はじめにー中村高校について
「明るくのびのびとした自由な校風」である中村高校は、1909年に創立した女子校です。
中村高校は「機に応じて活動できる女性の育成」をしており、国際教育にも力を入れています。
今回は明るい中村高校の
- 国際科の特徴
- 大学合格実績
- 入試情報
を紹介していきたいと思います!
中村高校の国際科の特徴
まず、中村高校の国際科の特徴からみていきましょう。
中村高校には普通科と国際科があります。普通科には文理関係ない、「特別進学コース」といったMARCHレベル以上の難関大学を目指すコースと、文系の「総合進学コース」といった日東駒専レベルの大学を目指すコースがあります。
そこで今回は、名前の通り国際的な教育をしているの「国際科」について、
- 留学制度
- 授業体制
- TOEFL対策
を紹介したいと思います!
留学制度
国際科の最大の特徴として、生徒全員が約1年間英語圏の高校に留学します!
- アメリカ
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
から選択し、高校に長期留学することで、「国際力」を身につけることができます。
留学先の学校では、ディベートや対話型の授業などを体験し、“Think Globally, Act Locally”(地球規模で考え、足元で行動する)ことができる地球市民を育成しています。
もちろん、急に留学するのではなく、留学前の準備も留学後の学習もあります。高校1年に、留学前は留学先の国や地域について理解を深めるために、リサーチワークをし、研究テーマを設定し、高校2年次に渡航します。留学中にはその研究テーマについて実際にフィールドワークを行い、データを集めます。
留学期間中は月1回のレポート提出や保護者様との定期面談などがあります。そして留学後にその集めた情報についてレポートを書き上げ、プレゼンテーションを行うといったプロセスです。
このように、はっきりとした目的と研究テーマがあっての留学だと、生徒は目的を果たすためにするべきことを考えて渡航するので、学習意欲も高まると思います!
1年間といった長い期間、英語圏に留学することで、英語力はもちろん、国際感覚や多様な価値観が広がると思います。ホームステイや寮生活、学校生活の1年間では多くの人と交流することができ、大事な友達もできると思うので、とても良い経験になると思います。
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授業体制
英語圏への留学のためには英語力を身につける必要があります。そのため、国際科の授業は英語力を養うためにさまざまなことをしています。
具体的には、プレゼン力アップのために「ドラマの授業」があります。ドラマの授業には
- DD(ディベート&ディスカッション)
- DW(ドラマワーク)
- プレゼンテーション
があり、人前で英語を発信することに対しての抵抗感をなくすトレーニングをしています。留学後にはプレゼンテーションを行うため、その時などに役立ちますし、現地の学校でも多くのディスカッションがあると思うので、この授業はとても大事です。
また、「SAT対策」もあり、必修のMath, Evidence-Based Reading, Writingに加え、選択可能なEssayの授業があります。Math以外の授業はネイティブ教員が担当します。 SATは海外大学へ進学する場合とても大事な試験なので、このような対策をしてくれるのはありがたいですよね!
留学後、「高校在学中にアメリカの大学の科目を早期履修できる制度」としてTemple University Japan Campusで学ぶことができるそうです。成績や条件をクリアすると参加できるので、興味のある方は良い成績を保つのが大事ですね。
TOEFL対策
先程のSAT対策に加え、国際科は「TOEFL対策」にも力を入れています。
留学時にはiBT61点、留学後から卒業まではiBT80点を目標として対策をしています。そのために、ネイティブが担当のライティングの授業でエッセイを書く練習をし、日本人教員とネイティブ教員によるコミュニケーション英語の授業もあります。
実際の中村高校の生徒のスコアを見ると、留学前と帰国後のスコアには大きな違いがあります。例を挙げると、留学前のスコアがiBT33点であったある生徒は、帰国後、iBT88点をとることができました。また、帰国後、多くの生徒が71点以上のスコアを取得することができています。
やはり、英語圏に1年間留学するのは英語力にとても大きい影響がありますね。高校で留学に行きたい方には、「国際科」をとてもおすすめします!
中村高校の大学進学実績
次に、中村高校の大学進学実績についてチェックしておきましょう。
大学合格実績
020年卒業生数87名
国公立・早慶上理 | 5名 |
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GMARCHレベル | 16名 |
成成独国・日東駒専レベル | 36名 |
医・歯・薬・看護 | 6名 |
女子大学 | 44名 |
女子大への進学率が36.4%、3人に1人が女子大へ進学しています!また、医・歯・薬・看護やGMARCHレベルの大学に合格しているのがわかりますね。
ホームページには国際科の進学率が記載されていました。
MARCH以上の大学への進学率 | 70% (2018-2020年実績) |
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海外大学への進学率 | 13% (2018-2020年実績) |
国公立・早慶レベル | 22% |
MARCHレベル | 35% |
海外大学の進学率が13%なのはとても多いですよね!どのような大学に合格しているかをみてみると、University of British Columbiaなどの名門校や、York St John University, University at Buffalo- The State University of New Yorkなど、主にアメリカやイギリスの大学へ進学しています。カナダやオーストラリアの大学に合格している生徒もいます。
中村高校の入試情報
最後に、中村高校の入試情報について確認しておきましょう。推薦入試、一般入試、そして帰国生入試があります。普通科の(特別進学コース・総合進学コース)と国際科によって試験が違うので、今回は一般入試の国際科と帰国生入試についてまとめました。
一般入試 (国際科)
試験科目
試験科目 | 課題作文 (50分) 英語 (50分) 面接 |
課題作文は、理解力、表現力、独創性、論理性の4つで評価されます。また、国際科なので、英語の試験がありますね。英検3級以上を取得している場合は加点されるので、出願時に提出すると良いですね。
帰国生入試
資格:海外在住1年以上
試験科目:
- 普通科 (特別進学コース・総合進学コース)の場合:
・2科目 【国語・数学・英語】から選択 (各50分)
・面接 - 国際科の場合:
・1科目 【国語・数学】から選択 (50分)
・英語 (50分)
・面接
帰国生入試は普通科と国際科で試験が違いますね。普通科は得意な2科目、国際科は得意な1科目を選ぶことができます。普通科でも国際科でも、国語か数学の対策は必要です。
面接についてです。普通科の面接はグループ面接が約20分あります。国際科は個人面接が10分あり、ネイティブによる面接を含むそうです。
中村高校のまとめ
中村高校の国際科いかがでしたか?
中村高校の生徒全員が留学するのは驚きますよね!はっきりとした研究テーマがあっての留学、そして帰国後は実際にTOEFLのスコアは上がっていますし、SAT対策もあるので、英語力に力を入れたい方にはとても良い学校だと思います!
入試では英語に加え、選択制ですが国語か算数の試験があります。受験対策をしっかりをして受験に励みましょう。