前回の記事では、英語入試を導入している主要な学校の一覧と、それぞれの入試形式について詳しくご紹介しました。

志望校の候補が見えてくると、次に気になるのは「実際、どれくらいの英語力があれば合格できるのか」「具体的にどんな準備をすればいいのか」という点ではないでしょうか。今回は、志望校合格に必要な英語レベルの目安と、合格を確実にするための4技能別トレーニング方法について、プロの視点から詳しく解説していきます。

松竹先生
学習相談員

講師:森田 一之慎

TCK Workshop プロ講師。New International School of Japan、法政大学グローバル教養学部(GIS)卒業。 全編英語の学位プログラムを修めた高い英語力を武器に、英検対策から英語エッセイ・小論文まで、論理的なアウトプット指導を得意とする。 小中高の多くをインターナショナルスクールで学び、随所で日本の私立校での学習経験もございます。
英検指導や、中学受験についてのご相談を多くご相談いただいており、実際に講師として指導も行っております。

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    志望校合格に求められる英語レベルの目安

    森田先生

    英語入試の難易度は、偏差値だけでなくその学校が設置しているコースの性質によって大きく異なります。まずは英検の級を一つの指標にしつつ、過去問を通じて記述が多いのかリスニングの比重が高いのかを確認することから始めましょう。

    中学受験の英語入試において、求められるレベルは学校によって非常に幅広くなっています。まずは、志望校がどの層に位置しているのかを把握することが大切です。一般的な目安を以下の表にまとめました。

    レベル分類英検の目安対象となる学校・コースの傾向
    基礎・標準レベル5級 〜 4級程度小学校での学習内容や、中学初級レベルの基礎が定着しているかを確認する中堅校など。
    上位・発展レベル3級 〜 準2級程度4技能のバランスを重視し、英語を主要な得点源としたい場合に求められるレベル。
    帰国生・高度レベル2級 〜 準1級以上英語で思考し、論理的な文章を書く力が必要な難関校や国際系コース帰国生枠。

    2025年度からは英検に準2級プラスという新しい級が導入されます。これは準2級と2級の間のギャップを埋めるための指標であり、2026年度以降の中学入試でも、加点対象や判定基準として採用する学校が増えています。まだ実施が始まったばかりの新制度ですので、最新の入試要項をこまめにチェックし、お子様のステップアップに役立てていくのが良いでしょう。

    また、英検の取得級に応じた優遇措置を設けている学校も多いです。具体的には、3級を持っていれば英語の試験を80点と換算したり、準2級以上で筆記試験を免除したりする制度です。これらを賢く活用することで、他の教科に充てる時間を確保できるという大きなメリットが生まれます。

    【関連記事】帰国生に人気の学校で求められる英語力ついてはこちらもご覧ください。


    合格を引き寄せる4技能別の効果的な学習法

    森田先生

    4技能の対策は、ただ量をこなすのではなく、正しいフォームを身につけることが大切です。特にライティングやスピーキングは、自分では気づけないミスや構成の甘さが出やすいため、プロの目による添削を早めに取り入れるのがおすすめですよ。

    英語入試の対策は、単なる暗記ではなく英語を使いこなす力を養うプロセスです。それぞれの技能ごとに、具体的で実践的な学習アプローチを見ていきましょう。

    精読と多読を組み合わせたリーディング対策

    長文読解では、文の構造を正確に把握する精読の力と、内容を素早く理解する多読の力の両方が求められます。

    まずは、主語や動詞がどれかを常に意識しながら、一文を正確に訳す練習を行いましょう。なんとなく意味を推測するのではなく、なぜその訳になるのかを説明できるようにすることが基本です。

    次に、お子様の現在のレベルよりも少し易しめの英語の本やニュース記事を、辞書を引かずにスラスラと読み進める多読を取り入れます。これにより、英語を日本語に介さず、英語の語順のまま理解する脳を育てることができます。逆接のHoweverや、結果を示すThereforeといった接続詞に注目して読むことで、文章の論理展開を捉える力も養われますね。

    シャドーイングで鍛えるリスニング力

    リスニングの成績を伸ばすために最も有効なのがシャドーイングです。お手本の音声のすぐ後を追うようにして発音するこの練習は、英語特有のリズムや音のつながりを耳と口に覚えさせるのに最適です。

    もし特定の箇所が聞き取れない場合は、短いフレーズを書き取るディクテーションも行ってみてください。自分がどの音を聞き落としているのか、あるいはどの単語のスペルが曖昧なのかが明確になります。

