2026年、TOEFL iBTは大きな転換期を迎えました。これまでの固定された問題セットを解く形式から、受験者の正答率によって難易度が変化するアダプティブ方式へと移行することが発表されました。海外在住の生徒様や、帰国生入試を控えた受験生にとって、英語資格試験のスコアは自身の進路を左右する重要な鍵です。

試験形式が変わるというニュースを聞いて、このままTOEFLの対策を続けて良いのか、あるいはIELTSやDuolingoといった他の試験に切り替えるべきなのか、迷われている方も多いのではないでしょうか。本記事では、2026年改定の核心に触れながら、現在の学習状況や目標に合わせた最適なスコア戦略を専門家の視点から詳しく解説します。

産屋敷先生

講師:産屋敷二コラ
TCK Workshop 特別講師。カナダ生まれ、Capilano University(カナダ)、南山大学卒業。指導経験豊富なバイリンガル講師として、英検・TOEFL・IELTSなどの英語資格対策から、SAT/SSAT、IB French ab initioといった海外カリキュラムまで、幅広い言語教育と帰国生受験対策を専門とする。

    2026年から導入されるアダプティブ形式の仕組み

    産屋敷
    先生

    アダプティブ形式は、一見すると難しそうに聞こえますが、実は受験者の本当の実力をより短時間で、かつ正確に測るための合理的なシステムです。まずはその性質を正しく理解し、過度な不安を取り除くことが大切です。

    2026年以降のTOEFL iBTで最大の変化となるのが、PCが受験者のレベルに合わせて問題を選択するアダプティブ方式の採用です。この方式では、試験の最初に出題されるセクションの正答率に基づいて、次に出題される問題の難易度が自動的に調整されます

    具体的には、前半の問題で高い正答率を出すと、後半にはより難易度の高い問題が提示されます。一方で、前半でミスが続くと、後半には比較的解きやすい問題が出されるようになります。この仕組みの目的は、試験時間を短縮しつつ、受験者の能力を効率的に測定することにあります。

    受験者にとっての大きなポイントは、1問1問の重みがこれまで以上に増すという点です。特に試験序盤の問題で間違えてしまうと、後半に易しい問題しか出されなくなり、どれだけ全問正解してもハイスコア帯に届かないという現象が起こり得ます。一方で、自分の実力に適した問題が中心となるため、全く手が出ない難問ばかりが続いて自信を喪失するといった事態は避けやすくなるという側面もあります。

    スコア戦略を再構築するための判断基準

    産屋敷
    先生

    試験形式が変わるからといって、必ずしも対策を全て変える必要はありません。重要なのは、自分がどのタイミングでスコアを提出する必要があるのか、そして自分にとって得点しやすい形式はどれなのかを見極めることです。

    今後の対策をどう進めるべきか、2つのケースに分けて具体的な解決策を提示します。

    ケース1:新形式でTOEFL対策を継続・開始すべき人

    まず、2026年以降の新形式になってもTOEFLの対策を続ける、あるいはこれから新形式に向けて準備を始めるべきなのは、中学生や高校1年生など、受験までに1年以上の十分な猶予がある方です。アダプティブ方式は、実力がある生徒様にとっては、従来よりも短時間で高得点を証明できるチャンスとなります。新しい形式に合わせた問題演習を早い段階から積むことで、システムへの慣れを味方に付けることができます。

    また、米国大学への進学を強く希望している場合、依然としてTOEFLスコアは最も信頼される指標の一つです。制度が変わってもその価値は揺るがないため、腰を据えて対策を続けることをおすすめします。

    さらに、交換留学やMBA取得を目指す大学生・社会人の方も、新形式への適応が必要です。アダプティブ形式による試験時間の短縮は、忙しいスケジュールの中で受験を繰り返す方にとって、集中力を維持しやすくなるという大きなメリットに繋がります。

    ケース2:IELTSやDuolingoへの切り替えを検討すべき人

    TOEFL以外の試験、例えばIELTSやDuolingo English Test(DET)への転換を検討すべきなのは、志望校の地域や自身の得意不得意がはっきりしている方です。

    イギリス、カナダ、オーストラリアといった英連邦の大学を第一志望にされている場合、それらの国々の教育課程と親和性が高いIELTSのスコアが重視される傾向にあります。また、スピーキングにおいて、コンピューターに向かって話すのが苦手で、対面で面接官と対話する方がリラックスして話せるという方は、IELTSへの切り替えでスコアが大幅に改善することがあります。

    さらに、コストや受験のしやすさを最優先したい場合には、Duolingo English Testという選択肢もあります。自宅で1時間程度で受験でき、費用も抑えられるため、多くの大学で併願用のスコアとして採用されています。ただし、第一志望校がこれらを受け付けているかどうか、必ず最新の募集要項を確認することが不可欠です

    TCK Workshopが提供するTOEFL対策プログラム

    産屋敷
    先生

    自分一人で新しい形式への不安を抱え込む必要はありません。プロの視点から、今のあなたに足りない要素を的確に分析し、最短距離でスコアアップするための環境を整えています。

    2026年の改定を見据えた長期的な準備も、現行形式での目標達成も、TCK Workshopの専門講座がサポートします。

    TOEFLライティング添削講座

    TOEFLのライティングで出題される「アカデミック・ディスカッション」は、2026年以降の新形式でも引き続き重要な得点源となります。本講座では、プロ講師があなたのエッセイを細かく添削し、論理構成や語彙の選び方を指導します。自分では気づきにくい文法のミスや、学術的な表現の使い分けを学ぶことで、確実にスコアを底上げしていきます。

    まとめ

    2026年のTOEFL改定に向けた重要なポイントを整理しました。

    • 2026年から導入されるアダプティブ方式は、正答率によって問題の難易度が変わる仕組み。
    • 準備期間がある中学生などは新形式の対策を進めるのがおすすめ。
    • 志望校の地域や自分の適性に合わせて、IELTSやDuolingoへの切り替えも視野に入れる。

    試験制度が変わる時期だからこそ、情報のアップデートを欠かさず、自分に最適な戦略を選ぶことが重要です。TCK Workshopは、一人ひとりの生徒様の目標に寄り添い、確かな指導で合格への道を共に歩みます。

    無料教育相談で個別の対策プランを提案します

    新形式への不安や、自分に合った試験の選び方について、プロの教育アドバイザーに相談してみませんか。TCK Workshopでは、無料教育相談を通じて、現在の学力と目標に合わせたオーダーメイドの学習計画を提案しています。

    まずは無料教育相談にお申し込みいただき、お子様に最適なスコア戦略を確認することをおすすめします。 また、体験授業を通して、実際の指導内容がお子様に合っているかを確かめてみることも、合格への大きな一歩になります。

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