はじめに

茗溪学園中学校の算数対策、どのようにすれば良いかお悩みではないですか?

茗溪学園中学校海外生特別選抜(B方式)の2017年の算数の問題は構成はこのようになっています。

大問1大問2大問3大問4大問5
計算問題 10問小問集合 8問求積(六角形)
2問
速さ小問3題数の性質
小問2題

茗溪学園の算数の出題は出題構成も、問題傾向も似ているので、小学校の教科書レベルの算数力+中学受験の基礎力があれば、十分に合格点を取れるようになります。

それでは、今回は2017年の過去問の中から、場合の数の問題を見ていきましょう。

海外生特別選抜(B方式)2017年 算数問題一部解説

勝負の鍵は第2問小問集合の攻略!

茗溪学園では、第2問で8題の小問集合が出題されます。例えば2017年の第2問は

  • 売買算
  • 規則性
  • 場合の数
  • 数の性質
  • 線分図の利用 2題
  • 虫食い算
  • 約束記号

上記のようになっていました。

それぞれ問題パターンの名称をみて、どんなタイプの問題がパッと想像できるでしょうか?

中学入試の算数はこうした問題パターンの整理から始めるのが得策です。

問題パターンの整理ができるようになると、自分の得意不得意が明確になってくるので、そのあとは自分の苦手な部分に絞って対策をして、苦手分野を減らしていくことで、算数の得点力は改善していくのです。

サイコロ2つの問題が出てきたら

本動画で扱った問題は問題のパターンとしては、非常に典型的なものになります。「サイコロ2つ… 」と問題文に見えた瞬間に、6マス×6マスの表をさっと書き始められてるかで、問題パターンの整理ができているかがすぐにわかります。

サイコロ2つの問題は6マス×6マスの表を書いて、あとは100マス計算の要領で、数字を書き込み、問題に当てはまる箇所をカウントするだけです。

サイコロ2つの問題で表を書いても解けない問題には私は出会ったことはありません。いわば、サイコロ二つの問題の必勝法になります。

そういった問題ごとのパターンが数多く存在するのが中学受験算数です。それが全てではないですが、知っているか知らないかでスピードも正確性も大きく差がついてしまうのが現実です。

こういったパターン学習をまずは一つずつクリアしていきましょう。

「気合いと根性」の問題

ところが、サイコロの問題→6マス×6マスの表を書く、という必勝法を教えても実行しない生徒さんがいます。

なぜでしょうか?

多くの場合、やり方を忘れている訳ではなく、ただ単に面倒くさがっているケースがほとんどです。確実に正解ができる問題が目の前にある状態で、面倒くさがっていては合格から遠ざかります。

サイコロ2つの問題に限らず、中学受験の算数では、自分の手を動かして、根気強く書き出すことで正解が導ける問題が多数存在します。

私は「気合いと根性の問題だよ」とよくお伝えするのですが、合否の判断基準として非常に大切な点数なので、なんとしてでも点数を取りに行くぞ、という強い気持ちが受験の学科試験においては求められます。

「気合いと根性」があれば正解できる問題で失点していたら、それは試験、ひいては受験勉強において黄色信号です。