皆さん、こんにちは!TCK Workshopです。今日は「海外大学進学に強い高校はどこだ?」という最新記事をテーマに掘り下げていきます。海外トップ大学を目指すご家庭にとって、高校選びは本当に重要ですよね。特に「QS世界大学ランキング トップ50」への現役合格実績を持つ国内一条校は、帰国生にとってすごく気になるところだと思います。この記事では、最新のランキング動向と、各校がAPやIBといった国際プログラムをどう活用して実績を上げているのか、ぶっちゃけた話も含めて解説していきます!

TCK Workshop代表取締役、特別講師。ニューヨーク、サンフランシスコに滞在したのち帰国生の名門校である東京学芸大学附属高校に入学。早稲田大学の創造理工学部を卒業。TCK WorkshopではIB math、SAT、A-levels Physicsなど海外カリキュラムの理数科目の指導を中心に指導を担当。
「『中高生ともなると理数系科目は家でも面倒が見れなくて…』といったご家庭の声に応え続けるため、ご家庭の『最強の助っ人』として日々指導に奮闘しております。」

TCK Workshop プレミアム講師。英国滞在歴20年以上。小・中・高から大学(King’s College London)、大学院(University College London)に至るまで、すべての教育課程をロンドンで修了した「英国教育のスペシャリスト」。 GCSE / A-Levels などの英国カリキュラム指導はもちろん、IB DP Biology等の理数科目、さらに英国大学への出願(UK University Application)サポートまで、現地の実体験に基づいた最高レベルの指導を提供する。
この記事は、TCKworkshop主催のウェビナーを基に作成しています。TCKworkshop公式Youtubeチャンネルでは、指導経験豊富な講師が実際の指導を通して蓄積した帰国生の受験、英語学習などについての情報をお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。
海外大学に強い高校、結局どこなの?みんなが抱えるリアルな疑問
海外生活が長かったり、帰国生入試を考えていたりすると、「日本の高校でどこまで海外大に行けるんだろう?」って疑問が出てきますよね。特に、今回のランキングの対象は、ファンデーションコースを除外した「1年生として入学」の現役合格実績、しかもインター校は含まれていない国内一条校です。
QSトップ50って、どれくらいすごい大学?
今回のランキングの基準となっているのが、QS世界大学ランキング トップ50。ざっくり言うと、めちゃくちゃ難関で世界的に評価が高い大学群です。

全部研究期間付きの大学ですよね。そのQSの指標をちょっと見てたら、エンプロイアビリティランキングって言って、いろんな企業さんからの評判も含まれているらしいです。結局そのネームバリューもやっぱ大事だなっていう。
ちなみに、2026年度のQSランキングは、1位がMIT、2位がImperial College London、3位がUniversity of Stanford…という顔ぶれで、本当にトップオブトップが並んでいます。ここに合格者を出している国内一条校がどこなのか、気になりますよね。
国内高校なのに、海外大の実績が伸びてるのはなぜ?
昔は「海外大ならインター」というイメージでしたが、今は国内の一条校がグングン実績を伸ばしています。費用的な面や、日本の高校の資格も取れるという安心感から、一条校を選ぶご家庭も増えています。でも、なんでこんなに海外大に強くなっているんでしょうか?その秘密は、各校が取り入れている国際的な教育プログラムにあります。
合格実績が物語る!国内一条校の海外大進学戦略
QS世界大学ランキングトップ50への現役合格実績を基に、日本の高校がどのような戦略で実績を上げているのか、具体的な傾向をランキング順に見ていきましょう。
東京私立ツートップ!広尾学園と三田国際の圧倒的な実績とAP戦略
ランキングの1位と2位は、東京の私立校が占めています。特に1位の広尾学園は、QSトップ50合格者数が91名、その他を含む海外大合格者数が369名という驚異的な数です。

これは広尾だなって。ずっと一位は広尾ですからね。APやってるとか、授業自体が英語でやってるとか。
これらの高校が海外大進学でダントツの実績を出している背景には、積極的な国際プログラムの導入があります。
AP(Advanced Placement)導入による新しい方程式
近年の大きな変化として、これらのトップ校でAP(Advanced Placement)の導入が進んでいることが挙げられます。
APは、IBのように2年間フルコミットするのではなく、単科で選択的に高度な大学レベルの学習ができるプログラムです。

