日本に帰国してからの英語学習維持・英語力向上サポート
海外赴任から帰国が決まり、親御さまたちはまず「どんな学校にいかせばいいのか?」ということだと思います。そして、学校を選んでいく際に、下記のようなことを考えたながら選んでいるのではないでしょうか?
帰国子女受験の学校選びの裏側には、やはり親御様の「バイリンガルとして英語力を維持・向上させたい」という思いがあるはずです。
しかし、上記の思いが達成されるのは、お子さまが中学受験の学年である場合のみです。小学生での公立高校以外の編入となると、かなり選択肢が狭くなります。多くの親御さまは公立小学校に編入するしかないという状況になるでしょう。
公立小学校でも英語を学ぶようになってきていますが、英語圏にいたお子さまからすれば、それはそれは本当にレベルの低い学習です。つまらないことこの上なく、英語学習のモチベーションさえ維持できず、どんどん英語自体を忘れていくでしょう。
英会話の力だけであれば、格安のオンライン英会話サービスを毎日利用すればいいと思います。しかし、それもアカデミックな英語力がなければ、いつかは頭打ちするタイミングがきます。
私たちTCK Workdshopは、講師のほとんどが帰国子女で、日本に帰ってきたからも英語力を維持してきたものたちです。自分たちがどのように英語を学習し、モチベーションを維持し、英語力を向上させてきたのかをもとに、お子さまの英語学習の目標設定をきちんと行うことで、モチベーションコントロールをしていきます。
お子さまの英語力を測るための指標として、一番わかり易いのが「英語資格試験」です。客観的なスコアがでることで、お子さま自身も自分の力が上がっていることを認識し、モチベーションのアップにつなげることができます。下記では、小中学生の英語維持のために目標として設定できる資格を紹介します。
気になるのが「取得した資格が実際どのぐらいの英語レベルなの?」ということだと思いますが、一般的には、非ネイティブの理解できる語彙数が「10,000語」を超えると、英字新聞や雑誌を不自由なく読めるレベルであるとされています。
私たちが新聞を読めるようになったのがどのぐらいの年齢だったのかを考えれば、ネイティブの子供のレベル感をイメージしやすいのではないでしょうか。
このレベルに達すると、社会・経済・政治などの分野で使われる専門用語、学術語が理解できるようになり、幅広い分野に理解を示すことができるようになります。それをもとに、各資格のレベル感を見ていきましょう。
中学帰国子女受験では、取得しておくことが当たり前になっているほど、メジャーな資格です。各級のレベルや必要語彙数は下記の通りとなります。
級 | 語彙数 |
---|---|
1級 | 15,000語 |
準1級 | 8,000語 |
2級 | 5,000語 |
あまり日本では馴染みのない英語資格かもしれませんが、ヨーロッパを中心に世界的に有名な試験になります。中学帰国子女受験でも応募資格の一つとして採用している学校もあります。
日本の英検と同じく、CPE、CAE、FCE、PET、KETという5つのレベルに分かれていて、さらにヨーロッパ共通参照枠 (CEFR) という言語能力を評価する国際指標と連動して、英語力を判断できます。
レベル | CEFR | 英検との比較 |
---|---|---|
CPE | 熟達した言語使用者 | - |
CAE | 熟達〜自立した言語使用者 | 英検1級 |
FCE | 自立した言語使用者 | 英検準1級 |
PET | 自立〜基礎段階の言語使用者 | 英検3~準2級 |
KET | 基礎段階の言語使用者 | 英検3級 |
帰国子女高校受験や帰国子女大学受験、あるいは英語圏の大学や大学院に留学するための英語力を判定する資格になります。英検と同じぐらいメジャーな英語資格で、世界中で使用可能な資格になります。
先の述べたように、大学の授業を英語で受けられるか判断する試験のため、出題される内容も科学や環境などアカデミックで難易度が高いものが多く、中学生でも高校受験等を控えたお子さま向けです。
英検に比べると、試験の開催頻度は高いですが、一回あたりの試験料が235USドルと高く、なかなかぽんぽん受けることができる試験ではありません。
TOEFLスコア | 英検との比較 |
---|---|
109-120 | - |
99-108 | 英検1級 |
80-98 | 英検準1級 |
61-79 | 英検2級 |