    リスニングは、毎日15分でも良いので、継続して英語の音に触れ続けることが何よりも大切です。試験本番で焦らないよう、スピーカーから流れる音に即座に反応できる集中力を養っていきましょう。

    論理的構成を身につけるライティング

    英作文では、文法的な正確さはもちろんのこと、自分の意見をいかに論理的に伝えられるかが評価のポイントとなります。

    まずは、意見、理由、具体例、まとめ、というライティングの型をテンプレート化しましょう。例えば、私は〜と考えます。なぜなら、2つの理由があるからです。1つ目は〜。2つ目は〜。以上の理由から、私は〜だと考えます、という構成で書く練習を繰り返します。

    内容を複雑にしすぎず、自分が自信を持って使える単語や構文を使って、筋の通った主張を展開することを優先させてください。日常的に自分はどう思うかという問いに対して、短い英文で理由を添える習慣をつけておくと、本番でも迷わずに筆を動かせるようになります。

    自信を持って臨むためのスピーキングと面接

    スピーキングテストや面接では、コミュニケーションを取ろうとする意欲も評価の対象となります。

    質問に対してYesやNoだけで終わらず、必ずBecauseを使って理由を1文付け加える練習をしましょう。理由を説明しないと、自分の意見の押し付けになってしまいます。また、志望理由や自分の長所、将来の夢といった定番の質問については、あらかじめ自分の考えを英語で整理しておき、自然に口から出るまで繰り返し練習することが自信に繋がります。

    面接官の目を見て話すことや、聞き取れなかった時に聞き返すマナーも大切です。模擬面接を通じて、英語で対話することの楽しさを感じられるようになると、本番でもお子様らしい良さが伝わりやすくなります。

    【関連記事】英語多読の有用性についてはこちらもご覧ください。


    算数・国語との学習バランスとスケジュール

    森田先生

    中学受験において、英語1科ではなく2科目以上で受験する場合は、算数と国語の基礎力は合否に直結する重要な要素です。英語を安定した得点源にすることで、他教科のミスをカバーできる心の余裕を持てるようになります。

    中学受験で英語1科ではなく2科目以上で受験する場合は、他教科とのバランスが非常に重要です。多くの学校では、算数、国語、英語の3科入試や、英検による加点制度を採用しています。

    英語は一度身につければ成績が安定しやすい科目ですが、算数や国語は思考力の積み重ねが必要で、直前の詰め込みが効きにくいという側面があります。そのため、低学年から中学年までは英語の4技能を楽しみながら伸ばし、高学年からは算数、国語の学習時間をメインに据えつつ、英語は毎日30分程度の継続的な学習で維持、向上させるというバランスが理想的です。


    まとめ

    ・志望校によって求められる英語レベルは英検5級から準1級までと幅広いため、早期のリサーチが重要です。

    ・2025年度からの準2級プラス導入など、最新の外部試験制度を把握して加点制度を活用しましょう。

    ・リーディングは精読と多読、リスニングはシャドーイングなど、技能ごとの正しい学習法を実践することが大切です。

    ・ライティングとスピーキングは論理性と理由付けを意識し、プロによる添削でブラッシュアップするのがおすすめです。

    ・算数や国語との学習バランスを保ち、英語を安定した得点源にするスケジュールを立てていきましょう。

    志望校合格を確実にするTCK Workshopの英語入試対策

    森田先生

    英語を「なんとなく話せる」状態から、試験で「確実に点数が取れる」状態へ引き上げるには、アカデミックな視点でのトレーニングが不可欠です。TCK Workshopでは、お子様のこれまでの経験を尊重しつつ、合格に必要な論理的思考力を丁寧に養います。

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    志望校特化型の記述・面接対策

    広尾学園や三田国際など、高度な記述やインタビューが課される学校に毎年合格者を多数輩出しています。過去の出題傾向を分析し、採点官に響く表現や論理展開を徹底的に磨き上げます。

    英検取得から入試対策へのスムーズな移行

    英検の級取得を目標にしながら、それを入試本番で使える力へと昇華させます。準2級プラスや2級、準1級といった高い壁を突破するための、論理的な読解法と洗練されたライティング術を伝授します。

    帰国後の学習も見据えたトータルコーチング

    中学受験は通過点に過ぎません。入学後も上位クラスで活躍し、将来の海外大学進学なども視野に入れた、息の長い英語力を育てることを大切にしています。

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