皆さん、こんにちは!TCK Workshopです。
アメリカのトップ大学群であるカリフォルニア大学(UC)系列への合格って、本当に夢のまた夢のように感じますよね。特にUCロサンゼルス校(UCLA)やUCバークレー校といった名門校は、高校卒業後すぐに入学するルートだと、ものすごく高いGPAやスコアが求められる世界です。
でも、ちょっと待ってください!海外での学習経験を持つ皆さんには、「コミュニティカレッジ(CC)からの編入」という、合格の可能性を大きく広げる“裏技”とでも言うべき道があるんです。
今回は、日本の高校を自主退学した後、カナダ留学を経てアメリカのコミュニティカレッジに進学し、なんと出願したUC系列の全ての大学から合格を勝ち取った、TCK Workshopの松竹桃太郎先生の驚きの体験談をご紹介します。先生の受験体験談と、合格の鍵となった戦略を、ぶっちゃけベースで見ていきましょう!

TCK Workshop プレミアム講師。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)卒業。 高校受験の失敗や通信制高校での学習を経て、コミカレから名門UCLAへ這い上がった「逆転合格」の体現者。 自身の経験を体系化したメソッドで、帰国子女受験(英・数・国)から、各種英語資格(英検・TOEFL・IELTS・SAT)、さらに米国大学出願の志望理由書・エッセイ添削まで幅広く指導を担当。特に「英語嫌い」の克服と、海外大学進学の戦略立案に定評がある。
この記事は、TCKworkshop主催のウェビナーを基に作成しています。TCKworkshop公式Youtubeチャンネルでは、指導経験豊富な講師が実際の指導を通して蓄積した帰国生の受験、英語学習などについての情報をお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。
挫折と好奇心が導いたUCLAへの編入ルート
松竹先生の道のりは、一般的な優等生のルートとはちょっぴり違います。日本の私立高校での生活に馴染めず自主退学したことが、実はその後の大きな転機につながったそうですよ。

自主退学をして通信制の高校に行き、カナダに6か月留学に行きました。自主退学がなければ、人生のターニングポイントになった留学も行ってなかったと思います。
カナダでの語学留学
高校を退学したことがきっかけで、当時力を入れていた英語学習をさらに深めるため、カナダのバンクーバーへ6ヶ月間の語学留学に行くことになります。この経験が、受験で点を取るための英語ではなく、実際に生活で使うリアルな英語に触れる大きな一歩となりました。現地では国籍も年齢も違う人たちと触れ合い、言語だけじゃなく、人として成長できる機会が特に多かったそうです。その中で「将来社長になってそうだね」と言われたことで、ビジネスという分野に興味を持つことになったそうですよ。
IELTSスコア取得と進路選択
6ヶ月の留学後、IELTS 6.0を取得し日本に帰国。ここから本格的に大学進学を考える際に、「日本」「アメリカ」「カナダ」の3つの選択肢を比較したそうです。日本の大学受験(一般選抜)が激しい競争であるのに対し、アメリカのコミュニティカレッジ(短期大学)は、比較的英語の資格だけで入学できたり、高校の成績提出が不要な場合が多かったりする点に魅力を感じたとのことです。
コミュニティカレッジからの「編入」を決意

いろいろな大学を探す中で、コミュニティカレッジからUCLAやUCバークレーといったUC系列の難関大学へ進学する「編入(Transfer)」という道を知ります。UC系列は共通の出願システム(Common Application)を使って出願ができるということを知り、「自分がどのレベルまで合格できるか、チャレンジしたい」という大きなきっかけとなって、アメリカの大学への出願を決意されたそうです。
帰国後の受験準備
決意した後も、すぐに簡単というわけにはいきませんでした。日本でアルバイトをしながら大学の情報収集やビザ、留学に必要な書類を集め、地道な努力を続けられたとのこと。特に、英語は使わないと忘れてしまうので、リスニングを強化しておくことで、入学後の授業についていけるように準備をされたそうです。
しかしいざアメリカのコミュニティカレッジへ行ってみると、カナダの英語とはアクセントや話し方が大きく異なり、体感としてすごく早く感じて、最初かなり苦戦したという、リアルなエピソードも教えてくれました。
UCLA編入成功の鍵を握る「GPA」「課外活動」「エッセイ」
松竹先生がディアブロバレーカレッジ(コミュニティカレッジ)在学中にUCLA合格を勝ち取った背景には、「GPAの維持」「ユニークな課外活動」「人生の変遷を語るエッセイ」という3つの重要な要素がありました。UC編入における合格の鍵は、この3つのバランスをどう取るかにかかっています。

