はじめに

2025年度、TCK Workshopから過去最多となる28名の合格者を輩出した国際基督教大学高等学校(ICU高校)
帰国子女受験や編入を考えるご家庭にとって、ICU高校は依然として高い人気を誇る学校です。
この記事では、最新の合格実績とともに、なぜこれほど多くの生徒がICU高校を志望するのか、学校の魅力と選ばれる理由を徹底解説します。


2025年度ICU高校受験結果まとめ

TCK WorkshopからのICU高校合格者数は、例年20名前後でしたが、今年度は28名と過去最多
これは合格者全体の約12%を占める数字で、他の教育機関と比較しても際立った結果です。

合格者数の推移(概算)

2022年度:21名
2023年度:24名
2024年度:20名
2025年度:28名(過去最高)

この結果は、長年培ってきた帰国子女指導のノウハウと、生徒一人ひとりに合わせた学習計画が功を奏したといえます。


ICU高校とは

ICU高校(International Christian University High School)は1978年に創立され、45年以上にわたり帰国生教育に特化してきた名門校です。
全校生徒の約3分の2が帰国生という環境は、日本国内でも非常に珍しい特徴です。

基本情報

  • 所在地:東京都三鷹市
  • 設立:1978年
  • 生徒数:約720名
  • 進学実績:ICU大学、早稲田、慶應、上智、国公立大学、海外大学など

ICU高校が選ばれる理由

1. 帰国生比率の高さと多様なバックグラウンド

在校生の3分の2、約480名が帰国生で、アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど世界各国の経験を持つ生徒が集まります。
異文化理解や国際感覚を自然に養える環境は、帰国直後の生徒にとって大きな安心材料です。


2. 高校2年まで編入可能+書類選考あり

ICU高校は高校2年生までの編入が可能で、しかも書類選考のみで合否が決まる場合があります。
特に海外在住者にとっては、日本に一時帰国せずに受験できる可能性があるのは大きな魅力です。

ICU高校の入試制度や受験科目について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
帰国子女憧れのICU高校合格率を上げる5つの入試対策と出願戦略


3. 学力別クラス編成と手厚いサポート

数学ではL1〜L4までのクラス分けがあり、日本式カリキュラムにスムーズにキャッチアップできる体制が整っています。
また、高校2年からは進路別クラス(海外大学志望向けSAT対策クラスなど)も用意され、幅広い進路に対応可能です。

弊社ではICU高校の数学学習をサポートしているクラスもご用意しておりますので、ぜひ次の記事をご覧ください。

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4. 幅広い進学先

約3分の1がICU大学に進学するほか、早稲田・慶應・上智、東京大学、京都大学、海外大学など、進学先は多岐にわたります。
「リベラルアーツ志向」「自分のやりたいことを追求する姿勢」が尊重される校風のもと、多様な進路選択が可能です。


ICU高校を選ばないケースも

一方で、以下のような理由から他校を選ぶケースもあります。

  • 競争の厳しさ英検準1級やTOEFL iBT 79点などの基準を満たす必要がある
  • 内部進学の枠が少なく競争率が高い:ICU大学への内部進学はごく一部で、好成績の維持やSATのスコアアップが大変
  • 理系志向とのミスマッチ:理系分野に特化した進学実績は多くない
  • 校風の好み:自主性を重んじる雰囲気より、厳しい規律を好むご家庭には合わない

他の人気校との比較を知りたい場合はこちら。
【2025年版】海外経験を活かす!帰国子女に最適な中高一貫校トップ10


ICU高校受験の人気が高まる背景

2025年度の受験倍率はやや上昇傾向で、推薦入試は1.8倍、書類選考は約2.5倍。
海外からの帰国者増加や、学費面・生活面の理由で海外校から日本校への転校希望が増えていることが要因と考えられます。


他の人気校との比較を知りたい場合はこちら。
【2025年版】海外経験を活かす!帰国子女に最適な中高一貫校トップ10


TCK Workshopから見たICU高校の魅力

TCK Workshopの指導現場から見ると、ICU高校は「自分のやりたいことが明確な生徒」に最適な学校です。
学校生活の自由度が高く、課外活動や自主プロジェクトも盛ん。
特に帰国子女が持つ多様な価値観やバックグラウンドを生かしやすい環境といえます。


まとめ

2025年度のICU高校受験は、TCK Workshopから過去最多となる28名の合格者を輩出する結果となりました。
長年の帰国子女教育実績、編入制度、手厚いサポートなど、多くの魅力を持つICU高校ですが、依然として大人気校ではあるため、十分な対策が必要不可欠です。
次の記事では、受験科目別の攻略法や9月編入に向けた対策スケジュールについて詳しく解説します。

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