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英語の優遇措置がより厳しくなったことからも人気急騰がしていることが伺えます。もう既に準1級を取らないといけない競争になりつつあります。

2025年度の帰国生入試日程は以下の通りです。

帰国生　第1回　11月24日（日）
帰国生　第2回　12月15日（日）
帰国生　第3回　1月12日（日）

日程	試験
帰国生　第1回　11月24日（日）帰国生　第2回　12月15日（日）帰国生　第3回　1月12日（日）	インターナショナルAdvanced（AG）英語筆記* 英語エッセイ英語・日本語面接（本人のみ） CEFR B1 以上のスコアを提出した場合は、英語筆記試験は免除となります。なお合否判定は、CEFR B1：80 点　CEFR B2：90 点　CEFR C1：100 点で行います。

今年のエッセイサンプル問題をご覧になりましたか？

これは…明らかに算数だ！

算数の問題の解法を英語で解説をする文章を作ること。というのがテーマになっているようです。

これまで英語エッセイでは、「これまでに経験したこと」や「将来やりたいこと」などがテーマとして出題され、所謂典型的で書きやすいエッセイ課題であったかと思います。

例えば、2024年度受験の時の学校から配布されたサンプル問題では、

Write a response to one of the following prompts.
Explain pollution to a visitor from another planet.
Share a time when you used math outside school.
Describe how to pack for a camping trip.

これらであれば英検など含めて英語を勉強する中で多くの生徒達がトレーニングを積まれているのではないかと思います。

しかし、ガラッと問題の傾向を変えてくるようです。Mathの問題を英語で解説する。英語力そのものを確かめているのではなく、英語で何かを学ぶだけの英語力がありますか？ということが問われているようです。

英語で説明するんだから英語を勉強をしていればできるでしょ。
…
…
本当にそうでしょうか？

数学を英語で教えている数学の先生として断言します。算数は算数。英語は英語です。算数では算数を表現するための英語力が必要になります。物語や説明部を読むための英語とは全く異なります。

英語が喋れる生徒でもこれが上手にできない子はいくらでも存在します。理由は簡単で、みなさんが日々塾に行って努力して磨き上げている「英語」ではないからです。

まず、そもそも問題を理解して解けるだけの算数の基礎が必要です。
そして、MathにはMathの専門用語や独特（そして自然な）言い回しがあるんです。
リッチなボキャブラリーとか体裁のいい表現技法など一切必要がないですからね。
算数の説明では、算数の教科書に出てくる文体が一番しっくりくるわけです。

「ＡさんとＢさんの持っている金額の差はＣさんの20％に相当します。」
「AとBは正比例の関係だから、Aが2倍になったらBも2倍になる」
「Aに3分の2の逆数を掛け算したらBになる。」
「AはBの速さの2倍の速さで追いかけた結果、Aはゴールの100メートル前の地点で追いつきました」
「Aの全体に対する割合がわかれば全体の数が計算できる」

など、英語に自然に訳せますか？

…

そう。こういった文章って英語の授業ではまあ扱わないですよね？

普段英語で算数を勉強しています。という場合は除いて、帰国が早く日本語で算数を1，2年間学んでいる場合は、特に気を付けなければなりません。決して難しいものではありません。誰もが一つの解釈として捉えられる解説を書けるようにすればいい訳ですから。

様々な問題を通して練習して試験に万全に備えてみましょう！