はじめにー自由学園高等科について

入学した在校生みんなが主体的に創る学校、自由学園高等科。約4000本もの樹木に囲まれたキャンパスで、学校を一つの社会・家庭として、3才から22才の全国各地または海外からの生徒が、日々学び、周りをよくするために協力して励みます。

今回は、自由学園高等科

  1. 学校生活
  2. 大学進学実績
  3. 入試情報

についてまとめて紹介していきます!

自由学園高等科の学校生活

まずは、自由学園高等科学校生活からみていきましょう。

どのように自分らしく主体的に生きていくかを24時間使って学んでいく自由学園高等科では、利己的な生き方ではなく何が「よい」ことかを考え行動する力を養い、真理を求めよく生きる「真の自由人」を育てています。

グローバル教育

ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、アジア、中東、オセアニアと様々な国からの帰国者も集まっている自由学園高等科グローバル教育として、英語で自分の言葉を使って表現し、また異文化に対する理解・関心を深めるような教育を推進しています。海外の学校のグループ受け入れ・交流の時間を持つだけでなく、

  • 短期交換留学
  • デンマーク・カンボジア研修旅行

などを通して、多様性を尊重する思いやりの精神や共に創作していく力を身につけることができます。

学業報告会

自由学園高等科では、さまざまな教科を融合し、一つの課題に取り組みます。グループでテーマ設定、研究、まとめ、そして報告を行い、協力して自主的に発展させていきます。「学業報告会」には一般のお客様や保護者、入学希望者にも公開しているため、自分の成果を世に発信する機会にもなりそうですね。

ポートフォリオ学習

1年かけて取り組んだレポートやプリント、作文、提出作品等をまとめ提出する学習形態を「ポートフォリオ学習」と言います。

自由学園高等科では半世紀以上前からこの方法が続けられており、1年で取り組んだ学びを振り返り理解を深め、個人の課題や成長、そして自らの可能性を発見する大切な機会になっています。

深く思索する姿勢を身につける「懇談」

クラス全員で考えを出し合う週1回の「懇談」。生活や友達との交わりで起きたことや改善したい点、さらには部全体に対して自治によりどのようにより良い団体・社会へと成長できるかなどを話し合い、強化学習で身につけた実力を日常の生活に広げ深めていくための重要なプロセスとなっています。

メディアリテラシー(男子部)

自分自身を表現し情報発信する力をつけるため、

  • 情報社会についてのプレゼンテーション
  • 学校のCM制作

を行います。「プレゼンピック」というプレゼンテーション大会では、生徒のプレゼン力の高さが評価され、2006〜2016年度の11年で優勝5回、準優勝6回という実力です。 日常や委員会活動・行事の係でも情報技術に触れる機会が多くあるようです。

コミュニケーション教育(男子部)

「どうして」「なぜ」を自分の頭で考え自分の意見を発信する能力が伝統的に尊重されてきた自由学園高等科では、声を出して伝える機会文章を書いて発表する機会が日常や授業、体験学習を通して養われています。

また、懇談・討議・会議を通じて組織内での議論をする力も同時に身につけていきます。

一人一人の成長がわかる「習字」

毎週自分で言葉を選び、清書して提出する「習字」の時間があります。1週間を振り返り自分の言葉で自分を表現することで、生徒一人一人の施策の成長を見ることができます。

自由学園高等科の大学進学実績

次に、自由学園高等科大学進学実績をチェックしてみます。

リベラルアーツの基本方針のもと得た知識を、卒業生はどのように活かすのでしょうか?

男子部・女子部高等科終了後は進学者のうち41%(2016年から過去4年分)が内部進学を選びますが、生徒が学びたいことができることを基準とし、大学名にとらわれない進路選択を学校は手助けしています。

実際、早慶上理ICUやGMARCHへの進学者も見られ、大学部終了後の就職先も多岐にわたっていることがわかります。

また、男子部からは海外大への進学者も見られ、広い選択肢が用意されていそうですね。

自由学園高等科の受験情報

最後に、自由学園高等科受験情報を確認しておきましょう。自由学園高等科には幼稚園から高校のどの段階からでも入学ができますが、最高学部(大学部)での一般募集がないため、自由学園へ入学するには高校入試が実質最後のチャンスとなるわけです。(なお、高校1年の1学期までは帰国生編入試験も対応されているようです。)

試験科目

試験科目英語・数学・国語
集団考査
面接(個人 and 保護者同伴)

ここで特に注意しなければならないのが、科目試験は現地校や日本語補習校等で習う内容と違う内容になってくる可能性があるということです。日本の受験数学は特に高校で習う内容の基礎となってくるため、受験のための勉強が必要になってくるでしょう。

さらに、受験生の面接と保護者の面接が別にあるようですね。面接は練習を積めば慣れてきますし、答える内容もどんどん網羅されていきます。受験生は自分の考えや意見を相手に伝える練習、保護者は自由学園高等科の教育を理解していることを伝える練習を積み、本番に臨めると良いでしょう。

…と言っても、なかなか不安ですよね。

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自由学園高等科のまとめ

自由学園高等科はいかがでしたか?

キリスト教を土台とした愛を育むリベラルアーツ教育。子どもから大人までが足を運び、一人一人の主体性を大切にしたユニークな教育システムを持つ学校は他にあるでしょうか?