近年、国際的な視野を持つ人材の育成が強く求められる中、玉川学園IB(国際バカロレア)クラスの教育プログラムに注目が集まっています。特に海外での学習経験を持つ帰国生のご家庭にとっては、その教育内容が本当に世界に通用するのか、そして日本の大学受験やその後の進路にどう繋がるのかを知りたいという声が多いのではないでしょうか。

玉川学園国際バカロレアクラスは、中学・高等学校内で国際水準の教育を展開しており、多様な進路の可能性を拓くクラスとして知られています。本記事では、玉川学園IBクラスの具体的な特色と、卒業生が国内外の難関大学へ進学するために必要な戦略的な学習対策について、帰国生指導の専門家であるTCK Workshopの視点から詳しく解説いたします。

北村先生

講師:北村 優奈

 TCK Workshop プレミアム講師。立命館高等学校、立命館大学国際関係学部卒業。中国(上海)とアメリカでの滞在経験を持つ日・英・中のトライリンガル。 自身の帰国枠中学受験の経験を活かし、小学校全科目の基礎指導から、中学・高校入試対策、英検対策、さらに志望理由書作成まで幅広く指導を担当。

「私は上海からの帰国時、文化の違いや生活習慣のギャップに大いに悩みました。だからこそ、受験勉強の大変さはもちろん、『日本に馴染めるかな?』という不安も痛いほど分かります。勉強のサポートはもちろん、日々の悩みも気軽に話せる一番の味方として、お子様の成長を全力で支えます!」


    玉川学園国際バカロレア(IB)クラスの特色と教育プログラム

    玉川学園中学・高等学校が提供する国際バカロレア(IB)クラスは、単なる英語教育の枠を超えた、特色ある教育プログラムを展開しています。その基盤となる「国際バカロレア」の概念と、玉川学園独自の取り組みを見ていきましょう。

    国際バカロレア(IB)とは?世界標準の教育を目指す背景

    そもそもIBとは、International Baccalaureate(国際バカロレア)の略称で、スイスのジュネーブに本部を置く国際団体が提供する教育プログラムです。このプログラムは、自国に滞在しながら海外の大学進学を目指す生徒、あるいは国際的な教育環境で学びたい生徒のために開発されました。IBは、世界を舞台に活躍できる資質、すなわち「知的好奇心」と「探究心」を持ち、主体的に行動できる人材を育成することを目的として世界中に普及しています。

    玉川学園では、IBが提供する教育プログラムのうち、MYP(Middle Years Programme:11歳〜16歳対象)と、高等学校の最終2学年を対象としたDP(Diploma Programme)の認定を受け、IBスクールとして国際的な教育活動を展開しています。これは、生徒が中学から高校にかけて一貫して、国際水準の教育を受けられる環境が整っていることを意味します。

    「探究型学習」で育む次世代リーダーの資質

    玉川学園IBクラスの教育の核は、「探究心」を育む教育プログラムです。

    授業は、教師から生徒への一方的な知識伝達ではなく、生徒を中心とした探究活動を通じて行われます。国際バカロレア機構のガイドラインによると、一つのクラスは最大25名までに制限されており、生徒一人ひとりの発言や思考のプロセスに寄り添った指導が実現されています。この環境は、生徒が自ら課題を見つけ、批判的に思考し、解決策を導き出す能力を高める上で非常に有効です。

    また、家庭学習も重視されており、学校で培った知識や技能を家庭での宿題を通じて深く消化し、自らの興味に基づいた発展的な学習や創造的な思考を育める仕組みが整えられています。国際バカロレア機構の資料においても、生徒が主体的に学習を組み立てる自己管理能力(Self-management skills)の重要性が強調されており、玉川学園の取り組みはこれに深く合致していると言えるでしょう。

