「先生。私もっと先生と喋りたい。他の人も一緒にやってみたい。」
英語ディスカッションは有効か?
英語運用能力を高めたい場合、英語によるディスカッションを推奨をすることがあります。
ディスカッションは単なる英会話ではなく、渡されたテーマに対して意思決定をすることを主な目的とする対話が必要となります。それをするには、他人の話を理解し共感する力、論理的思考力、そして合意形成をする力が必要となります。そう。こう聞いただけでもかなり高度な対話力が求められるのだなぁ…とわかります。
「英語が話せるから楽勝」とか「英語ができなければ英語ディスカッションはできない」とか「英語でディスカッションをやれば英語が上手になる」とか。多くの人がこのような勘違いをします。英語(英語でやる場合は)はディスカッションに必要なツールでしかなく、必要な能力はむしろ自分の持っている知識を上手にアウトプットする力です。
少し乱暴な言い方をすると「頭の良さ」が必要になります。そして、「英語力=頭の良さ」ではないんです。
多くの生徒が「適切な伝え方がわからない。上手に伝えられない。」と頭を悩ませます。それはアウトプットの練習が足りないからだ、と英語を話すことに躍起になるわけですが、実は多くの子が陥りがちな間違いがここにあります。
この間違いに気づかないままでいると、いくらアウトプットの練習したところで、ディスカッションは一向に上手にできるようにならないんです。
なぜディスカッションが上手にできないか?
ディスカッションが上手にできない理由の原因の多くはアウトプットではなく、インプットの少なさにあります。
アウトプットの質はインプットの量に必ず影響を受けます。知識を詰め込んだりするインプットが今の時代に合っていない教育だ、などと敬遠されがちですが、インプットなくアウトプットは無謀ですし薄っぺらい話ししか出てきません。アウトプットが上手な人達は周りよりインプットにも力をいれているわけです。そう、インプットが多い方が有利に決まっているわけです。
そう、ディスカッションの練習は実はインプットを鍛えるものなんです!
ディスカッションを単なるアウトプットの練習として捉えるのではなく、(勿論アウトプットの練習にはなりますが)むしろ様々なトピックについて学ぶ場としてインプットを増やす練習として捉えると、取り組み方も大きく変わります。
ディスカッションを通して、様々なトピックに触れ知識の幅を広げる。引き出しをどんどん増やしていくわけです。そして、積み上げていく知識はいずれそれぞれが繋がっていきます。関係のないトピックのように見える複数の事柄があるテーマの中では密接に関係することだってあるわけです。人生のどこかで見たこと、聞いたこと、学んだことが自分の知識となりそれらを用いて様々なことを比較したり類推したりするようになるわけです。
ここまで出来れば、あとはどのように対話を展開させていくかを学べば、幅広いトピックでディスカッションができる能力が備わります。そして、これこそが将来どこにいっても武器となる能力になります。
中1までに帰国した場合の英語維持は難しい…!
小学生の間に、または中学入試で帰国する。帰国したては恐らく周りの子たちよりも圧倒的に英語ができている。英語で話せて、議論できて、交渉ができて、いろんなことができます。ただやはりそれまでのインプット量はたかが知れているわけで、何もしなければ子供の英語に留まってしまうことが普通です。
もし、日常会話での英語以上を追求したい場合は、このインプットが非常に重要になります。中高生の時に様々な知識をどれだけインプットするかがそのままその後のアウトプットの質に影響を与えます。帰国生なりに海外から持って帰ってきた英語力の「種」にどのように水をやるのかで、どのような花が咲くのかが変わるわけです。
TCK Workshopでは、帰国生に特化したマンツーマンレッスン以外に、多読、ディスカッション、Writing講座といった講座を取り出して用意しております。
そしてついに来たぁ!ディスカッション講座開講!It’s a Small World!!