GPA4は私自身は取れず、GPAは3.94で提出したんですけれども、それをカバーするだけの短大での2年間の学びとホストファミリーとの経験を反映したエッセイが書けたことが合格に繋がったのかなと今改めて感じています。
ホストファミリーとの出会いがもたらしたユニークな課外活動

UC編入の審査では、課外活動(Extracurricular Activities)も重視されます。これは、必ずしも大きなボランティア活動や何かを成し遂げた経験だけを指すわけではありません。松竹先生の成功例は、ホストファミリーとの出会いという日常的な経験が、どのように合格につながるかを示してくれました。
経験ベースで語れる人となり
松竹先生のホストファミリーは、本当の家族のように接してくれ、一緒にフロリダ旅行へ行ったり、日本に来てくれたりといった、濃密な経験を共有されたそうです。松竹先生は、このホストファミリーとの生活こそが、課外活動の大部分に当たると語っています。課外活動は、誰かの助けや自分の行動から「自分がどういう人か」を経験ベースで話せるきっかけになることが重要なのだそうです。
ビジネスへの具体的な目標設定
ホストファミリーが日本に来られた際、松竹先生がおもてなしとして旅行や食事を手配する中で、ホストファミリーの妹さんがベジタリアンで肉を食べられないという希望に合うホテルが日本では見当たらなかったそうです。この「ないなら作るしかない!」という経験から、「ホテルを作る」という、より具体的で専門的なビジネスの目標が生まれました。このエピソードをアプリケーションのエッセイに書いたことが、自身の行動力や問題解決能力を示す重要な材料となりました。
海外大学進学に必要な英語力強化について、さらに深く知りたい方はこちらの記事を参考にすることをおすすめします。
まとめ
- コミュニティカレッジ(CC)からの編入は、高校卒業後の直接入学よりも難易度の高いUC系列大学へ合格する現実的なルートとなる。
- GPAの維持は必須だが、松竹先生の例のように、GPAが満点に届かなくてもエッセイや課外活動でカバーすることは可能である。
- エッセイでは、過去の挫折を含む人生の大きな変遷を語り、そこから得た成長と、将来大学で何をしたいかという展望を示すことで、他の出願者と差別化を図るべきである。
TCK Workshopの海外大学編入・受験対策講座のご紹介
TCK Workshopでは、松竹先生のようなコミュニティカレッジからの編入を目指す方や、海外の大学への出願を目指す帰国生のために、一人ひとりの状況に合わせた個別指導を提供しています。
1. アメリカ大学編入(エッセイ・GPA)対策講座
編入に必要なGPAの維持・向上を目的とした授業のサポートや、合否の鍵を握るエッセイの作成指導を専門に行います。松竹先生の体験からもわかるように、エッセイは単なる英語力ではなく、人生のストーリーと将来の展望を論理的に語る力が必要です。「採点官が何を求めるか」を熟知したプロ講師が、生徒のユニークな経験を深みのある論述へと昇華させます。
2. TOEFL/SAT/IELTS 資格試験対策プログラム
コミュニティカレッジ入学や、大学編入・直接入学の際に必要となる英語資格試験(TOEFL、IELTS)や共通試験(SAT、ACT)のスコアアップを目標とした短期集中対策も並行して実施します。海外在住中で、地理的な制約なく専門的な指導を受けたいご家庭にも最適です。
3. 大学出願コンサルティング
松竹先生が苦労された、大学の情報収集や出願戦略、必要書類の準備などを総合的にサポートします。UC系列をはじめとする難関大学への編入・進学を成功させるためのオーダーメイドのロードマップを作成します。
受験準備の最初の一歩として、まずは無料教育相談をご利用ください。お子様の現在の学習状況や、志望校の特性に合わせたオーダーメイドの学習プランをご確認いただくことをおすすめします。

