
TCK Workshop代表取締役、特別講師。ニューヨーク、サンフランシスコに滞在したのち帰国生の名門校である東京学芸大学附属高校に入学。早稲田大学の創造理工学部を卒業。TCK WorkshopではIB math、SAT、A-levels Physicsなど海外カリキュラムの理数科目の指導を中心に指導を担当。
国際バカロレア(IB)とは?

国際バカロレア(International Baccalaureate、略称IB)は、1968年にスイスで設立された国際的な教育機構が提供する、世界共通の教育プログラムです。
IBは、PYP(Primary Years Programme)、MYP(Middle Years Programme)、DP(Diploma Programme)、CP(Career-related Programme)の4つのプログラムから成り立っており、各段階で探究学習や批判的思考、国際理解を重視した教育が行われています。
日本国内でも国際バカロレア(IB)認定校は増加傾向にあり、文部科学省「IB教育推進コンソーシアム」の発表によると、2026年6月時点で国内のIB認定校は273校(一条校95校・インターナショナルスクール等73校)に達しています。これらの学校では、PYP、MYP、DP、CPの各プログラムが提供されており、帰国生やグローバルな学びを重視する家庭にとって進路の重要な選択肢となっています。
IB認定校の種類と特徴

PYP(Primary Years Programme):3歳~12歳
PYPは、幼児教育から小学校にかけてのプログラムで、探究を中心とした学びを提供します。日本国内では、以下の学校がPYPを実施しています:
- 認定こども園あいの里(北海道):
3歳からの教育を提供し、国際的な視野を育むプログラムを実施しています。 - 仙台育英学園秀光中学校(宮城県):
小学校からの一貫教育を行い、探究学習を重視しています。
MYP(Middle Years Programme):11歳~16歳
MYPは、中学校から高校にかけてのプログラムで、学問的な知識とともに、社会的・情緒的な成長を促進します。日本国内では、以下の学校がMYPを実施しています:
- 市立札幌開成中等教育学校(北海道):
中高一貫教育を提供し、国際的な視野を持つ生徒の育成に力を入れています。 - 仙台育英学園高等学校(宮城県):
中高一貫教育を行い、探究学習を通じて生徒の成長を支援しています。
DP(Diploma Programme):16歳~19歳

DPは単に『英語で勉強する』だけでなく、TOK(知の理論)やEE(課題論文)など、高い論理的思考力とタイムマネジメントが求められます。MYPや中学までで『自分で調べる・書く習慣』がついているかどうかでスタートダッシュが変わるため、DP開始前から事前の準備を進めておくことをおすすめします。
DPは、高校の最終2年間のプログラムで、大学進学を見据えた学問的な深さと広がりを提供します。日本国内では、以下の学校がDPを実施しています:
- 開智日本橋学園高等学校(東京都):
都心に位置する中高一貫校で、グローバルリーダーの育成を目指しています。DPを導入することで、思考力・表現力・探究力を重視した学びを展開し、生徒が国内外の難関大学を目指すための基盤を築いています。 - 国際高等学校(NUCB International College、愛知県):
名古屋商科大学の敷地内に設置された全寮制のIB認定校で、英語によるDP教育を通じて真に国際的な視野を育んでいます。実践的なケーススタディやディスカッション中心の授業により、生徒の主体的な学びを促しています。 - 東京都立国際高等学校(東京都):
都立高校で初めてDPを導入した公立校で、多文化共生や国際理解教育に力を入れています。DPでは幅広い教科を英語や日本語で履修でき、生徒は自ら課題を探究しながら、論理的かつ批判的に思考する力を養っています。 - 仙台育英学園高等学校(宮城県):
大学進学を見据えた教育を行い、DPプログラムを通じて生徒の能力を伸ばしています。 - 立命館宇治高等学校(京都府):
国際的な教育を提供し、DPプログラムを通じて生徒の成長を支援しています。
【関連記事】国際バカロレアについてはこちらもご覧ください。
CP(Career-related Programme):職業教育と学問の融合
CPは、職業教育と学問的な学びを融合させたプログラムで、専門的なキャリアを目指す生徒に適しています。日本国内では、以下の学校がCPを実施しています:
- 名古屋国際高等学校(愛知県):
国際的な視野を持つ教育を提供し、CPプログラムを通じて生徒のキャリア形成を支援しています。
IB認定校の選び方


一条校では日本の学習指導要領とIBの両立が必要になるため学習負荷が高くなります。また、DP(16〜19歳)で日本語DPを選ぶか英語DPを選ぶかによって、求められる英語力や将来の海外大学進学率が大きく変わります。表面的な進学実績だけでなく、お子様の現在の英語力と負担感を見極めることが成功の鍵です。
IB認定校を選ぶ際は、以下のポイントを考慮すると良いでしょう:
- プログラムの種類と提供年齢層
お子様の年齢や進学希望に合わせて、PYP、MYP、DP、CPのどのプログラムを提供しているかを確認しましょう。また、英語ディプロマか日本語ディプロマかを確認。
- 学校の教育理念とカリキュラム
学校の教育方針やカリキュラムが、お子様の教育ニーズや価値観と一致しているかを確認しましょう。
- 進学実績とサポート体制
大学進学実績や進路指導のサポート体制が充実しているかを確認しましょう。
- 立地と通学環境
学校の所在地や通学の利便性を考慮しましょう。
- 学費と奨学金制度
学費や奨学金制度が家庭の経済状況に合っているかを確認しましょう。
TCK Workshopのサポート

IB認定校の選択や進学に関して、TCK Workshopでは以下のサポートを提供しています:
- 無料教育相談:
お子様の教育ニーズや進学希望に合わせて、最適な学校選びをサポートします。 - 体験授業:
IBプログラムの科目のサポートを行い、個別指導での授業を実際に体験し、学習内容や雰囲気を確認できます。
IB認定校は、国際的な視野を持つ教育を提供し、大学進学を見据えた学問的な深さと広がりを持っています。お子様の進学先としてIB認定校を検討される際は、プログラムの種類や学校の教育理念、進学実績などを考慮し、最適な学校選びを行いましょう。また、TCK Workshopでは、学校選びや進学に関するサポートを提供していますので、お気軽にご相談ください。
