はじめに:SATとは

「SATって何から始めたらいいの?」「今からでも間に合うの?」そんな不安を抱えている方へ。
SATはアメリカの大学進学を目指すうえで極めて重要な試験です。また、日本の大学でも帰国生入試や英語学位プログラムなど一部ではSATのスコアが必要になる場合もあります。特に、インターナショナルスクールや海外の現地校に通う高校生や、その保護者の方々にとっては、日本の入試とは形式も内容も異なるSATの攻略法に戸惑うケースが少なくありません。
この記事では、SAT対策のロードマップをわかりやすくご紹介します。0から始めても、1400点超を現実にする方法をお伝えします。
SAT対策の概要と重要性
SAT(Scholastic Assessment Test)は、アメリカの大学入試で広く採用されている共通試験です。試験はReading/Writing(言語)とMath(数学)の2セクションで構成され、1600点満点。
SAT高得点の重要性とは?
- トップ大学(Ivy Leagueなど)では1400点以上が出願基準ラインになることが多く、さらにトップ・オブ・ザ・トップのレベルでは、1500〜1550点を狙うような受験生たちとの競争になります
- 奨学金獲得や編入の際にもスコアは重要な指標
しかし、試験形式は日本の試験とは大きく異なります。SATでは長文読解力、論理的思考力、スピード、ケアレスミス防止が重視され、テクニックと戦略が求められます。
SAT対策のよくある悩み・課題
SAT対策を始めると、多くの人が次のような壁に直面します。

