はじめに
桐光学園中学校・高等学校は、神奈川県川崎市にある中高一貫校です。
他者との関わりの中で自己を高め、失敗を恐れず、失敗から学べるような生徒の育成に力を入れています。
特に、海外への修学旅行・語学研修プログラム、キャリア教育、大学訪問授業、ICT教育などに意欲的な学校で、学習する生徒がどのように主体的・計画的に取り組み、自己を高めていくのか、という教育目標にもとづいたプログラムが組まれています。
50近くものクラブ活動が存在し、それぞれの生徒の希望に合わせた進路指導や学習支援なども用意されていて、お子さんの成長も期待できます!
新型コロナウイルスの影響で学校説明会の頻度や、キャンパス見学の機会も減る中、情報集めやお子さんの学習支援に関して不安を抱える方も多いかと思います。
今回は、桐光学園高校の
- 学校生活
- 英語教育
- 大学進学実績
- 入試情報
についてご紹介していきます!
学校生活
桐光学園高校では常に自己を見つめ、社会への貢献や自分のやりたいこと、自己実現について、時間をかけて考え、学びます。
なによりも、どう勉強に対するモチベーションを育てていくか、どうやって「学び」を「好きなこと」に繋げていくか、を重視している学校です。
この学校では、中高一貫教育をはじめとした学習で、さまざまな勉強の経験ときっかけを通し、一生続けられる「好きなこと」を見つけられるようにサポートしています。
ここでは、桐光学園高校の学習支援や、高等部の特徴について紹介していきます!
学習支援
桐光学園高校では、生徒一人ひとりの学習能力を最大限伸ばすための、丁寧な学習サポートをおこなっています。
ホームルームクラス
各クラスに2名、教員が担任・副担任という形で割り当てられ、日々、生徒とコミュニケーションをしっかりとっていきます。女子クラスには、必ず担任・副担任のどちらかを女性教員が担当しますので、何か不安なことがあればすぐに相談できる体制が整えられています!
選択クラス
高校2年次から選択可能な授業です。各クラス10名程度に抑えられていて、強化したい科目や、興味があってもっと知りたい科目を選択し、受講することができます。自分の進路や興味のある分野に合わせて、好きな勉強ができる環境が整っているのも、この学校の魅力のひとつですね。
個別指導
難関大学や、首都圏の国公立大学の受験に対しては、生徒一人ひとりに合わせた個別指導や特別講習を実施しています。小論文講習や、数学の問題様式に合わせた添削講習、外国人講師による自由英作文の添削講習などもおこなっています。きめ細やかなサポートを通して、難関の志望大学合格を目指します。
スクールカウンセラー
学習や進路、人間関係など、生徒が抱える不安や悩みの相談を受け、「先生」とは違う立ち位置、視点から、生徒の心のケアをしていきます。
生徒だけではなく、保護者からの相談も受け付けていて、全教員に対してのレクチャーなどもおこなっています。男女一人ずつ、カウンセラーとして臨床心理士が学校に常駐しており、同性だからできる相談、異性だからできる相談をもちかけやすい環境が用意されています。
高等部のクラス編成
高等学校の教育カリキュラムでは、大学受験を視野に入れ、苦手科目を作らないように、教科・科目に偏りのない授業を実施しています。
高校1年次は、特進クラスの【SAコース】と【Aコース】に分かれ、さらにその中で、学習進度が異なる桐光学園中学校からの内部進学生徒と、高校入試によって入学した高入生のクラスに分かれて学びます。
SAコース・Aコースと分かれたコースが用意されていますが、両方とも国公立大学の受験を意識した共通のカリキュラムを用いているため、どちらのコースでも高いレベルの授業を受けることができます。
また、高校2年次からはSAコース・Aコースの枠がなくなり、以下の4つのコースに分かれます。
- 国公立大学文系を目指す【文Iコース】
- 国公立大学理系を目指す【理Iコース】
- 私立大学文系を目指す【文IIコース】
- 私立大学理系を目指す【理IIコース】
このように、桐光学園高校では、それぞれの受験態勢、志望校に合わせたカリキュラム編成のコースへと進級します。
日頃の学習支援や、生徒一人ひとりの進路希望に合わせたコース分けを通して、生徒の日々の学習と志望校現役合格をサポートしている学校です!
英語教育
充実した学習支援と高等教育を用意している桐光学園高校ですが、こちらの学校の英語教育はどのようなものなのでしょうか?
桐光学園高校では、「世界に眼を開く」という創立者の志のもと、海外への修学旅行、夏休みに行われるホームステイやイートン校サマースクールプログラムへの参加、各種英語研修を通じ、教育の国際化に取り組んでいます。
イートンカレッジ サマースクール | 高校1・2年生を対象に、3週間の夏期英語研修をおこないます。午前中には授業を受け、午後は郊外に出かけてさまざまなアクティビティを体験します。 |
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カナダホームステイと英語研修 | 高校1・2年生を対象とした、15日間の英語研修です。ホームステイをし、ホストファミリーとの交流を通して、文化・習俗・習慣を実際に知り、日本の文化について改めて考えるきっかけとなります。 |
他にも、桐光学園高校のキャンパスで実施される英語の特別授業、英語の集中サマーキャンプなど、楽しく、かつ実践的に英語を学ぶ機会が多く設けられています。高等部では、模擬国連や各種英語試験対策講習などが行われており、学校内でSATやTOEFLの勉強をすることも可能です!
