「英語は話せるのに、教科書が読めない」現実

うちの子、現地校では会話は問題なかったんですが、IGCSEになると急に授業についていけなくて…
そんな声を多く耳にします。帰国子女で英語が話せるお子様でも、IGCSEのようなアカデミックな国際資格になると、話す英語と求められる英語の質が大きく異なるため、思わぬ苦戦を強いられることがあります。
特に次のようなお悩みが多く寄せられます:
- 理系教科の用語が英語で覚えきれない
- 数学の文章題が長くて何を聞かれているのかわからない
- 英語の長文読解や記述問題になると手が止まる
IGCSEは、イギリスのGCSEを国際的に展開したカリキュラムであり、帰国受験専用の試験ではありません。文部科学省や国内私学が定める試験とは評価の観点も異なり、国際標準の評価基準で読み・書き・分析の力が求められます。つまり、英語力が「ある程度話せる」では不十分で、「学術的に読み解き、書き表す」力が必要となるのです。
「うちもそうだった」先輩ママのリアルな悩み
TCK Workshopで指導を受けた中学2年生のRさん(海外現地校→日本帰国予定)は、IGCSE数学においては計算力には自信がありましたが、長文の文章題になると得点が安定しませんでした。実際の課題を見ると、問題文中の”approximate,” “justify,” “evaluate”など、数学というよりも英語力が試される部分でつまずいていました。
Rさんのお母様も、「計算はできるのに、設問の意味を取り違えて不正解になってしまう。まさか数学でも英語が壁になるとは思いませんでした」と不安を語られていました。
このように、IGCSEでは各科目の内容理解だけでなく、科目ごとの専門的な英語運用能力が求められます。特に帰国前に日本の中学・高校への編入を見据える場合、IGCSEの成績は内部進学や編入試験にも影響を与えるため、早期の対策が必要となります。
英語に不安がある人でも取り組めるIGCSE攻略法
- 科目別に必要な英語の種類を分けて理解する
英語に不安がある生徒がやりがちなのは、「全部の英語を同じ方法で鍛えよう」としてしまうことです。しかし、英語リテラシーといっても、数学と理科で求められる語彙や読解の方向性は異なります。たとえば数学では“simplify,” “factorize,” “justify”など、論理的な処理を指す単語が繰り返し出てきます。これらは文脈に依存しない定型表現が多いため、演習と暗記の組み合わせが効果的です。
一方、IGCSE BiologyやGeographyでは、文章中の関係性を読み解いたり、抽象的な語句(”impact,” “interaction,” “distribution”など)を文脈で捉える必要があります。これには英語の“精読力”が必要です。
- 過去問演習で設問の英語に慣れる
Cambridge Assessment International Education(CAIE)やPearson Edexcelの公式サイトでは、過去のIGCSE試験問題が入手可能です。これらを用いて設問表現の特徴に慣れることが、語彙力・読解力の両面で大きな効果を発揮します。
特に注目すべきは、“Explain why,” “Compare and contrast,” “Give two reasons”などの命令形フレーズです。これらを正確に理解し、期待される答えの形式を把握することが高得点への鍵になります。
- 語彙帳づくりは「教科ごと」にカスタマイズする
英語の語彙学習では、単語帳をひたすら覚える方法が一般的ですが、IGCSEにおいては「教科別の語彙力」がより重要です。たとえばPhysicsの”momentum,” Chemistryの”precipitation,” Economicsの”opportunity cost”など、科目固有の言葉を文脈とともに理解しなければ、記述問題に対応できません。
そのため、授業や問題演習を通じて「教科ごとのマイ語彙帳」をつくり、英語で定義・用例を書き加えていくと、単なる暗記ではなく“使える語彙”として定着していきます。
- Writing強化はModel Answerの模写から
IGCSE EnglishやHistoryでは、記述問題が大きな割合を占めます。この時、学術的な表現や論理展開に慣れていない生徒は、つい話し言葉や日記調の表現になってしまいがちです。
その対策として効果的なのが、模範解答(Model Answer)の模写と構文分析です。解答の構造(主張→理由→証拠)を読み取り、それを真似て書くことで、自然とアカデミックライティングの型を身につけられます。
英語力に不安があっても、学術力を育てる指導
TCK Workshopでは、IGCSEの科目別対策に対応した完全個別指導を提供しています。特に、英語を母語としない生徒がつまずきやすい“科目ごとの英語力”の強化に注力しており、単に教科内容を教えるだけでなく、その教科の文脈に合った語彙指導・読解演習・記述指導を一貫して行っています。
たとえば、あるIGCSE Chemistry受講生では、構造式の理解はあるのに記述問題で得点できないという課題がありました。TCK Workshopではその原因を「設問の意図が読み切れていない」「専門語の使い方が曖昧」と分析し、記述テンプレートの定着と、キーワードを用いた論述練習を徹底。結果として、3ヶ月で記述パートの得点率が60%→85%にまで向上しました。
こうした結果を支えるのは、国際カリキュラム経験豊富な講師陣と、教科書・シラバス・過去問を徹底分析したカリキュラム設計です。生徒一人ひとりの英語力・理解度に応じて、授業内外での学習管理や質問対応も柔軟に行っており、家庭との連携も大切にしています。
こんな方に特におすすめです
この記事の内容は、次のような方に特にお役立ていただけます。
- 海外現地校に通っており、帰国後にIGCSE経由で日本の中学・高校受験を目指す方
- 英語が話せても、理系や社会系のIGCSE科目で英語読解・記述に不安がある方
- 他塾や学校の授業だけでは教科ごとの語彙力・表現力が伸び悩んでいると感じる方
- 今のうちにしっかりと対策し、将来のIBやA-level、大学進学に向けた基礎を築きたいと考えているご家庭
一歩踏み出せば変わる:あなたに合った学びの第一歩を
もし今、お子様のIGCSE対策にお悩みであれば、まずは無料教育相談をご活用ください。現状の英語力、得意・不得意の教科、学習の進め方など、専門のコンサルタントが丁寧にヒアリングし、最適な対策をご提案いたします。
「授業についていけない」「語彙力が足りない」「何から手をつけていいかわからない」――そうしたお悩みをそのままにせず、まずは体験授業で実際の指導を体感いただくことも可能です。
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