    さらに、玉川学園国際バカロレアクラスは、ラウンドスクエアという国際的な学校協会の世界大会に参加しています。生徒たちは、ディスカッション、研究発表、奉仕活動といった国際的な活動に中学・高校生の段階から参加することで、国際社会を舞台に活躍するための実践的な能力を身につけていくことが可能です。

    一般クラスとは異なるカリキュラムの深い洞察

    北村先生

    玉川学園IBクラスの大きな魅力は、「探究」というIBの教育哲学が、単なる英語の授業だけでなく、国語や数学といった全ての教科に深く浸透している点です。海外経験を持つお子様は、現地の教育で培った「思考の深さ」を日本の教育環境でさらに伸ばすことができるため、この教育の特色を最大限に活かすことをおすすめします。

    玉川学園IBクラスでは、国際的な共通語である英語はもちろんのこと、国語や数学、理科といった幅広い教科において、一般的な中高生よりも高度な教育が行われています。これは、知識を「覚える」だけでなく、「使う」こと、そして「応用する」ことに重点を置いているためです。

    国語

    国語の授業では、確実な読解力と豊かな表現力を養うため、単に文章を読むだけでなく、スピーチやディベート、朗読といった表現活動を継続的に実施することで、円滑な人間関係を築くコミュニケーション力を磨くことに重きを置いています。

    数学

    数学では、正確な計算力に加え、問題を分析し把握する力、そして生徒間で協力しながら問題解決にあたる協調性を大切にしています。数や文字式による表現を深く理解し、具体的な数量関係の考察や問題解決に応用できる力を身につけることを目標としています。

    英語

    英語の授業では、英語圏の文化理解を深めながら、国際的言語としての英語に対する積極性を育みます。英語による識字能力や文法、意思の疎通といった基礎力の向上に加え、理科や社会などの一部の科目が英語で行われる場合もあるため、アカデミックな内容を英語で理解し、表現する力の習得に重点が置かれています。授業を通して、聞く力、話す力、書く力という総合的なコミュニケーション能力を効果的に高めていくことを目指しています。

    理科

    理科の教育においては、実験を通して、探求する姿勢、分析力、そして批判的思考を伸ばします。エネルギー、粒子、時間、空間といった目に見えない自然現象を理解し、その理論的事象を実生活に応用する力を養います。科学的な知識や技能を身につけるだけでなく授業内容を活用して社会に貢献できる人間になることをめざすという、IBらしい実社会との結びつきを重視した学習を行います。

    社会

    社会の授業では、日本の文化や歴史の深い理解とともに、異文化理解をめざします。地理的技能を修得し、人口や資源開発、そして地球規模的な地理に関する意思決定についても学びます。図表や地図を活用した調査、人口統計の描写といった活動を通じて、国際社会の課題を多角的に捉える力を育てます。


    玉川学園IBクラス卒業生の進路と難関大学受験への戦略

    玉川学園国際バカロレアクラスでの学習は、生徒の進路に多様な選択肢をもたらします。IB教育を通じて得られる「知的好奇心」と「探究力」は、国内外の難関大学への合格を掴むための強力な武器となります。

    海外・国内大学進学の選択肢とIBスコアの優位性

    IBクラスに在籍していた生徒は、所定の成績を修めることで、イギリス、オーストラリア、カナダ、アメリカをはじめとする海外の大学への進学資格を得ることができます。一般的なクラスとは異なり、日本国内に留まらず、世界中の大学を視野に入れた進路選択が可能になるのが大きな特徴です。

    もちろん、一般のクラスの生徒と同様に、大学入学共通テストや個別試験(二次試験)を通じて日本国内の大学に進学することも可能です。さらにIBの教育を受けた生徒は、その学習成果を活かして、難関大学や有名大学のAO入試や学校推薦型選抜(旧推薦入試)を利用して進学するケースが増えています。国際バカロレア機構が提供する資料によると、IBの学習を通じて獲得する論理的な思考力や、自身の学習プロセスを深く内省する力(Reflection)は、日本の大学が求めるアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)に合致するとして高い評価を受けているからです。

