「話せるのに点が取れない…」帰国子女が抱える英検スピーキングの壁

「うちの子、英語はネイティブ並に話せるのに、なぜ英検のスピーキングでは高得点が取れないんでしょうか?」
帰国子女やインター生をお持ちの保護者様から、よくいただくご相談の一つです。 英語で日常的に会話ができる、学校生活も英語で問題なく送っている、なのに英検スピーキングではなかなか評価が伸びない――。
特に準2級〜準1級においては、発音や流暢さだけでなく、「論理的な回答構成」「適切な内容展開」「質疑応答への臨機応変な対応力」が求められます。
普段の会話では問題にならない「答えの中身」や「根拠の提示」が、英検では大きな評価の分かれ目となるのです。
このように、話せる=スピーキング高得点、とは限らない英検特有の評価基準に戸惑う方が多いのが現状です。
「思ったよりできなかった…」多くの帰国子女が感じるギャップ
英検のスピーキングテストでは、帰国子女やインター生でも満点を取るのは決して簡単ではありません。
実際に私たちが指導してきた中でも、
「英語は得意科目だったのに、スピーキングが意外と低くてショックだった」
「学校では英語が通じているのに、英検では何を求められているのかわからなかった」
といった声が多く寄せられます。
特に多いのが、「自由発話は得意でも、限られた質問に対して構造的に答える練習が足りなかった」というケースです。
実際に、日常会話ではスムーズに英語を話せる生徒でも、英検面接では問われたトピックに対して主張→理由→具体例といった構成ができず、思ったよりも点数が伸びないケースが少なくありません。
こうした生徒たちには、「主張テンプレート」や「理由のバリエーション」「瞬時に切り替える反応練習」などの指導を通して構成力を強化していくことで、次回の試験で大幅なスコア改善が見られることが多くあります。
このように、「話せる」ことと「評価されるように話す」ことには、意識すべきポイントの違いがあるのです。
構成・練習・想定質問──英検スピーキングで満点を狙う3つの鍵
1. 満点回答のテンプレートを使う
英検の面接で高得点を狙うには、「主張→理由→例→まとめ」という構成を意識したテンプレートが非常に有効です。
例えば:
“I think ~ because ~. For example, ~. So I believe ~.”
このようなフレーズの型を複数持っておくことで、思考の整理がしやすくなり、内容もより論理的になります。
実際に英検公式でも「話の展開に筋道が通っているか」「理由や具体例の提示があるか」といった観点が明記されています(英検公式評価基準より)。
2. 「なぜ?」に答える練習を重ねる
面接官からの再質問に対する対応力も、高評価に直結します。
日常英会話では見逃されがちな「根拠を問う質問」に対して、理由を明確に答える練習が不可欠です。
例えば:
- QDo you think students should wear uniforms?
- A
Yes, because it helps reduce distractions.
- QWhy is that?
- A
When students wear the same clothes, they focus more on studying than fashion.
このように「一つ深掘りされた理由に答える」トレーニングを繰り返すことで、本番の応用力が鍛えられます。
3. 想定質問での即興練習をルーティンに
英検の面接では、あらかじめ頻出トピックがある程度決まっており、それらに事前に慣れておくことが効果的です。
例えば、準2級では「テレビゲームと読書のどちらが良いか」「ペットを飼うことの賛否」など、身近な生活に関する意見を問われることが多く、2級以上になると「学校での制服着用の是非」「オンライン授業のメリット・デメリット」「環境問題への取り組み」など、やや抽象的で社会的なテーマも増えてきます。
こうした分野ごとの想定質問を使って毎日5分でも練習を繰り返すことで、話し慣れ・反応速度・自信が着実についてきます。
「今日は1問だけでも即答練習しよう」と決めて習慣化するのがおすすめです。
英検スピーキングで伸び悩むあなたへ
英検スピーキングでなかなか点数が伸びないという悩みは、特に帰国子女やインターナショナルスクール出身の生徒に多く見られます。例えば、日常的に英語を使っているにもかかわらず、いざ英検となると「話し方が評価されない」「減点される理由がわからない」と感じるケースが目立ちます。
実際、発音や流暢さには問題がなくても、英検独自の評価基準に即した「構成力」や「即答力」が不足しているために点が伸びないという事例は少なくありません。
特に、準2級・2級・準1級といった級を目指している方で、
「前回の試験では思ったよりもスピーキングが低かった」
「自由に話すことはできても、理由や根拠の説明がうまくできない」
といった課題を感じている方には、この記事で紹介しているテンプレートや練習方法が大いに役立つはずです。
また、「とにかく英語を話せればよい」という感覚から、「評価される話し方」へと意識をシフトさせたいというご家庭にも、本記事で提案している構成の考え方や想定質問の活用が大きなヒントになるでしょう。
今すぐできる一歩から、実践的な対策へ
「このまま独学でなんとかなるだろうか」「何が足りないのかわからない」という不安を感じているなら、まずは専門家の視点を取り入れることをおすすめします。
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どれも、お子様の現在地と目標に合わせてアドバイスを行う個別対応型です。
「英語はできるはずなのにスコアが伸びない…」という課題を乗り越えるには、“評価される答え方”を理解し、練習することが鍵です。
今のうちに対策を始めれば、次の試験での手応えが確実に変わってくるはずです。
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