お伝えした通り、ディスカッションはただ「お話をする」だけではありません。
ディスカッションの準備をするにあたり多くのことをインプットしそれらをアウトプットする手段や手法について学んでいきます。受験ではディベートやエッセイといったアウトプットを求められることが多いですが、こういった多くのことが周りの人よりも上手にできるようになることが期待されます。
この講座をご受講いただくことで、生徒の英語力が磨かれるだけでなく、若く小さいころから社会問題を多面的に捉えて、自分ごととして認識できるように子供に成長してほしい。
世界の社会問題を自分ごととして捉えて、海外経験や様々な視点に基づいた「意見」や「考え」を持つこと。そしてそれを、聞き手にもスムーズに伝わる「発信力」を、本講座を通して身につけていただけたらと思います。
何かを学ぶとこんなに知らないことあるんだ!世界って広いな!と思うことでしょう。
ただ、知れば知るほど、実は、なんて世界は狭いんだろう!なんて我々は小さい世界で生きているんだろう!と、もっと周りの世界や人々のことを自分事のように捉えられると私は思います。そう、It’s a small world!
TCKディスカッション講座監修
トッププロ講師 瀧澤真結
講座内容
3日間完結の講座。日本語&英語両言語で学び、考え、表現するまでの一連の学習体験を凝縮します。
帰国生ならではの学び方。それは両言語を使えること。これこそが最大の強みなのではないでしょうか。「両方とも中途半端で…」と悩む生徒も多いでしょう。
ただ、これは裏を返せば強みになります。学ぶ時に言語の縛りなんて必要ありません。インプットは日本語で、アウトプットは英語で。なんていうバイリンガルは世界中に沢山います。
大事なのは、インプットしたことを解釈をし表現する能力です。
「社会的問題」について取扱い、インプット→アウトプットまでのサイクルを繰り返して学習していきます。以下のような、TED Educationより具体的な社会問題や関心事を選定していきます。
用意している12のテーマは下記の通りとなります。
健康 | 環境 | 経済 | 教育 |
ジェンダー | メディア | 政治 | 文化 |
社会 | 歴史 | サイエンス | 芸術 |
夏休みに特別講座を実施します!
今回は次のトピックです。
第一回:テクノロジー How will AI change the world?
・AIって何?
・ChatGPTなどAIを使った最新技術って何がすごいの
・AIと共生していく社会について
第二回:宇宙開発 NASA vs. SpaceX – what’s the difference?
・NASAとSpaceXって何?
・宇宙開発の発展(一般人が宇宙へ行けている!?)
・今後の宇宙と地球の関係性ってどうなるのか
1回目は主にインプットメインの授業となります。TEDの内容確認を行ったり、ニュースの記事や日本・在住国の情報などを吸収、シェアしてトピックに対する基礎知識を深めます。
2回目にGuided Questionに沿ったディスカッションを生徒主体で行います。15分ディスカッションを2セット+講師によるフィードバックや振り返りなどといった授業内容となります。
3回目は個人別のプレゼンテーションをしていただきます。インプットやディスカッションを通して得たいろんな意見を元に「自分の意見・主張」を最後にまとめ個人による発表を英語でしていただきます。
受講者対象
小学校4年生〜6年生で以下のような生徒に推奨します
・帰国受験を控えていて、エッセイの内容を深めたい
・英検2級は合格している。ただ英検準1級の概念理解になかなか伸び悩んでいる
・アイディアは頭の中にあるものの、人見知りでアウトプットが上手にできない
中学1年生〜3年生で以下のような生徒に推奨します
・帰国受験を控えていて、エッセイの内容を深めたい方
・帰国後、日本の公立中学校に通っていて、せっかくの海外経験を大事にしきれていない方
・帰国後、英語をめいいっぱい使う機会が無くなっている方
・赴任して間もなく現地校に通っていて、英語でのアウトプット力に伸び悩んでいる方
・英検2級程度
※参加できるレベルなのか不安な方は遠慮なくこちらをクリックして直接お問い合わせください。
開講スケジュール(予定) ※すべて日本時間
AM枠(オンライン)
日本時間 7月25日(火)〜27日(木) 9:00〜10:00
PM枠(対面@自由ヶ丘オフィス)/※希望者が多ければオンラインへ変更
日本時間 7月31日(月)〜8月2日(水) 17:00〜18:00
※AM枠・PM枠いずれも「3日間」の講座となります。3日間参加できる日程をお選びください。
※最少催行人数は「4人」となっております。お友達を連れてのご参加も可能です!
※申込みが最少催行人数に達するまでは開講されません。達し次第、順次ご案内いたします。
料金
24,000円(+税2,400円) / 3回