Science | 40 | 35 minutes |
5 | Essay Writing(optional) | 1 prompt | 40 minutes |
Total | 215 questions 1 prompt | 3 hours 35 minutes with essay 2 hours 55 minutes without essay |
ACTの方が時間プレッシャーが少々きつめということがわかります。それと引き換えに設問の難易度はEnglishもMathもSATに比べたら一つ一つが易しくなっていると一般的には言われています。自分の能力の向き不向きを見極めてACTにするのかSATにするのかを決めることが重要です。
SATスコアとの相関性は?
非常に高いと言えます。CollegeboardもACTも公式にスコア換算表を提示するなどするくらいですので、二つのスコアは比較することができます。SATで1400点/1600点を目指したい、と多くの学生言うのを耳にしたことがあるかと思います。SAT1400は、ACTでいう30と覚えておきましょう。スコア換算については以下のリンクを参照されてください。
ACT科目
English
英語の句読点の使い方や、動詞の時制など、文章中で使われている表現が正しい用法かを問う試験です。
SATのWriting&Languageセクションと試される力は非常に似ているため取り組みやすく、頻出用法の知識をしっかり身につければ、比較的短期間でも点数を伸ばしやすい科目です。
他方、45分間で75問、つまり1問35秒程度で次々と問題を解いてゆく必要がある点は練習が必要。学習する際は、かならず目標正答数を設定し、練習問題を解く時もストップウオッチを片手に必ず時間を意識し、間違えた問題の分析を徹底しましょう。
復習をすることで、点数アップが加速します!復習する際には、間違えた問題をタイプ別にしっかり分類し、とくに多く間違えているタイプがあれば優先的に問われている英語の文法用法の知識を復習して、同じタイプの問題が出たらどうアプローチするかを自分なりに決めて記録してゆきましょう。
Reading
いわゆる英語の長文読解の試験です。SATと比較すると、本文中に登場する語彙がやさしく、読むべき文章量も少ない一方、試験時間が短いために、読む速さは高いレベルが求められます。また、問題文に関しても、SATよりストレートな質問が多く、難問が少なめです。
他方、SATよりは難しい語彙が少ないとはいえ、英語を母語とする高校生が読む難しい長文を素早く正確に読むことは容易なことではありません。また、読むスピードは短期間では伸びにくい力でもあるため、勉強できる期間に応じて戦略的に「読み方」と「解き方」それぞれ伸びやすいポイントを意識しましょう。
学習する際は、まずTOEFL80点程度の語彙と、リーディングの力をマスターしてから取り組むとベストですが、時間がない場合は、TOEFL80点から100点の取得に求められる語彙学習と同時進行で進めましょう。
時間が足りない、読み終わらないと感じる方は、質問を先に読んだり、文章のタイプによっては特に力点を置いてしっかり読むべき箇所があるので、分かるまでじっくり読む個所と、一読して先に進む個所を分けるなど、濃淡をつける学習から始めるのはいかがでしょうか。
Math
ざっくりと言えば、ACTはSATとくらべて出題範囲が広く難易度は少々易しめに設定されています。全ての問題で電卓を使えるという点も一部の生徒にとっては助かるポイントでもあります。
SATで出題されずACTで出題されるものとして、Trigonometric functions, Logarithms, Matricesがあります。ただ、いずれもルールがわかっていれば数字を代入するだけで答えが出せるような基礎中の基礎問題しか出ません。また、ACTは図形問題の比重が大きいため、GeometryはSATよりもしっかりと復習をしておく必要があります。
その他については、SATと大差がないため大部分は共通して対策を進めることも可能です。60問を60分で解く必要があるため、SATよりもタイムマネジメントが少し厳しめです。一つ一つの問題パターンをしっかりと把握したうえで、正確に速く解く能力が求められます。
SATのMathで既に問題のパターン、解法や公式などを覚えるのに苦戦している場合はACTはお勧めできません。また、英語を読むことに苦戦している場合もよりスピードが求められるACTはお勧めできません。
一通り、Algebra2までの学習を終えていてMathのトピックについても特段苦手意識が無い場合はACTのほうが点数が取りやすいかもしれません。残りのセクション(English, Reading, Science)の出来をみてACTの方が高得点を狙えそうであればACTで勝負するというのは有力なオプションとなり得ます。
Science
物理、化学、生物、地学といった範囲から1題ないしは2題ずつ、合計6つのPassageに取り組みます。全部で40問の設問で、35分のテストです。かなりのスピードで解かなければなりません。
また、理科の背景知識はあるに越したことがない出題内容になっています。「Scienceは文章とグラフや表の読み取りだからReadingのようなもんだよ」とよく言われますが、理科の知識が乏しいとかなり読みづらくなるのは事実です。ですので、中学校のときにScienceを敬遠していたような場合はACTは向いていません。全ての知識がなくても十分に解けるようには問題が作成されてはいますが、所謂常識範囲での理科の知識は求められます。(少なくとも読んで正しく想像できる力が必要です)
英語の能力が高いからといって点数が取れる内容ではないので決して侮れませんが、理科や数字にも明るい生徒であればScienceはしっかりと攻略できるでしょう。Englishの難易度がSATよりは高くないと言われているため、ScienceとMathが高得点を狙える場合は、SATよりも高い点数が期待できます。ACTの攻略はまずはScienceを攻略するところにあり、と言っても過言ではありません。Scienceがまったく自分に合わない、と感じるのであればACTは受けずにSATにシフトしましょう。
さあ対策を始めよう!
ACTに興味があるけど、「SATとACTのどっちが自分に向いているのか分からない…」「自分が行きたい大学にACTは必要なの…?」などの疑問がある方、
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