はじめに

北米ボーディングスクールへの留学は、教育の質や進学実績から高い評価を受けています。しかし同時に「学費が高いのでは?」という不安の声も少なくありません。本記事では、実際にかかる年間費用の内訳や、返済不要の奨学金制度(ファイナンシャルエイド)の仕組みについて詳しく解説します。費用面で迷われている方も、現実的な選択肢を知ることで安心して検討できるようになるはずです。

前回の記事では、ボーディングスクールの魅力や教育環境について解説しました。まだご覧になっていない方は、ぜひ先に読んでみてください。

こちらの記事は、北米ボーディングスクール留学サポートを専門に行っているField Across の代表である三原卓也氏との合同ウェビナーをもとに作成しています。

TCK Workshopは、Field Acrossと提携し、北米ボーディングスクールへの入学検討から出願準備、学業サポートまで一気通貫でサポートしています。


北米ボーディングスクールの年間費用

学費(Tuition)

ボーディングスクールの年間学費は、かつては 5万ドル前後が高額ラインとされていました。しかしここ10年で相場は上昇し、現在では6万〜7ドルが標準、学校によっては 8万ドル近く になることもあります。

学費に追加して、以下の費用がかかります。

ESLサポート・雑費

  • ESL(英語サポート)年間5,000〜7,000ドル程度。入学時にプレイスメントテストが実施され、その結果により英語力が十分でない生徒にはESLが必要と判断されることも。
  • 保険料年間1,500〜2,000ドル程度。怪我や病気の際の医療費などを全てカバー。
  • その他:年間3,000ドル程度。教材費や洗濯代、IT使用料など。

渡航費・生活費

ボーディングスクールは基本的に寮生活ですが、長期休暇(夏・冬・春)には帰国や滞在先手配が必要です。

  • 年3回の長期休暇時の往復航空券
  • 小遣いやアクティビティ費用(基本的には授業料に含まれるが、一部追加費用あり)

こうした総額を踏まえると、年間の目安は 約7〜8万ドル(1,000万円超え) となります。大変高額ではありますが、スイスのボーディングスクールと比べ北米ボーディングスクールではアクティビティ等の費用は学費に含まれている場合が多いため、追加で費用がかかることは少ないです。


返済不要の奨学金制度(Financial Aid)

申請の仕組み

ボーディングスクールの多くは、家庭の経済状況に応じて返済不要の奨学金を提供しています。申請にあたっては以下の詳細情報を提出します。

  • 家庭の収入・資産(預金・不動産・自動車の査定額まで提出するケースも)
  • 家族構成(兄弟が多い方が有利になることも)

これらの情報は第三者機関が審査し、学校へ「必要額」を提示します。その上で学校が最終的に支給額を決定します。

支給額の目安

  • 奨学金は多くもらえても学費の 50%が上限と考えるのが現実的
  • 実際には 5,000ドル〜2万ドル程度 の支給が一般的
  • 運よく3.5万ドル(総額の半額)を得られれば「大成功」

Need Based方式

奨学金のほとんどは「Need Based(経済状況に基づく支給)」です。どうしても学費を支払うことが困難と思われるご家庭に優先的に奨学金が与えられます。大学で見られる「メリットベース(成績・スポーツ実績による支給)」はごく一部に限られます。


奨学金は合否に関係する?

気になるのは「奨学金申請が合否に影響するのか」という点です。学校は公式には否定しますが、実際には以下の傾向があります。

  • 同等の条件の2人がいた場合、Full Pay(奨学金不要)の家庭が優遇されやすい
  • 奨学金申請は「合格可能性を下げる」要素となり得る
  • ただし、人気が集中しない学校や「優秀な留学生を積極的に受け入れたい学校」では奨学金を手厚く支給するケースもある

奨学金活用の戦略

  • 初年度はFull Payで入学し、2年目以降に申請する 方法もある(生徒が学業で良い成績を収めたり、学校生活で良い行いをしていることが前提)
  • 家計状況の変化(収入減少や学費値上げ)を理由に申請できる
  • 一度支給された奨学金は在学中も継続してもらえるケースが多い

留学費用を考える上でのチェックポイント

  • 学費だけでなく、渡航費・保険料・休暇中の費用 まで見積もる
  • 奨学金は「期待しすぎず、得られればラッキー」と考える
  • ESL不要を目指して英語力を高めておくと、費用を抑えられる
  • 学費は毎年 3〜5%値上がり するため、複数年の総額を想定する

奨学金を検討に入れれば手が届く

北米ボーディングスクールの学費は確かに高額ですが、ご家族の経済状況によっては奨学金やファイナンシャルエイドを活用することで負担を軽減することが可能です。全額をカバーする制度はほとんどありませんが、 「半額支給+戦略的な申請」 によって現実的な選択肢になりえるかもしれません。

費用と奨学金制度の全体像が見えてきたら、いよいよ次の関心事は「どうやって出願するのか」になるはずです。学校選びの基準から、出願までのステップや必要な書類を具体的に解説した記事を用意しています。

TCK Workshop・Field Across のボーディングスクール留学サポート

TCK Workshopでは、北米ボーディングスクール留学サポートを専門とするField Acrossと提携し、留学を目指すご家庭に向けて、次のようなサポートを提供しています。

Field Across

  • 留学に向けた個別コンサルティングの実施:ご家族のイメージされている留学、 その後の将来のお考えについてお話を伺います。
  • 入学前のサポート:留学するまでに必要な事務手続きや書類サポート、学校選びから受験、そして入学までを多角的にサポートいたします。
  • 入学後のサポート:在学中の学校との日々のやり取りや日常生活・勉強面でのご相談まで、 日本のご家族と現地の留学生を相互にサポートいたします。

TCK Workshop

  • 経験豊富なバイリンガル講師がTOEFL・Duolingo・SSAT対策の個別指導を実施。合格に必要なスコア取得を全面サポートいたします。
  • 出願エッセイ・面接練習の個別指導も実施可能。生徒様の魅力や想いを最大限に引き出すお手伝いをいたします。
  • 現地生活を見据えた長期的な学習サポートも実施中。留学前から留学中、そして留学後まで、生徒様のメンタリングと学習計画によって伴走します。

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これまでのべ世界70か国・2,400名以上の生徒を指導。海外在住・帰国子女専門の講師が、一人ひとりの状況に合わせたアドバイスを行います。

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