清泉インターナショナルスクールってどんな学校？

清泉インターナショナルスクールは東京都世田谷区にあるカトリック系の女子校です。

モンテッソーリ教育と国際バカロレア教育を取り入れた、文部科学省のIB認定校でもあります。

今回は清泉インターナショナルスクールでの生活や受験情報をご紹介します！

清泉インターナショナルスクールの学校情報

学校名	清泉インターナショナルスクール
住所	東京都世田谷区用賀1丁目12−15
TEL	03−3704−2661
HP	https://www.seisen.com/
対象	3歳半~18歳（幼、小、中、高）
カリキュラム	IB, IGCSE, CIS, NEASC
学生数	約650名

清泉インターナショナルスクールのおすすめポイン

インターナショナルスクールの中でも数少ない女子校の1つで、約60カ国からの学生が共に学ぶ国際色豊かな学校です。

カリキュラムはモンテッソーリ教育と、国際バカロレアを実施している点が特徴の学校です。

高校生は国際バカロレアディプロマ資格（DP）取得もしくは IGCSEを学び大学に進学をします。

それでは、IBやIGCSEを含めた清泉インターナショナルスクールの学校生活を見ていきましょう。

どんな学校生活を送るのか？

特徴的な面の多い清泉インターナショナルスクールですが、学校生活はどのようなものなのかを見ていきましょう。

珍しい女子校インターナショナルスクール

清泉インターナショナルスクールは都内では２校しかない女子校インターナショナルスクールのうちの1つであり、その歴史は50年以上に及びます。

幼稚園は男女共学ですが、小学生から高校までは女子校の環境で学びます。

IB(国際バカロレア)やIGCSEのカリキュラムが学べる

清泉インターナショナルスクールでは2007年に国際バカロレアPYP（初等教育プログラム）を正式に開始しました。高校生はDP（ディプロマ資格課程プログラム）または、英国系カリキュラムのIGCSEを選択することができ、学生が希望するプログラムで学習を進めることができます。

これらのプログラムを履修した生徒は日本だけでなく世界中の大学へ進学しています。

活発なクラブ活動

清泉インターナショナルスクールでは勉強だけでなくクラブ活動も活発で、関東大会で優秀な成績を残すチームもあります。

クラブ活動は生徒のリーダーシップや自主性を育む重要な場であり、そこで学ぶことはそのクラブ活動だけでなく勉強面でも活かされるとの考えのもと、学校が積極的にサポートをしています。

社会を学ぶフィールドトリップ

毎年、学年ごとにクラスメイトや先生と絆を深め、社会について学習するフィールドトリップがあります。

Grade11, 12ではIBディプロマを学習するうえでキーとなるスキルを磨くためのキャンプにも参加します。

学年	活動内容例
Grade7	スキー旅行（長野県）
Grade8	広島旅行
Grade9	長野清泉学校との交換プログラム
Grade10	京都、奈良の冒険
Grade11	リーダーシップとIB
Grade12	クラスでの共同学習

スクールバス/スクールランチ

清泉インターナショナルスクールは10台のスクールバスを運行しています。

Grade1から12の生徒にはスクールランチとしてケータリングサービスの温かい昼食が提供される他、自宅からお弁当を持参することもできます。

また、学校のカフェテリアには電子レンジや飲み物の自動販売機が設置されています。

保護者と学校との関わり

清泉インターナショナルスクールには2020年からスマートフォンアプリがあり、学校の年間スケジュールや重要な連絡を確認できるようになっています。

他には、Seisen Parents Association (SPA) というグループを形成し、学校と保護者の関係を深め、学校行事などについて話し合ったり、ともにそれらの行事を実行したりしています。

このグループでは、新しく清泉インターナショナルスクールに入ってきた家族が少しでも不安を軽減できるように、同じ学年に属する家族とコネクションを作ったり、日本語での対応が難しい家族のサポートをしたりします。

また、年中たくさんの学校行事がありますが、その中のひとつには子どもの行事のためにファンドレイジングするものもあり、学校と保護者が連携して子どものサポートをする雰囲気を作り出しています。

卒業生の進路は？

清泉インターナショナルスクールの卒業生はほぼ100％大学に進学しています。

進学先は、

• 北米（60%）
• 英国及びヨーロッパ（20%）
• 日本及びアジアの大学（20%）

の割合となっています。

日本の大学においてもIBディプロマ資格での出願が広まり、多くの大学へエントリーが可能になってきています。

受験情報

さて、清泉インターナショナルスクールの出願条件を確認していきましょう。

清泉インターナショナルスクールは海外から日本に移住してきて、英語の教育を受ける必要がある子ども、または日本語で学習することが難しい子どもを持つ家庭のニーズに応えることを主な目的としていますが、条件を満たせばこれに当てはまらない生徒も出願することができます。

そして、清泉インターナショナルスクールは言語や文化の多様性を尊重することをとても重要だと考えています。

^{お子様が出願条件を満たしているか、新生徒の受け入れの空きがあるかなどの確認は直接、学校にご確認ください。}

出願条件

清泉インターナショナルスクールに出願するためには以下のうち、どれか1つに該当する必要があります。

上記の基本条件を満たした後は、それぞれの生徒が個別に審査され、清泉インターナショナルスクールの教育がどれくらいその子どもの学習に資するかなどが検討され、結果が下されます。

求められる英語力

清泉インターナショナルスクールは出願条件として、家庭で英語を話したり英語で学んだりしたことがあるような生徒を求めていますので、入学してからも英語のサポートを必要としない学年相当の英語力があることを想定しているようです。

上記、基本条件を満たしたうえで入学し、英語のサポートが必要な生徒に対しEnglish as as Additional Language (EAL)というプログラムがありますが、提供できる生徒の数は限られているとのことです。

出願プロセス

1. 問い合わせ

   オンラインでアドミッションズオフィスに問い合わせをすると、出願用アカウントを作ることができます。

2. 書類提出

   出願者本人の写真、過去2年間の成績表またはそれに相当するもの、そして、標準試験のスコア(保有していれば)をアップロードします。

   さらに、学校の先生に推薦状を依頼します。

3. 学校からのコンタクト

   学校からメールまたは電話で出願者の現状に関する質問がされます。

4. 書類審査とスクリーニングテスト

   書類審査に通った出願者は数学・読解・言語用法・ライティングのテストを受験します。

5. 合否判定

   合格者にはメールか手紙で合格が通知されます。

   また、授業料など重要なお知らせが届きます。

6. 入学の意思があるかの表明

   学校に入学の意思があるかを知らせます。

7. 手続き完了

   入学に必要な書類を提出し、授業料を支払えば手続きは完了です。

^{出願条件や入学までの手続きは変更される可能性がありますので、必ず最新情報を直接学校に問い合わせてください。}

まとめ

清泉インターナショナルスクールはカトリック系スクールでありながら、多様性を尊重し様々な生徒を集めています。

また、モンテッソーリ教育と国際バカロレア教育などのカリキュラムを用い質の高い教育で国内外の大学に高い進学実績を誇っています。

入学後は勉強だけでなく、クラブ活動を含む課外活動に励むことのできる環境が整っているようです！