はじめに――開智日本橋学園について
開智日本橋学園中学・高等学校(以後、開智日本橋学園)は「自分で考え、判断し、主体的に行動する」を合言葉として、自律性のある生徒を育成している中高一貫校です。
国際バカロレア教育を学校全体に取り入れている開智日本橋学園では、国内の大学、海外大学への進学にどちらも有利な探究型の学びを提供しています。
日本の中学校入学を期に帰国して、どのような学校がいいか迷っている方のために、今回は帰国子女の英語力維持・向上に特化している開智日本橋学園についてまとめました。
英語で学ぶ!開智日本橋学園のイマージョン教育
日本に帰国すると「英語を忘れてしまう」「英語力が低下してしまう」という点が心配な帰国生は多いのではないでしょうか。
開智日本橋学園では、教員の24%が英語で授業を行うことができ、生徒が英語を学ぶだけではなく、英語で学ぶ学習にとても力を入れています。
美術、技術・家庭の授業はすべてのコースで英語で行われ、ホームルームも英語、休み時間にも英語を積極的に使う生徒が多いことが特徴です。
英語の授業だけではなく、他の科目でも英語を実際に「使う」ことで、英語をより身近に感じる環境ができており、英語でのコミュニケーション力が育つのです。
こうした、英語で学ぶ「イマージョン教育」により、開智日本橋学園の帰国生は、英語力を低下させずに、維持、むしろ向上できる環境に身を置くことができるのです!
開智日本橋学園の3つのクラス
開智日本橋学園では
- リーディングクラス(LC)
- デュアルランゲージクラス(DLC)
- グローバルリーディングクラス(GLC)
の3つのクラスがあります。どのようなクラスなのかみてみましょう。
リーディングクラス(LC) | 国内の難関大学を目指し、IB教育を取り入れた主体的な学び。中1〜高1の4年間で高校2年生までの内容を学習する。 |
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デュアルランゲージクラス (DLC) | 国内で教育を受けた生徒に対して、日本語をメインにしつつ、少しずつ英語での授業を目指すクラス。生徒の英語力に合わせ、中学1年生の途中から英語での授業になる。 |
グローバルリーディングクラス (GLC) | 帰国生やインターナショナルスクールに通っていた生徒が英語を指導言語として学べるクラス。 |
パンフレットに記載されている中学3年生の時間割例をみると、英語での授業がとても多く、帰国しても英語の維持が可能な仕組みになっています。
国際的に認められる大学入学資格が取得できる、ディプロマプログラム
高校2年生になると、さらに細かくクラスが分けられ、リーディングクラス(LC)の生徒は
- 私立系コース
- 国立文系コース
- 国立理系コース
- 医学系コース
の中から、デュアルランゲージクラス(DLC)かグローバルリーディングクラス(GLC)に入学した生徒は、上記4コースに加え、DPコースという選択肢が加えられた5コースの中から、それぞれ自分に合ったコースを選択します。
DP(ディプロマ・プログラム)クラスではIBプログラムのもと、高度な内容を学び、IBDPという国際資格を得られるため、海外大学への進学に向いています。
IBとは、国際バカロレアのことであり、国際的な場面で活躍できる人材を育てる教育プログラムです。IBには50年以上の歴史があり、海外ではもちろん、日本でも多くの学校で導入が進められているプログラムです。
また、実際に海外大学に通っている大学生との交流会やセミナーが開催されるなど、開智日本橋学園では、DP生の海外大学への進路サポートが充実しています。
DLCかGLCで入学すると、このように選択肢が増えるので、興味のある方はぜひ将来の進路を考えて受験に臨みましょう!具体的にどのようなプログラムか、気になる方は、上記の関連記事や開智日本橋学園の公式ホームページをご覧ください!
日本にいながら英語で他科目の授業を受けることができるこちらのIBコース。帰国生には非常に魅力的なクラスですが、その分入学試験のハードルも決して低くはありません。詳しくは受験情報の項目にて後述しますが、英語のエッセイライティングや日本語での数学・国語などもありますので、早いうちから対策を行っておきましょう!
弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣が、皆様の学校選びから筆記試験および面接対策までしっかりとサポートさせていただきます!「今の英語力でIBの英語授業についていけるかな……?」など、無料学習相談にて一人ひとりのお悩みを解消します。是非お気軽にお問い合わせください。
開智日本橋学園の大学進路実績について
開智学園は日本橋を含め、6つのキャンパスがあります。
今回紹介している開智日本橋学園は、1905年に日本橋女子学校として開校し、2015年に共学化、国際バカロレアMYP候補校に認定され、現在の開智日本橋学園中学校に改名されました。
ここでは、開智日本橋高等学校の大学進学実績について見ていきたいと思います
2022年度卒業生 | 168名 |
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国公立 | 20名 |
医学部医学科 | 4名 |
早慶上理 | 46名 |
GMARCH | 89名 |
海外大学 | 16名 |
国公立大学、難関私立大学、GMARCH、などで多くの合格者がでていますね!開智日本橋学園はIB教育、特にディプロマプログラムを取り入れているため、海外大学の合格者も16名輩出しています。国内外問わず、将来の選択肢が広がるという点で、とても魅力的な学校ではないでしょうか!
開智日本橋学園の受験情報について
偏差値56-58の開智日本橋学園の入試試験はどのようなものなのか、ここでは特に、帰国生に向いている「GLC」コースの入試情報についてまとめました。
帰国生入試はGLCのみ募集している(定員20名:一般入試を含む)ので、LC、 DLCを希望する方は一般入試の受験が必要です。
GLC帰国生入試
応募資格 | 海外生活1年以上、帰国後3年以内(応相談) または国内のインターナショナルスクールに6年間在籍 |
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試験科目 | 英語エッセイライティング(50分) 国語(30分) 算数(30分) 口頭試問・面接(英語・日本語) |
エッセイライティング | 英検2級程度、400wordsの文章を読み、自分の意見を英語で述べる。 |
国語、算数 | 小学校で学ぶ程度の基礎学力問題 |
面接 | 受験生のみ、10分程度の面接 |
これに加え、提出書類として英検などの語学資格が任意となっています。
GLC一般入試
試験科目 | 英語エッセイライティング(50分) 国語(50分) 算数(50分) 面接(英語・日本語) |
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エッセイライティング | 英検2級程度、400wordsの文章を読み、自分の意見を英語で述べる。 |
国語、算数 | 小学校で学ぶ程度の基礎学力問題 |
面接 | 受験生のみ、10分程度の面接 |
国語と算数の試験時間が50分となる以外は、帰国生入試と同じです。
帰国生入試でも、一般のGLC入試でも、どちらも国語と算数が必要となります。
国語に苦手意識のある方や、「受験算数」の勉強をしたことのない方は、対策をはじめましょう!とはいえ、海外にいながら日本の中学校向けの受験勉強をするのは大変ですよね。
- 「近くに受験に対応できる塾がない…」
- 「どんなテキストを使って勉強すればいいかわからない…」
など、海外での受験勉強にお悩みの場合は、ぜひお気軽に弊社TCK Workshopにご相談下さい!一緒に学校選びや、合格するためのプランを考えましょう!
開智日本橋学園のまとめ
- リーディングクラス(LC)、デュアルランゲージクラス(DLC)、グローバルリーディングクラス(GLC)の3コースで自分に合った環境を選べる
- 英語を学ぶだけでなく、「英語で学ぶ」イマージョン教育
- 高校ではIB教育を取り入れ、国際資格DPを取得することも可能
- 難関国公立・私立に留まらず、海外大学の合格実績もあり
開智日本橋学園 では、英語で学べる授業が豊富であるため、帰国しても安心して英語の維持そして向上ができる学校です。是非、帰国後の進学先として、開智日本橋学園を視野に入れてみてはいかがでしょうか。