こんなサービスがあったらよかったのに…

TCK Workshopは子供の頃に
海外駐在に帯同した3名の帰国生により創業されました。
海外での言語習得と日本語維持、
帰国後の日本の勉強と英語の維持。
異文化の往復で心や言動の適応が追い付かずに
誰にも相談ができず強い戸惑いを抱きながら
大人になっていったという原体験があります。
帰国生が抱えるだろう言語習得、
現地校やインターの勉強、
進路決定や受験。
両方の文化を知る人に芯を食ったアドバイスをもらいたい。
アドバイスだけじゃなくて具体的に勉強を教えて欲しい。

「こんなサービスがあったらよかったのに…」

をカタチにしたことが
TCK Workshopの
オンライン家庭教師サービスの始まりです。

Third Culture Kidsとは

幼少期から学齢期にかけて海外経験をもつ、海外・帰国子女の子供たち。
優れた語学力、異文化への理解、国際的視野をもち、大きな可能性を秘めたグローバル人材の卵である一方、言語力の維持、異国での学校の勉強、文化的不適応など、特有のお悩みを持つのも特徴とされています。

創業への想い

TCK Workshop創業者水田早枝子が登壇したTEDxⓇの動画

子供時代の海外生活と日本への帰国の経験は、私にとって大切な原体験です。 文化の狭間で育つのは非常に大変な経験でしたが、 それは後々大きな財産になりました。

まず海外で暮らしながら日本語を学んだり、日本に帰国しても困らない学力を保つには相当な努力が必要です。 現地校の勉強や課外活動に加えて補習校に通うのは時間もかかりますし、モチベーションを保つのも大変です。

また、 多感な子供が全く文化のことなる世界に飛び込んでゆくのは、大きな混乱を生む可能性があります。 私の場合、帰国後のカルチャーショックがとても辛く、帰国後1年くらいは図書館にこもりがちだったこと、 日本の外では「外国人」、日本に帰れば「変な日本人」とみられてしまい悲しかったこと、 適応したい一心で海外では日本の、日本では海外の影響を必死に消そうとしたことを、昨日の事のように覚えています。

帰国子女の知人のなかには、学校の勉強についてゆけず何学年分も遅れてしまったり、不登校になってしまったり、 また日本に適応しようとするあまり、英語力を完全に失ってしまった者も残念ながら多くいます。

このような悩みは、私に限らず、数多くの海外・帰国子女およびその家族が直面するものです。 一方で日本には、 海外・帰国子女が多いにも関わらず、こうした課題を支援するサービスや仕組みが根本的に不足しています。

しかし、こうした困難を乗り越えた先には、とても豊かな経験が待っていました。 東京大学を経てグローバルカンパニーで働き、ハーバードの大学院で学ぶなかで決定的に役に立った感じるのは、 流暢な英語力以上に、自分とは違う考え方や価値観の違う相手を理解し、相手と歩み寄り、説得する力です。

人格形成期の異文化体験は、日本では身につきにくい異文化間コミュニケーション力を育み、 世界には様々な価値観を持つ人々がいることを自然に受け入れ、彼らと協働できる人間に成長する貴重なきっかけになります。

その力は、本人を豊かにするものであると同時に、これからの日本に必要とされている能力でもあります。 日本国内においては、考え方や価値観が似ている者同士のコミュニケーションが当たり前です。 しかし、世界に目を転じれば、文化、習慣、宗教、収入、常識など、あらゆる観点から多種多様な人々がいて、 日本とは根本的に異なる価値観を持つ社会が成長やイノベーションを牽引し、次の時代を切り開いているのが現実です。

日本の国際的なプレゼンスが低くなってしまっている大きな要因は、グローバルな視点を持ち、 共通の文脈を持たない人々と効果的なコミュニケーションを行える人材の圧倒的な不足だと考えています。 実際、世界のエリートは、各国の文化的な差異や、異なる価値観の世界に置かれた際に自分がどう見えているかということを 観察し、効果的に意見を伝える力を日々鍛えています。

海外・帰国子女が必要以上に苦労をしたり、学業でつまづいてしまうことなく、グローバルマインドを持った日本人としてのびのびと成長することができたら、本人の人生が充実するのは勿論、日本の国際社会におけるプレゼンスの向上や、日本と世界とのよりよい関係の構築につながると確信しています。

ハーバードビジネススクールに合格して間もないころ、「自分の全能力を使って、 一つだけ人のためになる課題を解決できるとしたら何をしたいか?」と問われ、「海外経験をもつ子供が必要以上に辛い思いをして、せっかくのチャンスを失ってしまうのを助けたい。」 と答えたところから、TCK Workshopは発足しました。

Happy Triangle

私たちTCK Workshopは、自分たちの原体験をもとに海外子女・帰国子女の役に立つ教育サービスや仕組み作りを目指します。お子様そして親御様には満足と安心を、未来を担う子供の教育をサポートし国際社会に貢献を。三者がハッピーになる、ハッピートライアングルを追求します。

帰国してからが帰国生の真価が問われる

海外の生活が始まれれば言語習得、現地生活の適応、食文化に人付き合い、家族との付き合い方だって変わります。小学低学年以前であれば適応の障壁はそこまで大きくないかもしれません。小学高学年や中学生以降で初めて日本を出た場合は、言語習得を始め様々なことが高い高い障壁として立ちはだかる場合も少なくありません。一方で、小学低学年で海外滞在が始まれば中学受験や高校受験のタイミング日本に帰るお子様が多いですが、これらの場合は日本の社会への適応に大変苦しむ場合が多くあります。帰国生であることをコンプレックスに思う子供も沢山います。帰国生なのに英語やその他言語ができないと悩んでしまう子供も沢山います。帰国生で英語しかできなくて困ってしまう子供だって沢山います。帰国してからが帰国生としてどうありたいか、何が自分にとって大切なことなのか、など人間としての成長と真価が問われます。本人や同じような境遇を経験した人間にしかわからない独特な気持ちの渦。最も苦しい時に「大丈夫だよ」と声をかけ、今は見えない遠くにある出口のほうこうへと誘ってあげることが同じ帰国生の先輩として我々ができることです。

募集要項

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