渋谷教育学園幕張中学校・高等学校(通称:渋幕)は、その進学実績と革新的な教育方針から、帰国子女の進路として常に高い注目を集める学校です。「自調自考」の理念のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重し、グローバル社会で活躍するための深い教養と主体性を育んでいます。

特に海外での経験を持つ生徒にとって、渋幕が提供する教育環境は、帰国後の学習をスムーズにし、国際的な視野をさらに広げるための理想的な場となり得ます。しかし、「自調自考」とは具体的にどのような教育を指すのか、また、帰国生特有の学習の遅れや不安に対してどのようなサポート体制があるのか、詳細を知りたいというご家庭も多いのではないでしょうか。

本記事では、渋幕が掲げる教育理念「自調自考」を具体的な学校生活の側面から掘り下げるとともに、充実したグローバル教育の環境、そして帰国生がスムーズに学習に合流し、活躍するためのサポート体制について詳しく解説します。

野澤先生

講師: 野澤 豪真

 TCK Workshop プレミアム講師。渋谷教育学園幕張高校(渋幕)、早稲田大学国際教養学部(SILS)卒業。 母校である渋幕の入試を知り尽くしたスペシャリストであり、昨年度だけで「8名」を渋幕合格へ導いた圧倒的な指導実績を持つ。 ボストンでの滞在経験と自身のアカデミックな英語力を武器に、最難関校の英語エッセイ・面接指導において、合格ラインを確実に超えさせる実践的な指導を行う。

    この記事は、TCKworkshop主催のウェビナーを基に作成しています。TCKworkshop公式Youtubeチャンネルでは、指導経験豊富な講師が実際の指導を通して蓄積した帰国生の受験、英語学習などについての情報をお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。


    渋幕の根幹をなす教育理念「自調自考」とは

    自ら調べ、自らの頭で考える力を重視する

    野澤先生

    渋幕が重視する「自調自考」の精神は、与えられた知識を受け身で学ぶのではなく、自らの好奇心を原動力として深く探究する姿勢を指します。この主体的な学びの姿勢こそが、帰国生入試においてもエッセイや面接で試される、合否の鍵となる要素です。

    渋幕の教育の根幹にあるのは、「自調自考」の精神を伸ばすという点です。これは、何事にも自分の興味・関心のあることには積極的に取り組み、自分で考えて自分で調べ、取り組むことのできる人間を目指すというメッセージが込められています。この理念は、詰め込み式の教育ではなく、生徒の内発的な動機を尊重し、社会で自立できる力を育むことを目指しています。

    具体的な「自調自考」の実践の場

    この「自調自考」の力を実際に伸ばすための教育活動は、多岐にわたります。例えば、毎年行われる「宿泊研修」はその代表的な例です。この研修では、現地到着から解散までのプランを生徒が主体となって作成します。研修に行く前の約1ヵ月間をかけて、どの電車を使ってどこに行き、ご飯はどこで食べて、それにはどれくらいのお金が必要かといった計画を全て生徒自身で調べて練り上げていく形になります。

    また、高校2年生の時には、自分の好きなテーマで独自の論文を書く自調自考論文に取り組みます。これは、生徒が自らの興味に基づいたテーマを設定し、深く掘り下げて論理的にまとめ上げるという、高度なアカデミックスキルを要する活動です。これらの活動は、単なる知識の習得に留まらず、生徒が自立した学習者、そして社会の一員となるための思考力実践力を養うことを目的としています。


    充実したグローバル教育と独自のカリキュラム

    帰国生がさらに英語力を伸ばせる環境

    渋幕は、グローバル教育にも非常に力を入れている学校であり、多様な国際的な教養を身につけるための環境が整っています。その基盤となるのが、豊富な英語教育です。週に6回も英語の授業があるため、生徒は毎日1時間は必ず英語に触れる環境に身を置くことになります。海外で培った高い英語力を、帰国後も維持・発展させたい帰国子女にとって、これは非常に魅力的であると言えるでしょう。

    さらに、英語以外にも第2外国語が学べる機会があり、生徒の国際理解を深めることができます。また、希望すれば海外研修に行く機会や、長期・短期の留学制度も充実しており、在学中にさらに広い世界に触れる機会が多く提供されています。

    早期に基礎学力を固める独自の6年間カリキュラム

    渋幕のカリキュラムは、6年間でAブロック、Bブロック、Cブロックという3つのフェーズに分かれており、それぞれのブロックで何を身につけるかがはっきりと決まっています。

    特徴的なのは、高校1年生までに一般的な高校3年生までの授業を全て終え、基礎学力を早期に固めてしまう点です。そこからは、より発展的なレベルの学習へ移行していくことになります。このように、早い段階で基礎を盤石にすることで、高校後半の時間を大学受験や自調自考論文などのより深い探究活動に充てられるような構造になっています。


    帰国生のための手厚いサポート体制「取り出し授業」

    英語・国語・数学の3教科でスムーズな合流を支援

    野澤先生

    帰国生は英語のみでの受験となるため、特に日本のカリキュラムから離れていた数学や国語に不安を感じがちです。渋幕の「取り出し授業」は、これらの不安を解消し、生徒が早期に一般生の授業に合流できるよう設計された、大変手厚いサポート体制です。

    渋幕では、帰国生が日本の学習カリキュラムにスムーズに合流できるよう、入学後すぐに「取り出し授業」という特別授業が用意されています。これは、帰国生の学習状況に合わせて、基礎学力を補強することを目的としています。

    英語の取り出し授業

    英語に関しては、リーディング(週4回)とライティング(週2回)の授業が合計週6時間あります。特筆すべきは、これらの授業が全てネイティブ教師によって担当される点です。これにより、海外で培った実践的な英語力を、よりアカデミックなレベルで発展させることが可能になります。

    国語・数学の取り出し授業

    帰国生入試は英語のみの受験となるため、日本の学習カリキュラムから離れていた国語と数学に不安を感じる生徒は少なくありません。渋幕では、入学してからすぐはこれらの教科についても取り出し授業が設けられています。この特別授業は、一般生の授業についていけるという判断が先生からなされるまでの間、基礎を固めるためのサポートとして機能します。特に、英語一科の受験で合格し数学の不安を抱える帰国生にとって、このサポート体制は大きな安心材料となります。


    まとめ

    渋谷教育学園幕張中学校は、「自調自考」の理念に基づき、生徒が主体的な学びと深い探究を通じて成長できる環境を提供しています。

    • 教育理念自調自考を核とし、修学研修や自調自考論文を通して実践力を養います。
    • グローバル環境:週6回の英語授業や豊富な海外研修など、高い英語力をさらに伸ばせる環境が整っています。
    • 帰国生サポート:入学後の英語(ネイティブ教師)、国語数学の「取り出し授業」により、日本のカリキュラムへのスムーズな合流を支援します。

    渋幕は、海外での経験を最大限に活かし、知的好奇心を満たしながら将来世界で活躍したいと考える帰国子女にとって、非常に魅力的な選択肢であると言えます。

    TCK Workshopには、渋幕対策に強い講師が多く在籍しています。受験をご検討されている方は、ぜひ無料学習相談にお越しください。

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