    難関大学合格を掴むための内部進学対策と外部試験の壁

    玉川学園IBクラスの生徒が難関大学合格を確実にするためには、IB教育を最大限に活かしつつ、日本の大学受験システムにも戦略的に対応する「両輪の対策」が不可欠です。特に、海外経験を持つ帰国生の場合、IBの学習スタイルと日本の入試形式とのギャップを埋めることが、成功の鍵となります。

    帰国生が直面しやすい「IBと日本の受験知識のギャップ」

    海外の現地校やインターナショナルスクールでIBに類する探究型学習に慣れてきた生徒は、玉川学園IBクラスの環境にスムーズに馴染むことができます。しかし、日本の難関大学の一般選抜や帰国生入試の一部は、依然として「知識の正確さ」や「短時間での問題処理能力」を重視する形式が残っています。IB学習は概念的な理解と論述に優れていますが、日本の大学入試で求められる、例えば「歴史の正確な年号」「特定の理科用語の厳密な定義」といった知識の暗記や、試験時間内に素早く正確に解答を導き出す訓練が不足しがちです。

    このギャップを埋めずに進路選択の時期を迎えると、「IBスコアは高いのに、日本の一般受験では苦戦する」という状況に陥ることがあります。TCK Workshopの指導経験によると、IB生にとって重要なのは、「暗記作業をIBの探究活動の邪魔にしないよう、効率的に、かつ体系的に行う」ことです。例えば、日本の大学受験で必須となる歴史や地理の知識は、IBのEE(課題論文)やTOK(知の理論)で培っ「情報構造を体系的に理解する力」を応用して、暗記ではなく「関連付けて理解する」アプローチを取ることをおすすめします

    TCK Workshopが提案するIB生のための学習サポート

    北村先生

    IB教育は、生徒の「探究」という根幹を養います。しかし、日本の帰国生入試やAO入試で成功するためには、その探究の成果を「採点者に伝わる形式」で表現する戦略が必要です。IBの探究テーマを日本の大学の求める研究テーマへと昇華させる指導が、合格への決定的な一歩となります。

    IBの教育目標と、難関大学受験の要求を両立させることは、非常に高度な戦略を要します。

    TCK Workshopは、玉川学園IBクラスの教育カリキュラムを深く理解し、生徒一人ひとりの学習進捗度と目指す進路(海外または国内の難関大学)に合わせて、オーダーメイドの指導計画を作成いたします。


    TCK Workshopが玉川学園IBクラス生に提供できるサポート

    TCK Workshopは、海外の教育システムと日本の大学入試を熟知したプロ講師陣が、玉川学園IBクラスに在籍する生徒の学習を強力にサポートいたします。

    当社の強みは、「IB学習の特性を理解した個別指導」と「帰国生受験、資格試験の専門指導」を両立できる点です。

    1. IBの特性を活かした個別指導
    IBの課題であるEE(課題論文)やTOK(知の理論)は、専門的な指導なしに高得点を取るのが難しいと言われています。TCK Workshopでは、これらのIB特有の課題に対する指導はもちろん、IBの全科目で高い成績を維持し、最終的なDPスコアを最大化するための指導を、生徒一人ひとりの進捗に合わせて行います。

    2. 難関大学入試に向けた両輪の戦略指導
    国内大学の帰国生入試、AO・推薦入試で求められる小論文・面接対策を、IBの学習内容と連携させて指導いたします。特に、IBで得た深い知識や独自の視点を、日本の入試形式で高い評価を得られるようにアウトプットする技術に焦点を当てています。また、TOEFL iBTやSAT®︎のスコアを最短で目標点に到達させるための短期集中プログラムも提供し、生徒がIBの学習に集中できる環境を整えます。

    玉川学園IBクラスでの学びを最大限に進学に繋げるために、私たちTCK Workshopの専門的なサポートを活用されることを強くおすすめします。

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