なぜIBやSATだけでは不十分なのか?

大学受験を控えた帰国子女の皆様やご家族、ご自身のお子様が「英語力には自信があるのに、大学の選択肢が少ない」「IBやSATの形式がわからない」と感じることはありませんか。その原因は、単なるスコア不足ではなく、「IBやSAT“だけ”では通用しない日本の入試制度の特殊性」にあります。

理由①:IB入試を実施している大学が限られている

国としてはIBDP(ディプロマ・プログラム)を推進していますが、2025年現在でもIB入試の導入は全国の大学でごく一部に留まっています。特に私立大学ではIB入試の枠自体がまだ整備されていないケースが多く、出願可能な選択肢が狭まります。

理由②:IB入試では極めて高いスコアが求められる

IB入試枠がある大学でも、その合格ラインは極めて高く設定されています。

  • 難関私大のIB入試では36~38点以上が出願ライン
  • 国立大学(東大・京大など)では40点以上が実質的な足切り

したがって、「IBをやっているから出願できる」わけではなく、IBでも相当上位の成績を維持して初めて、出願資格を得られるのが現実です。

理由③:SAT利用入試は一部難関大学に限定される

SATを評価対象としている大学は、一部の国立大学や超難関私立(慶應SFC、早稲田SILSなど)に限られます。
それ以外の大学ではSATスコアを評価対象としない、あるいはスコア提出が任意であるにとどまり、その他の要素が大きな比重を占めるケースも存在し、IBやSATのスコアの存在感が大学や学部ごとに一様でないのです。

理由④:帰国生入試は日本語ベースで構成されている

IBやSATでは優れた成績を持つ生徒でも、日本の多くの大学で採用されている「帰国生入試」や「海外修学経験者入試」では日本語による小論文や面接、学科試験が課されることが一般的です。
さらに、出願する学部によっては、日本の高校課程に基づく出題(例:経済学科なら数学IAや現代文、理系の専門学科なら物理・化学・生物など)に対応する力が求められる場合もあります。

そのため、IBやSATだけに最適化された学習では、対応できない入試形式が多いのが実情です。

理由⑤:併願戦略が立てにくい

IB入試やSATスコア提出型入試を利用できる大学が限られている以上、これらの方式だけに頼ると、併願校の選択肢が極端に少なくなり、リスクが高まります。
結果として、多くの帰国生が「英語力には自信があるのに、出願できる大学が少ない」という行き詰まりに直面するのです。

 TCK Workshopに通うMさん(中3・帰国子女)は、現地校での英語には全く問題がないと自負していましたが、SAT模試でリーディング、特にツータイトルや語彙の深読みで6割前後の点数にとどまり、志望校の基準—偏差値70相当—に全く届きませんでした。保護者のS様は「英語教室での学習はできても、どうして受験になるとミスが増えるのか」と毎日悩み、塾への相談も断念されたそうです。このままでは「自信を失うまま受験を乗り切ることになるのではないか」と夜も眠れない日々を過ごしていました。同じく帰国準備中のKさん(高1)は、IB Englishのエッセイ成績は上位クラスだったにもかかわらず、大学受験用の志望理由書を書く際には「どこから手をつけていいかわからない」と戸惑い、英語の実力が活かせない現実に苦しんでいました。

合格の鍵は戦略設計

IBやSATで育てた力を日本の大学入試で活かすには、単にスコアを提出するだけでは不十分です。必要なのは、以下のような「橋渡し」のプロセスです。

  1. 試験形式への慣れと対策(日本語小論文・面接・学科試験)

    SATエッセイやIBエッセイとは異なる、日本独自の論述力や思考の型に慣れる必要があります。特に総合型選抜では、日本語での論理構成力が直接合否を左右します。

  2. 試験形式への慣れと対策(日本語小論文・面接・学科試験)

    SATエッセイやIBエッセイとは異なる、日本独自の論述力や思考の型に慣れる必要があります。特に総合型選抜では、日本語での論理構成力が直接合否を左右します。

  3. 実績の「翻訳」と出願書類の最適化

    IB成績を「偏差値」や「共通テスト得点」に換算して伝える、あるいはSAT Readingスコアを大学の英語評価基準に落とし込む――こうした最適化の作業が求められます。

TCK Workshopができること

帰国子女の受験支援に特化したTCK Workshopでは、IBやSATの指導だけでなく、それらを日本の大学入試に接続するサポートを行っています。

  • 志望理由書・小論文の構成指導(日本語・英語両対応)
  • 資格の組み合わせと受験校選定のコンサルティング
  • 模擬面接や日本語試験への対応トレーニング

オンラインでの個別指導を通じてSAT/IB/TOEFL/英検など英語系試験の対策から、大学受験に直結する論理構成力・志望理由書作成支援まで幅広く対応しています。講師のほぼ全員が帰国子女または現地在住経験者であり、日英のバイリンガル対応を通じて、生徒一人ひとりの背景に寄り添った指導が評価されています。
たとえば、Nさん(高2)はSAT数学が苦手で約3ヶ月の個別レッスンを経てスコアが1390点に上昇し、その後慶應SFCに合格。保護者からは「急な質問にもいつでも答えてくれ、安心して任せられました」という声も寄せられています。また、Kさん(帰国子女大学受験)はTCKの支援を受けて早稲田大学SILSに合格。本人は「日本語・英語両面で司令塔となる講師が、本番想定の練習を丁寧にサポートしてくれた」と感謝しています。
教育相談から始まり、体験授業、定期レビューや保護者面談を通じて進捗を可視化し、常に最適な学習プランを調整しています。

こんな方にこそ効果的です

TCK Workshopでの対策がおすすめの方
  • サンプルテキストこれまで学習方法が定まらず「どこに相談すれば良いか分からない」とお悩みのご家庭サンプルテキスト
  • 海外校での授業に戸惑いを感じているものの、受験準備体制が整っていない中3〜高2のお子様
  • IB Englishで高評価だが志望理由書や大学エッセイの形式への対応が不安
  • SATまたはTOEFLスコアを取得したもののその次のステップ(出願戦略・志望校対応)が曖昧になっている

また、短期間で劇的な成果を目指したい方、海外環境との並行学習が必要な方、複数の資格取得スケジュールを一人ひとりに最適化してほしい方にこそ特におすすめです。

今すぐ始める・未来を変える第一歩へ

「このまま海外校の勉強だけで受験本番を迎え、合格に届くのか不安…」というお気持ちを抱える方へ、まずは無料教育相談をご検討ください。オンライン面談で45分、帰国子女専門のプロ講師相談員とあらゆる疑問を直接ご相談いただけます。「どこから始めれば良いか分からない」「英語資格や出願書類、試験形式の違いに戸惑っている」という漠然とした不安でも構いません。今すぐ無料相談でお子様の現状を一緒に整理し、「志望校へ確かな一歩」を描いてみませんか。

体験授業もご用意しております。こちらでは実際にSATリーディングやIBエッセイ対策の授業を無料で受けていただけます。実際の指導を体感し、「先生との相性」「教え方」「進め方」の良さを安心して確認できます。

このまま悩み続けるより、まずは無料教育相談、体験授業、から最もご希望の方法でスタートしてみませんか。どの道を選んでも、お子様の未来を変える「一歩」がここにあります。どうぞお気軽にお問い合わせください。

まずはお気軽に!
無料の学習相談をしてみる
TCK Workshopの帰国大学受験対策個別相談