はじめに
留学を経て、せっかく英語が使えるようになったのに、帰国して英語から離れてしまうのは勿体ないですよね。帰国後、積み上げてきた英語力をいかに維持、あるいは向上させていけるかということはとても重要な要素となります。英語力の維持および向上には様々な方法がありますが、多くの時間を過ごす学校で、積極的、日常的に英語を使っていくことができたら理想的です!英語を学ぶ授業ではなく、英語で学ぶ授業、日本に帰国してからも受けたくはありませんか?
もちろん、帰国後に、しっかりと日本語力も身につけたいという方は多くいらっしゃることと思います。今回は、日本語も英語も両立させたい方向けに国内のインターナショナルスクールではなく、英語も日本語もどちらも身につく高校をピックアップしてご紹介いたします!是非、参考にしてみてください。
今回は、帰国生受け入れをしている高校の中から、英語で授業が受けることができる日本の高校をいくつか紹介したいと思います!
- 三田国際学園高校
- 玉川学園高校
- 広尾学園高等学校
- 東京都立国際高等学校
- 茗溪学園高校
三田国際学園高校
三田国際は多くの帰国生が聞いたことのある学校だと思います。三田国際学園には、「インターナショナルコース(IC)」があり、日本の高校卒業資格に加え、西オーストラリア州の高校卒業資格(WACE)も同時に取得することができます。
三田国際学園高校は中高一貫校であり、高等部からの入学は帰国生を対象としてこのインターナショナルコースのみ募集しているので、受験生は自動的にこちらのコースに入ることになります。
オーストラリアの卒業資格をもらうには、オーストラリアのカリキュラムを受けることが必要となりますので、英語、数学、理科、社会は全て英語で行われます。授業は各科目の専門知識を持っている教員が担当し、生徒は英語力だけではなく、しっかりとした主要科目の教育を受けることができるところも魅力的です。
また、高校三年次にはATRAと呼ばれるオーストラリア大学進学統一検定試験を受験することができます。ATRAのスコアを持っていると、海外大学進学時に必要とされるTOEFLやIELTSなどが免除されるケースもあり、海外大学への進学がより身近なものとなります。
- 日本の卒業資格に加え、西オーストラリア州の高校卒業資格も取得することができる
- 各科目の授業は全て英語で行われる
- ATRA取得で海外大学への進学がより身近になる
玉川学園高校
創立当初から帰国生を受け入れている玉川学園には、IBプログラムがあります。
IBプログラムではバイリンガル教育に力を入れているため、日本語と英語双方の授業がありますが、メインは英語での授業となっています!
公式HPのサンプル時間割を見てみると、10年生(日本の高校一年生)では週に32コマある授業のうち、19コマは全て英語で行われ、5コマはバイリンガル授業(英日両言語使用)、残りの8コマが日本語での授業となっています。経済、化学、歴史などだけでなく、美術なども英語で学ぶことが可能です。
日常的に英語を使いながら、アカデミックな英語も身に付けることができる、とても素敵な学校だと思います!
- IB認定校で、バイリンガル教育に力を入れている
- 授業の割合は圧倒的に英語の方が多い!
とはいえ、IBはハイレベルなカリキュラムで知られるプログラムで、英語で行われる授業や課されるエッセイなどを熟していくには相応の英語力が求められます。弊社TCK Workshopでは、経験豊富な講師が皆さまの学校選びから試験対策、入学後の学習生活までしっかりとサポートさせていただきます。「IBを始める前に先取りで予習しておきたい」「英語力を上げておきたい」「そもそも自分にIBができるか相談したい」など、まずは無料学習相談からお気軽にお問い合わせください!
広尾学園高等学校
広尾学園は
- 海外帰国子女受け入れ指定校第一号
- スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールに指定されたことがある学校
として、英語教育に力を入れている学校です。
インターナショナルコースの授業は基本的に英語で行われるため、広尾学園の帰国生入試では英検2級以上以上の英語力が必須条件とされています。国語の授業や地理、保険体育、家庭科の一部は日本語で行われるそうですが、数学や化学、歴史、ITなど多くの主要な授業は英語で行われます。英語力をしっかり維持しながら、日本語もきちんと学べる環境が整えられているのはありがたいですね!
- 長く英語教育に力を入れている学校
- インターナショナルコースではほとんどの主要科目が英語で行われている
弊社TCK Workshopでは、広尾学園高校の合格実績もございます。指導ケースの紹介や対策した講師のインタビューなども掲載しておりますので、下記のボタンからご覧ください。
東京都立国際高等学校
東京都立国際高等学校では、国際学科と国際バカロレアコース (IBコース) の二種類のコースでがありますが、今回は英語の授業を特にメインに取り入れているIBコースを紹介したと思います。
IBコースのカリキュラムをみてみると、数学、物理、化学、生物基礎、世界史、総合英語、学術英語、探究型学習など数多くの授業が英語で行われています。また、国語や日本史などの科目は日本語で行われるので、日本語面での成長も期待できます。
帰国後、英語はもちろん維持したいけど、日本人としての日本語力や知識を身につけたいと感じる方も多いことと思います。都立国際は、日英両言語どちらもしっかりと学ぶ環境ができているという点が魅力的な学校となっています。
- 国際バカロレアコース (IBコース) でしっかりと英語漬けの授業を受けられる
- 国語や日本史の授業で日本語もしっかり身につけられる
弊社TCK Workshopでは、都立国際高校の合格実績もございます。指導ケースの紹介や対策した講師のインタビューなども掲載しておりますので、下記のボタンからご覧ください。
茗溪学園高校
茗溪学園高校は帰国生受け入れ校として歴史が長く、ここでも玉川学園や都立国際などと同様、IBコースを設けています。IBコースでは、多くの授業が英語で行われるため、帰国生に人気のコースとなっています。
現在、茗渓学園では多くの日本国内にあるIB校同様、多くの授業を英語で行いながらもいくつかの授業は日本語で行うという形をとってきましたが、2022年に「All English DPコース」と呼ばれる「すべての授業を英語で行うIBコース」の開設を予定しています。「日本語はもう十分自信があるのでしっかり英語で授業を受けたい!」という方は、こちらのコースを検討してみても良いかもしれません。
茗溪学園高校の大学合格実績を見てみると、2020年卒業生数263名のうち、42名も海外大学に合格しています!その42名のうち36名はIB生で、茗渓学園のIBコースは、海外大学の授業に問題なくついていけるほどの英語力が身に付く環境であるということが伺えます。
- 帰国生受け入れ校として歴史が長く、IB教育を受けられる
- 2022年からは「All English DPコース」も開設
- 海外大学の進学実績が高い
まとめ
以上、日本国内にいながら英語で授業を受けれる高校5選でした。
どの学校も素敵な点が多く、英語力を維持したい、向上したいと強く思っている帰国生にとって、おすすめできる高校となっています。
どの学校を選ぶにせよ、入学後、英語で授業を受けるのであれば入学時点で既に高い英語力が求められることが殆どです。そのためには、今の英語力に満足せず、しっかりと対策を練って受験することが肝心です!英検やIELTS、TOEFLも取得しておくと役に立ちますし、学校によっては面接や小論文、数学などの筆記試験を設けている場合も多々あります。
弊社TCK Workshopでは、TOEFLや英検、IELTSなどの対策に加えて、インターナショナルスクールの入学に必要な筆記試験や小論文の対策も行っております!「IBコースやインターナショナルコースに挑戦してみたいけど一人で勉強するのは不安……」という方は、是非一度ご相談ください!