単語が難しすぎてReadingがまったく読めない
勉強しているのに模試のスコアが上がらない
Mathの英文問題が読み取れず、ケアレスミスを連発してしまう
正しい勉強方法や教材がわからない
忙しい日々の中で勉強時間が確保できない
実は、これらの悩みは非常に多くの受験生に共通しています。TCK Workshopに寄せられる相談のほとんどが、こうした内容に集中しています。
英語環境に身を置いていても、SAT独特のアカデミックな英語や論理的読解力、タイムマネジメントには別の対策が必要です。SATは「やみくもに勉強していれば上がる」試験ではありません。正しい戦略と学習習慣によってこそ、着実なスコアアップが実現できるのです。
SAT対策の成功のポイントと学習のコツ
SATで高得点を狙ううえで、最も重要なことのひとつは、「この試験には受験者を意図的に混乱させる仕掛けがある」という前提を知ることです。これはMathにもEnglishにも共通しています。
一見すると素直に見える選択肢の中に“ひっかけ”が巧妙に仕込まれていたり、本文の表現を少しだけ言い換えた“紛らわしい”設問が並びます。
だからこそ、私がよく生徒に例えるのは「種明かしを知ったうえでマジックを見ているような感覚でSATを見ることができれば、トリックに引っかからなくなる」ということ。仕掛けのパターンを理解することで、問題文の見方がガラッと変わり、正答率が安定してくるのです。
SATで1400点以上を目指すためには、やみくもな努力よりも、成功者たちが実践してきた”勝ちパターン”に沿った戦略が必要です。そこで、確実にスコアを伸ばす3つのステップをご紹介します。
ステップ1:現状把握と目標設定
模試やDiagnostic Testを通じて、まずは自分の現状を把握することが最優先です。実際に私が見ていても、自分が今どれくらい取れるのかということもわからずに、ただただ勉強を始めてしまう生徒が少なくありません。しかし、何よりも大事なのは現状と目標のギャップを明確に把握すること。このギャップを意識することで、やるべきことが具体的になり、モチベーションの維持や向上にもつながります。まずはReadingかMath、どちらが弱点なのかをしっかりと見極めましょう。
ステップ2:セクション別の対策法
Reading/Writing対策
難単語の丸暗記よりも、「文構造」と「根拠探し」を重視
Readingセクションで得点を安定させるには、単に本文を読むだけではなく、文章全体の流れを把握しながら、設問ごとに「どの部分に答えの根拠があるのか」を正確に見抜く力が必要です。私の指導でもここを最も重視しています。生徒には、問題を読む前に設問に目を通し、本文のどこに意識を向けるべきかを明確にするよう指導しています。
解き方の手順を固定化し、選択肢を絞るための「消去法」スキルも必須です。
Math対策
Mathセクションで点数を安定させるうえで、多くの生徒がつまずくのがケアレスミスです。私が生徒たちに必ず伝えているのは、「計算過程は端折らず、必ず設問の条件をもう一度確認すること」。
特に焦っているときほど、単純な見落としや早とちりがスコアを大きく左右します。私は問題を解くスピードよりも「設問を正確に読む姿勢」を大切にするよう指導しています。
英文の出題形式に慣れることで、計算能力そのものではなく、英語的理解力が問われていることがわかります
ステップ3:本番形式でのトレーニング
- 時間配分の管理(1問平均の制限時間を設定)
- 本番を想定した模試演習と、直後の復習(間違い直しのノート作成)
- 問題を「何となく」で解かず、「根拠と言語」を重視する習慣づけが何より重要
これが一人でできる子が、いわゆる“勉強上手”な子たちです。逆に、これらの一つでも自分では上手にできないのであれば、それを手伝ってもらうよう家庭教師や塾などにお願いすればいいのです。
最も避けたいのは、「何とか一人でやってみる」という中途半端な戦略です。もちろん時間やお金の事情はあると思いますが、自分に足りない部分をどう補うのかを冷静に考え、実行に移すことこそが、成功への最短ルートなのです。
TCK Workshopでの具体的サポート / 受講生の声・成功事例
TCK Workshopでは、海外・インター生のSAT対策に特化したコースを日々指導しています。現場で直接生徒たちと向き合っているからこそ、個々の課題や伸びしろを見極めながら、最短ルートでスコアを伸ばす指導ができるのです。
TCK WorkshopのSAT対策の強み
01
海外大学進学に精通した講師陣(SAT満点保持者含む)
02
Reading/Writing・Mathをそれぞれ専門のバイリンガル講師が担当
03
個別指導+グループ講座+模試復習指導まで一貫サポート
04
学習ログや進捗報告によるモチベーション維持支援
学年や目標点によって、対策のアプローチは大きく変わってきます。私は面談の段階で必ず「今どの段階にいて、いつまでにどこを目指すのか」を一緒に整理し、無理なく、しかし確実にステップアップできる計画を立てています。
- 高1・高2:基礎力の養成+Readingへの慣れ+語彙強化
- 高3前半:模試→弱点補強→スピード強化
- 高3後半:過去問中心の演習+本番対策
最適な学習計画をご提案するためにも、まずは現状の把握から始めましょう。
TCK WorkshopのSAT対策 受講生の声

「英語に自信があったのにReadingは歯が立たなかった。でもTCKのロジカルな解説で点数が安定し、最終的に1450点を突破できました」(バンコク在住 高校生)

「うちの子はMathが苦手でしたが、英文問題に慣れるトレーニングが効き、30点以上スコアが伸びました!」(シンガポール在住 保護者)
TCK Workshopを活用してSAT対策を万全に!
SAT対策は、正しいステップと継続的なサポートさえあれば、0からでも1400点超を十分に狙えます。
「今どの位置にいて、どこを目指すか」――その明確化がすべての始まりです。
TCK Workshopでできること
個別指導で弱点克服
模試を活用した実践的な対策
英語と数学の両面からサポート

私自身もTCK WorkshopにSAT対策を見てもらいました。宿題として問題を解き、授業内で先生に分からない問題の解説、それから次回同じタイプの問題を間違えないようにするためにはどうするかを考えていくことでどういった種類の問題を間違える傾向にあるかなどと、客観的に自分の状況を整理してくださるため、ものすごく勉強効率が上がり、一回一回の解く問題が全てスコアアップにつながっている授業をしてくださったおかげで1300点台から1450点まで伸ばすことができました。
帰国子女としての強みを最大限に活かし、志望大学への合格を目指しましょう!