IB以外のAPでこうやればこう行けるみたいな方程式を日本の高校でちゃんと作ったっていう功績が広尾学園さんじゃないですかね。
この戦略は、「入り口で英語力をしっかり担保しておけば、中高で頑張ってAPスコアを取ることで海外大に行ける」という、効率的なルートを確立したことを意味します。APは1年でコースが終わり、修正が効くため、IBよりも柔軟な選択肢として人気が高まっています。インター校では当然のようにやっている方法を、国内の一条校で実現しているのが、このトップ校の強さです。
地方のIB校の存在感と「一発強烈なシステム」
ランキング上位には、首都圏以外からも注目すべき高校がランクインしています。これらの高校は、地方という立地的な特性を逆手に取りIB(国際バカロレア)などのプログラムで全国から生徒を集めることに成功しています。

地方の学校で、しかも県立の学校となると比較的安くIBが取れるから、うわーっと人が集まってますね。
広島叡智学園と茗溪学園(茨城)のIB戦略
広島のIB実施校である広島県立広島叡智学園 中学校・高等学校は、その実績から全国的に注目を集めています。また、茨城県の茗溪学園もIBの実施校として実績を上げていますが、その立地(関東圏)ゆえに他の競合校との差別化が難しいという課題も指摘されています。
地方のIB校が成功しやすい理由の一つは、周りに競合校が少ないため、「海外大を目指すならここ」という明確な選択肢になることです。これにより、寮生活を伴うことも厭わず、ストイックに学習に取り組む生徒が集まりやすい環境が生まれています。
愛知・NUCB国際高等学校の全寮制戦略
6位にランクインした愛知の国際高等学校(NUCB)も、海外大進学を強く意識した学校です。

これ分かりやすいよね。出口をもう海外って決めて入学できて、でかつ日本の一条項の資格をもらえるよみたいななかなかない学校だもんね。
全寮制という特性も相まって、海外大学進学という明確な目標に向かって集中的に取り組む環境を提供しています。進学先もオーストラリアやニュージーランドなど、進学先の多様化を体現しています。
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海外大の進学先の多様化と実利的な選択
QSトップ50合格実績だけでなく、その他の海外大への進学実績にも注目すべき変化が見られます。
北米からアジア太平洋地域へ
近年、トロント大学(カナダ)やオーストラリア、ニュージーランドといった、アジア太平洋地域の大学への進学者が増えています。

治安の問題などから北米から逃げてっていうのでニュージーランドとオーストラリアがグングン来るんじゃないでしょうか。
これは、治安の良さや、北米に比べて進学のしやすさといった実利的な理由で選択する学生が増えているためです。学校側にもこうした進学先のノウハウが蓄積され、結果として実績に結びついています。受験生自身が、伝統的な難関校だけでなく、「入りやすさ」と「その上の学校」という視点で大学を探す傾向が強まっていることが伺えます。
海外大を目指す帰国生が今すぐやるべきこと
海外大学への進学を視野に入れるなら、高校の提供するプログラムが「海外大合格に直結する勝ち筋」を持っているかを見極めることが重要です。

本当に海外っていうの視野に入れるならって話するとデュアルランゲージでIBやってる学校は外すもんね。
特に、IB校でデュアルランゲージ(二言語)でプログラムを実施している場合など、海外大への実績数が相対的に少なくなる傾向がある高校は、入学前に進学実績をしっかり確認することが大切です。高校入学前から、基礎学力の土台作りと資格対策を進めることをおすすめします。
- TOEFLやSAT対策:IBやAPの授業を深く理解し、海外大学に出願するためには、TOEFL iBTやSATといった資格試験のスコアが必須です。体系的な学習計画に基づき、高校入学前から準備を始めましょう。
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TCK Workshopの海外大学進学サポート
TCK Workshopでは、帰国生が海外大学への合格を掴むために、IB/AP/SATといった国際教育プログラムから、出願に必要な資格試験まで、完全1対1の個別指導でサポートしています。
TCK Workshopのサポート体制
- 国際プログラム対策:IBやAPの各科目を、最新のカリキュラムとPast Paperに基づき指導。
- 資格試験対策:TOEFL、SAT、英検など、出願に必要なスコア達成に向けた個別戦略を提供。
- 進路・履修相談:経験豊富なプロ講師が、IB/APの履修選択や志望大学に合わせた戦略的な学習計画をアドバイスします。
海外大学進学への道は、高校選びから始まっています。お子様の強みを最大限に活かした「勝ち筋」を見つけ、一緒に目標達成を目指しましょう!
まとめ
- 東京私立ツートップ(広尾学園・三田国際)がAP導入などで実績を圧倒的に伸ばし、特にQSトップ50への合格者数でダントツの強さを見せています。
- 地方のIB校は「一発強烈なシステム」としてIBを導入し、全国から生徒を集める「創生」の成功例となっています。
- 海外大進学では、トロント大やオーストラリアなど、実利的な選択肢が増えており、進学先が多様化しています。
- 高校選びにおいては、IBやAPといったプログラムが本当に海外大合格に直結しているか(出口戦略)を、入学前に確認することが重要です。

