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はじめに

この記事を書いた人
水田 早枝子
水田 早枝子 TCK Workshop 代表

子供時代にものすごく苦労をしながらバイリンガルになりました。生徒さんひとりひとりの長所や、克服したい課題、いま感じていることを尊重し、自信がつくように指導しています。絵本でも、東大入試でも、勉強を通じて開けるのは自分だけの明るい可能性です。私達と一緒に勉強を始めましょう!

先週木曜日、カリフォルニア大学(UC Berkeley, UCLAなどの名門校を含む、カリフォルニア州立リサーチ大学の総称です)から大きな発表がありました!コロナウィルスによる今年度だけの対応、というわけでもなく、今後の入試方針についてもアナウンスを出しているので、解説します!

カリフォルニア大学 SAT試験への対応は?

今年と来年の受験生は、SAT/ACTのスコアを出さなくてもよい、という内容です!

それ以降も、SAT/ACTにはもう戻らない、というのも大きなポイントです。

(最終閲覧:日本時間 5月22日 15:00)

コロナウィルスの影響でSATの試験が続々とキャンセルされ、今年は百万人以上の受験生がSATを受験できない状況になっていると言われています。

それを受け、ハーバードやコーネル大学といった名門私立大学は、今年の受験生に対してSAT/ACTの提出義務を免除。

名門州立大学の代名詞であるカリフォルニア大学群も、いずれは同じ決断をするのではないかと噂されていました。

しかし、反対意見も多かったのです。

カリフォルニア大学群は、22万人以上が受験するマンモス校。これだけの受験生を、客観的・数値的な基準なく、公平に選考するのは困難を極めるはず。

そこに来て、この「SAT/ACTスコアは提出しなくてもよい」という発表は、SATが受験できずに困っていた受験生には朗報といえます。

また、カリフォルニア大学で特徴的なのは、コロナの影響を直接的に受けている今年と来年の受験生に限らず、未来の受験生に対しても、段階的にSAT/ACTスコアの提出を廃止してゆくというもの。(2022年以降、カリフォルニア州内の高校から出願する受験生は、選考にあたりテストスコアを見ないと決まっています)

カリフォルニア大学を目指す高校生は、この発表をどのように受け止めるべきでしょうか?

追記:発表内容の和訳

2021年秋と2022年秋の受験生は、試験選択制になります。各キャンパスは、志願者がACT/SATテストのスコアを提出することを選択した場合、選考の検討に ACT/SATテストのスコアを使用する選択肢を持つことになり、理事会の決定を実施するための適切な方針と手続きを策定することになります。

2023年秋と2024年秋の受験生は、テストブラインドです。キャンパスは、カリフォルニア州の公立および独立系高校の志願者を対象とした入学選考において、テストのスコアを考慮しません。テストのスコアは、コースの配置、特定の奨学金、州全体の入学保証の受給資格など、他の目的のために考慮される可能性があります。

新しいテストの導入を検討します。2020年夏から2021年1月までに、カリフォルニア大学は、カリフォルニア州の新入生の習熟度を証明するために、カリフォルニア大学が学生に期待する内容に沿った新しいテストを特定するか、または作成するプロセスを実施します。

ACT/SAT のテスト要件の撤廃。2025年までにカリフォルニア州の学生は ACT/SAT を使用しなくなり、カリフォルニア大学の大学入学準備を測るための新しい UC 公認テストが必要となる。しかし、2025年までに新しいテストが実現不可能であるか、または準備ができていない場合、カリフォルニア州の学生は、新入生入学のためのACT/SATを考慮しなくてもよい。

筆記試験の廃止。大学は、カリフォルニア大学の学部入学に必要とされる SAT Essay/ACT Writing Test を完全に廃止し、2021 年秋の入学にはこれらのスコアは一切使用しない。

SATスコアを利用しない場合、評価はどうなる?

まず大前提として、この数年は過渡期である、ということを念頭に置きましょう。長年、大切な評価基準であったSAT/ACTが無くなるので、多少の混乱は避けられません。

評価基準がわかりづらくなったり、新しい基準が設けられる可能性もあります。確実に合格を狙いたい人は、評価されうるものを全てできるだけ高いレベルで準備しましょう。

現時点での私の見解は下記の通りです!

GPAの重要度があがる!

SAT/ACTを提出しないということは、学力を証明する唯一の方法がGPAになります。通常科目の成績はもちろん、AP科目の重要度が上がると予測されます!

特に、カリフォルニア州外の高校や、日本の高校の成績は、カリフォルニア州立大学にとっては評価が難しいものです。

SAT/ACTを以前ほど評価してもらえないのなら、共通の基準で評価されるAPを1科目でも受験することによって、実力を示しやすくしましょう!

AP科目は、学校のサポートがあれば一番ですが、日本ではまだほんの数校しか実績がありません。

TCK Workshopでは、AP English and Compisitionのグループコースを開講していますし、数学が進んでいる高校に通っている方は、その知識を生かして個別指導でCalculusAB/BC対策を進めましょう!

SATで高いスコアが狙える受験生は出した方が安全

発表では、今年と来年は、SAT/ACTを『合否および奨学金の付与の決定のために参考にふる可能性がある』と記載されています。

つまり、SAT/ACTの提出義務はなくなるのですが、いいスコアを出せば有利に働くことご期待できます。2020-2021年の受験生で、SATで高い点数が取れる人、高校の成績に強い自信がないひとは、提出するに越したことはないでしょう。

SAT Essayから解放されよう!

独特の形式で苦手に感じる方も多かったSAT Essayは、今年度から一切考慮されなくなる、と記載されています。Essayを求める大学はいよいよ少数になりました。志望校の要件を確認して、必要がない方は、Essay対策の時間を違う勉強に投じましょう!

今後の続報に注目!

発表には、SATに代わる試験を作ることを検討しているという内容の声明もでています。

一体どんな試験になるのか、対策する時間があるのか気になりますね。大学ごとにそれぞれ違う2次試験があたりまえの日本の感覚からすると、そこまで不思議な現象ではないのですが、アメリカの大学にとっては新たな挑戦です。

また、SAT/ACTを使わない試験体制に困難が生じたら、今後この決定がまた方向転換する可能性だってあります。

続報を待ち、GPAアップやAP対策、エッセイ対策をぬかりなく行っていきましょう!AP、TOEFL、学校の勉強の成績アップ、エッセイに関して不安があったら、無料学習相談で個別に相談し、体験授業をうけてみてください!

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