はじめに――海城中学について

海城中学校(以後、海城中学)は1891年に創設された男子校であり、テレビ番組「THE名門校」の名門クイズ対決で優勝している海城中学の生徒たちの姿をみたことのある方もいるかと思います。

海城中学対話的なコミュニケーション能力・コラボレーション能力の「新しい人間力」課題設定・解決能力の「新しい学力」を大事にしている学校です。

タイトルにあるように、東京大学に合格している生徒も多く、一般的にもとても優秀な学校というイメージが強いのではないかと思います。

今回は海城中学

  1. 英語教育
  2. グローバルプログラム
  3. 大学合格実績
  4. 帰国受験情報

についてまとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

海城中学の英語教育

海城中学では、英語の4技能をしっかりと身に付けるために、中学1年は週に6時間中学2年は7時間ほどの英語の勉強をしています。

異文化理解も自国の理解も大事にしており、英語の授業は帰国生と一般生が同じクラスで授業を受けます帰国生が一つのクラスに集まらず、均等に入るように編成をしているところも特徴です。

高校1、2年生全国高等学校生徒英作文コンテスト入賞するなど、高い英語力を持っています。また、海外大学に進学したいと思っている方には、そのようなサポートをしてくれる中高英語アドバンスト講座というものもあるそうです。

英会話の授業では、帰国生など英語が特にできる生徒に対して、少人数の英語の取り出し授業があります。

英語を話す機会があるという点では、この英会話の取り出し授業で帰国生の英語は維持・向上ができるのではないかと思います。しかし、英会話以外の英語の他の授業は取り出し授業ではないため、もし英語の向上をしたい場合は、次に紹介するグローバルプログラムに積極的に参加すると良いのではないでしょうか!

海城中学のグローバルプログラム

次に、海城中学校グローバルプログラムについて、3つ紹介します。

アメリカ研修

中学卒業後の3月下旬アメリカのバーモント州に1週間ホームステイをするプログラムです。

ホームステイをしながら、セントジョンズベリーアカデミーにホストファミリーの子供と一緒に通学します。ホストファミリーとアメリカの学校を通うことにより、家でも学校でも英語を使うため、自分自身の英語力を再確認し、異文化理解もできるようになります。

イギリス研修

イギリス研修は高校1年と2年を対象とするホームステイプログラムです。

生徒は2週間、イギリスのモーバンという町で過ごし、現地の先生と交流したり、観光、ホストファミリーとフットボール大会に参加するなど、楽しみながらイギリスで英語力を身につけることができます。

学校公式HPの方で、2019年度イギリス研修の14日間が日記のように掲載されていますので、興味のある方は、ぜひ読んでみてください!

イングリッシュキャンプ

イングリッシュキャンプでは、ネイティブの先生と中学2年の生徒が3泊4日英語漬けで過ごします。

こちらは海外に行かずに実施できるため、他の生徒とも一緒に英語を使いながら、ネイティブ教員と勉強ができます。英語で演じる短い劇などのアクティビティを通して、生徒たちは英語を学びます。

さて、グローバル教育に力を入れ、このように様々な留学・研修プログラムが用意されている海城中学ですが、帰国生入試では日本語の算数が必須科目となっています。長く海外に滞在していた方など、日本の受験算数に慣れていない場合はしっかりと試験対策をしておくようにしましょう!

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海城中学の大学合格実績

偏差値が66である海城中学大学合格実績をみてみましょう。

東京大学57名(現役46名)
京都大学8名(現役8名)
一橋大学11名(現役9名)
東京工業大学10名(現役8名)
国公立大学185名(現役136名)
早稲田大学167名(現役113名)
慶應義塾大学149名(現役106名)
GMARCH182名(現役87名)
海外大学20名(現役20名)
2022年度

東京大学に現役46名も受かっており国公立大学は136名現役で合格している、とてもレベルの高い大学合格実績ですね。

海外大学も20名現役で合格しており、2020年度にはハーバード大学の合格者も輩出しています!

英語の取り出し授業が少ないにもかかわらず、海外大学の名門学校に合格できているというところに、海城中学の基礎学力の高さが伺えます。

海城中学の受験情報

最後に、海城中学受験情報を確認しましょう。

海城中学4科目の一般入試に加え、帰国生入試もあり、30名を募集しています。

帰国生特別入試(中高一貫・特別選抜クラス)

資格海外在住2年以上、2020年7月1日以降に帰国
試験科目いずれか選択
A方式 国語(50分:120点)、算数(60分:120点)、面接(10分)
B方式 国語(50分:60点)、算数(60分:120点)、英語(40分:60点)、面接(10分)
補足国語・数学についてはA・B方式で問題共通
英語:自由記述の作文問題
英語検定の資格などの加点なし
面接:日本語、受験生のみ。「生活していた国や地域と日本との違い」について2分程度のスピーチ(日本語)、メモ不可
2023年度募集要項(予定)

国内のインターナショナルスクールに通っている方は受験できないという点にご注意ください。

A方式もB方式も国語と算数は同じものが出題されますので、二つの方式の違い英語を入試で使うか使わないかです。

ホームページによると、A方式海外の日本人学校に通っていた生徒や、英語圏ではない国の現地校に通っていた生徒のためのものだそうです。B方式は、英語圏の現地校やインターナショナルスクールに通っていた生徒を対象とするため、英語が問われます。

A方式では国語と算数は120点分ですが、B方式では、算数120点、国語60点、英語60点なので、B方式を受ける方は特に算数に力を入れて勉強する必要があります。

偏差値も高い学校なので、しっかりと受験対策を行う必要があるでしょう。

海城中学のまとめ

海城中学のポイント
  • 帰国生と一般生は基本的に同クラス英会話のみ帰国生の取り出し授業あり
  • ホームステイやキャンプなど、実際に自分の英語力を試す場が多く用意されている
  • 東大現役46名合格と、非常に優れた大学合格実績海外大学合格者も20名、2020年度にはハーバード大学の合格者も!

海城中学に通っていた生徒の大学合格実績は非常に魅力的ですね。

海城中学に受かるためには、算数の対策が不可欠です。A方式でもB方式でも、算数の問題は避けて通れず、点数割合も高いため、受験算数の対策をするのが大切になります。

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