はじめに


うちの子は英語では心配ないが、国内大学の受験となると不安で仕方がない
海外のインターナショナルスクールや現地校に長く在籍されているお子様を持つ保護者様から、このようなお声をよくお聞きします。高い英語力を持つお子様が、いざ国内の大学、特に総合型選抜(旧AO入試)や帰国生入試を検討し始めると、多くの保護者様は「英語力が高くても不合格になる」という予想外の現実に直面されます。
合否を左右するのは、英語以外の要素、具体的には「日本語小論文」「面接」「一部の数学」といった、海外での学習では手薄になりがちな分野です。「英語のスコアは出ているのに、一次選考で落ちてしまう」「面接での日本語の応答がぎこちないと言われた」「志望学部の数学が手つかずだ」といった悩みが尽きません。
海外生活が長ければ長いほど、日本の大学入試特有の形式や、受験で求められる日本語の運用能力への対策が遅れがちになり、結果としてお子様の努力が報われにくくなるという、心苦しい状況が生まれてしまいます。この「見えない壁」の存在は、お子様の自信を揺るがし、保護者様の不安を増大させる大きな要因となっているのです。
高い英語力のお子様が直面する、対策の焦点のずれ
優秀な生徒様であっても、帰国生入試や総合型選抜では、英語の資格スコアがクリアできているにも関わらず、日本語で行われる小論文や面接で何度も不合格という結果を突きつけられることがあります。この状況は、お子様にとって大きな挫折感につながり、自信を失うきっかけになりえます。
こうした事例は、高い英語力を持つインター生や帰国生が国内大学受験で直面する、最も典型的な「落とし穴」の一つです。海外での教育が優れているがゆえに、日本の入試で求められる独自の「型」や「評価基準」への適応が難しくなるという現実があります。大切なのは、この問題を個人の能力不足と捉えるのではなく、「対策の焦点がずれている」という構造的な問題として認識することです。
合格を勝ち取る!インター生のための日本語小論文・面接・数学 必勝ロードマップ

インター生・帰国子女が国内大学受験を成功させる鍵は、すでに高い英語力を土台にしつつ、日本の入試で必須となる日本語での高度な思考・表現能力、そして盲点となりやすい数学の知識を、戦略的に補完していくことにあります。
1.日本語小論文:表面的な作文から「知的な議論」への脱皮
インター生の小論文の課題は、日本語でのコミュニケーション能力自体ではなく、「論理的な構成力と、専門性の高いテーマに対する多角的な洞察」が不足している点にあります。日本の小論文では、主観的な意見の羅列ではなく、明確な論理構造と、専門的な知識に基づいた、説得力のある議論の展開が求められます。
対策:アカデミック・ライティングの「型」を日本語で習得する
必要となるのは、「日本語のアカデミック・ライティングの型」の習得です。「問題提起」「現状分析」「原因の究明」「解決策の提示」「結論」といった、一貫した論理の流れを日本語で構築する訓練を徹底します。
海外のエッセイ構造を、日本の小論文の評価基準に合うよう、より緻密で論理的な日本語表現に落とし込むことが重要です。志望学部に関連する最新のトピックについてインプットを深め、データや専門家の見解に基づいた「深い洞察」を持った論述を目指します。
2.面接対策:日本語での「深い自己分析と将来像」の言語化
面接での不合格は、「言語の流暢さ」ではなく、「自己分析の深さ」と「論理的な将来展望の欠如」に起因します。日本の大学入試の面接では、本学の教育資源を最大限に活用し、社会で活躍できるかという視点から、論理的かつ具体的に将来像を語れるかが評価されます。
対策:日本語での応答の「反射神経」と「一貫性」の強化
過去の経験を、単なるエピソードで終わらせず、「その経験から何を学び、それが志望学部・将来の目標にどうつながるのか」という一貫したストーリーラインで語れるよう、日本語で徹底的に準備します。想定外の質問に対する日本語での「即応力」を鍛えるため、面接練習を通じて、複雑な思考を整理して表現する力を養います。
3.数学:基礎の定着と日本語での問題読解力の克服
理系学部や一部の経済系学部を志望する場合、数学の基礎学力は必須です。インター生はカリキュラムの違いから、日本の高校数学の範囲を網羅できていない、または「日本語での数学の問題文の読解」に課題を抱えがちです。
対策:日本の数学カリキュラムへの「橋渡し」と演習の徹底
日本の数学カリキュラムの未修範囲を特定し、英語で学んだ知識を日本語の用語や表記法にスムーズに変換できる「橋渡し」の指導が重要になります。日本語で書かれた標準的な問題集を繰り返し解き、「日本語の問題文に慣れる」訓練を積みます。
基礎を固めた上で、志望校の過去問演習を通じて、時間配分を意識した実践的な対策を徹底します。
不安を確信に変える!TCK Workshopが提供する「合格直結型」個別指導

「何を、いつまでに、どのように」対策すべきかというロードマップが見えても、独学で実践するのは困難です。TCK Workshopのオンライン個別指導は、このインター生・帰国生の「見えない壁」を突破するために特化して設計されています。
最大の強みは、「帰国生受験に精通した専門講師陣」と「完全オーダーメイドカリキュラム」です。お子様の状況と志望校の入試傾向を徹底的に分析し、日本語小論文対策であれば、日本の入試で求められる「緻密な論理構成とアカデミックな日本語表現」に特化した訓練を行います。面接対策では、面接官を納得させるロジックで答えられるよう、日本語での言語化を徹底的にサポートします。
TCK Workshopは、お子様の英語力を「武器」にしつつ、見過ごされがちな弱点を「強み」に変えることで、自信を持って志望校の扉を叩くことができるよう、全力でサポートさせていただきます。

