はじめにー学習院中等科について

「ひろい視野」「たくましい創造力」「ゆたかな感受性」の3つを教育方針にしている学習院は、豊島区にある男子校です。

学習院中等科 英語教育国際教育にも力を入れている学校です。

今回は英語に力を入れている学習院中等科

  1. 英語教育
  2. 大学進学実績
  3. 入試情報

についてまとめて紹介していきます!

学習院中等科の英語教育

まずはじめに、学習院中等科英語教育についてです。学習院中等科ではどのような授業が行われているのかみてみましょう。

習熟度別授業

英語のクラスは英語力によって習熟度別授業のクラス分けがされています。

3年以上英語を学んだことがある生徒は既習組、以下の場合は未習組となります。AクラスBクラスと分かれ、各学期ごとに成績などをみてクラス替えが行われます。

英語ができる帰国生の場合は、既習組に入れるので、英語ができる他の生徒と授業が受けれるのは英語力の維持・向上にとても大事なことですよね!

授業内容

学習院中等科英語の授業中学1年は週に5時間2年次3年次は週に6時間授業があります。そのうち、リーダー授業は3時間英会話は1時間LLは1時間、2-3年次はこれに加え、英語演習が1時間あります。それぞれの授業を少し簡単に紹介します!

リーダー「書ける・言える」力を磨き、既習組もアルファベットの大文字小文字から始めるみたいです。メッセージカード作成やディベートを通して英語の基礎を身につける授業です。
英会話ネイティブ教員と日本人教員のチームティーチングで英語の発音、聞き取り、表現方法などを学びます。
LL英語のリスニング、発音やリズムになれるように、英文を聞く練習をします。
英語演習Aクラスの生徒は英語圏で使われている教科書を使い、読解力などを身につけます。Bクラスの生徒は進出文法事項の復習や身の回りのことなどについて学びます。

選択英語

学習院中等科の3年次では、選択授業があります。

選択授業の10の選択肢には、

  1. 時事英語
  2. 旅行英語
  3. 映画や洋楽
  4. ネイティブ教員による西洋文化・歴史の授業

などがあり、それらから選択することができます。

選択授業生徒が興味のある授業や伸ばしたい力を考えて選択することができるため、生徒自身のモチベーションが上がると思います!特に帰国生は帰国後の英語の向上は積極的に行う必要があるため、選択授業で英語関連のものを選ぶと良いと思います。

学習院中等科の大学合格実績

次に、学習院中等科の先の学習院高等科からの大学合格実績をみてみましょう。学習院大学に加え、他大学も多くの生徒が合格しているので、ぜひチェックしてみてください。

2020年卒業生数196名

学習院大学120名
東京・京都大学2名 (現役0名)
国公立19名 (現役8名)
早慶上理76名 (現役36名)
GMARCH49名 (現役25名)
海外大学1名 (現役1名)

学習院大学へ推薦で入る生徒がとても多いですね!学習院の学部としては、法学部へ進学している生徒が一番多く (40名)、次には経済学部 (34名)、国際社会科学 (21名)などの学部へ進学しています。

他大学の大学合格実績を見ると、東京大学、京都大学へ合格している生徒もいます。また、早慶上理に多くの生徒が合格しており、GMARCH、そして海外大学への合格実績もありますね!海外大学への進学はPalomar Collegeの1名のみですが、海外大学進学実績があると、選択肢が増えたのではないでしょうか。

より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

学習院中等科の入試情報

最後に、学習院中等科入試情報について確認しておきましょう。一般入試の4科目試験帰国生入試があります。今回は帰国生入試について紹介します。

帰国生入試

資格:

・帰国している場合:海外に在住している期間が以下のいずれか

  1. 帰国した日からさかのぼって継続して2年以上
  2. 2015年6月1日以降に通算して3年以上

・現在海外在住の場合:海外に在住している期間が以下のいずれか

  1. 2021年12月4日までに継続して2年以上
  2. 2015年6月1日以降、2021年12月4日までに通算して3年以上

【特例新型コロナウイルスの影響】2020年3月頃に帰国した場合:帰国した日からさかのぼって継続して1年3か月以上

試験科目

科目選択国語(筆記25分、作文25分)
算数(50分)
グループ面接
ー[面接 A] 共通面接 + 英語の能力を見る面接
ー[面接 B] 共通面接 + 言葉を含めた海外での生活体験を問う面接

[面接 B] 共通面接 + 言葉を含めた海外での生活体験を問う面接

国語の筆記試験小学校5年生終了のレベルの問題が出題され、漢字に関するもの1年生から5年生の漢字が問われます。作文は分量の規定がないのですが、多くの受験生は2-3枚書くみたいです。

算数6年生までの教科書の内容、計算や文章問題、応用問題などが出ます。途中の式などを書くことで部分点が得られます。

最後の面接は、AとBから選べますね。面接Aの方が英語能力の評価の割合が高いため、英語が得意な方は面接Aがおすすめです。

出願資格が少し複雑なので、ぜひしっかりと確認してから受験してみてください!

学習院中等科のまとめ

学習院中等科はいかがでしたか?

学習院中等科の英語教育と大学合格実績などをみてきました。

学習院大学に進学したい方英語をさらに向上したい方にとって学習院中等科は良い学校だと思います。

入試では、国語と算数が必ず出題されます。海外生活が長い方日本の受験算数などをあまり勉強したことのない生徒は対策が必要です。また、面接はAかBで選び、自分の力を発揮できるものを選んで受験対策を始めましょう。