啓明学院編入対策

特別目立った特徴はありませんが、数学については計算問題が10問ほどあり、一般的な試験に比べると多く、基本的な力を問うている問題が多かった印象です。しっかりとした真面目な生徒を求めているのでしょうか。英語も国語も一般的なレベルです。

学校に電話をかけてどんな単元が試験範囲として出題されるのかヒアリングしたことをベースに、どの単元まで学習していてどの単元から未習なのかを整理することからはじめました。すでに習っているところ、定期テストで出てくるレベルより少し難しい問題を課題として取り組んできてもらい、わからない問題があれば解説する形で復習を行いました。未習の部分については、最初から丁寧に基本問題に取り組みながら定期テストレベルの問題を一緒に取り組み解説し、課題で類題を解いてきてもらいわからない部分を解説していきました。

基本的に編入試験では出されない範囲である古文の単元ですが、中学2年生の編入でちょうど定期テストの範囲に含まれていたことを考え、最低限の知識を参考書を用いながら学習していってもらいました。加えて、漢字や語句についても暗記を進めていってもらいました。2ヶ月しかない中、まずは覚えれば失点を防ぐことができることから優先的に取り組んでもらいました。

現地校の宿題などもある中での受験対策で、タイムマネジメントもすごく難しい中、私が出す課題もしっかり毎回こなしてくれていました。授業中にすこしでも引っかかることがあれば、その場ですぐに質問してくれたので、授業を効率よく進めることができましたし、受験に間に合うように対策することができた要因だと思います。

特に数学については、一般的なレベル以上の計算力があったので、とても助けられました。計算力があったので、解法さえ理解すれば計算ミスで間違えることがなかったことは、対策を間に合わせることができた大きな要因です。