海外滞在を終えても、しっかり英語を学び続ける機会があるのは、お子さんにとっても、保護者の方にとっても嬉しいことですね!
また、桐光学園高校では帰国生向けに英語の特別授業が行われています。日本人教員による「英文法」の実力養成の他、外国人教員によるリーディング、ライティング力の向上など、帰国生に合った英語の授業を受けることができます!
また、帰国生が苦手としがちな数学や国語については、テストフォローや希望者向けの講習なども用意されていますので、「英語は得意だけど他の科目は自信がない……」という帰国子女の方も安心です!
様々な留学・研修プログラムを用意し、更にはSATやTOEFLの試験対策まで学校内で完結する桐光学園。帰国生には非常に魅力的な学校ですが、その分入学試験ではしっかりとした英語力が問われます。詳しくは受験情報の項目にて後述しますが、英作文やしっかりとした文法知識や日本語力が問われる英文和訳の問題なども出題されますので、早いうちから対策を行っておきましょう!
弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣が、皆様の学校選びから英語力の底上げ、その他科目の筆記試験対策までしっかりとサポートさせていただきます!まずは無料学習相談から、是非お気軽にお問い合わせください。
大学進学
さて、このような充実した教育環境で学んできた生徒たちは、どのような大学へ進学しているのでしょうか?
桐光学園高校では、毎年多くの国公立大学・早慶上智・MARCH理科大合格者を輩出しています。
大学進学実績
以下は、過去の主な合格大学です。
合格大学
東京大学 | 東京工業大学 | 一橋大学 | 北海道大学 | 早稲田大学 |
慶應義塾大学 | 上智大学 | 明治大学 | 青山学院大学 | 中央大学 |
受験生のサポートをするべく、桐光学園高校では学年ごとの進路指導を丁寧に行っており、保護者対象の説明会を開くなど、教員と保護者間でしっかりとコミュニケーションを取っています。
何度も三者面談をおこない、教員・スタッフ・保護者のサポートの元、生徒は最終的な進路を自分で決定していきます。
2021年にはチェコのマサリク大学医学部への合格者を輩出するなど、海外大学進学へのサポートも行われているようです。
入試情報
グローバルな、幅広い教育を目指している桐光学園高校ですが、こちらの学校の帰国子女入試はどのようなものなのでしょうか?
募集要項
(2022年度の募集要項を参考にしています)
- 保護者の海外在留に伴う海外在住期間が通年1年以上で、2019年1⽉以降に帰国した者。もしくは国内インターナショナルスクールに2年以上在籍している者。
- 入学後、原則として保護者のもとから通学可能な者。
募集人数は「SAコース」を対象に男女若干名ずつとなっています。
試験科目
- 英語(英文和訳・英作文・英文エッセイ・リスニングなど) 60分
- 受験者面接(日本語)
帰国子女入試は通常の国語や数学の試験がない代わりに、入試科目は英語のみの入学試験となっています。英文和訳は多くのエッセイ・筆記問題などを中心に出題されているので、自信を持って挑みたいところです。
英語のエッセイが得意な方でも、受験英語や、なんとなくの訳では通じない英文和訳の問題もきちんと対策しておかなくてはなりません。
TCK Workshopには、日本と海外、両方のカリキュラムに精通し、高校受験科目の指導経験が豊富な講師が数多く在籍しています!もし、桐光学園高校の受験を検討されているのであれば、是非下記の無料相談フォームから気軽にご相談ください!
まとめ
- 少人数の選択クラスや個別指導など、一人ひとりに合わせたサポートが充実!
- カウンセリングなど、学校生活の悩みも相談しやすい学習環境
- 留学プログラムや海外研修も多数!帰国子女向けの英語取り出し授業や他科目のサポートも
- 丁寧な進路指導と、海外大学進学も視野に入れやすいSAT・TOEFL講座
桐光学園高校では、丁寧な学習サポートや高等教育のコース分けを通して、生徒一人ひとりに合った学生生活が送れます。
英語教育や留学・語学研修の機会も充実していて、変化し続けるグローバル社会に取り残されないような生徒として、大きく成長することができます。
しかし、せっかくある充実した語学研修の機会を、100%有効に使いたいのなら、学校の英語教育だけでは足りません。豊富にある選択肢も、追いつくだけで精いっぱいになってしまうと、そのチャンスをフルに活用したとは言い切れません。
受験対策も含め、入学してからも余裕を持って学習ができるよう、入学前からしっかりと準備を進めておきましょう!