はじめにーかえつ有明高校について

かえつ有明中学・高等学校(以後、かえつ有明高校)は全校の約25%が国際生(帰国生)である、帰国生に人気な学校です。帰国生が多いからこそ、国際生教育がとても充実しており、帰国生にとって大事なことやサポートを考えてカリキュラムを組んでいます。

今回は、かえつ有明高校

  1. 国際生教育
  2. 大学進学実績
  3. 国際生入試

についてまとめて紹介していきます!

国際生教育

まずはじめに、かえつ有明高校国際生教育の特徴となる以下の4点についてみてみましょう。

  1. レベル別英語授業
  2. Honors Class
  3. 弱点科目の支援体制
  4. 留学プログラム

レベル別英語授業

かえつ有明高校では、英語のクラスはHonors Class, Advanced Class, Regular Class, B2 Classがあります。

Honors Class英検準1級以上のレベル、iBT100点以上を目指す、週6時間ネイティブ教員の指導
Advanced Class英検2級のレベル、週3時間ネイティブ教員と週3時間日本人教員の指導
Regular Class一般的なレベル
B2 ClassCEFR B2レベルを目標(英検準1級以上)

Honors Class

では、一番レベルの高いHonors Class(オナーズクラス)についてより詳しくみていきます。

Honors Classは、

  1. Language Arts
  2. Philosophy

の2つでなりたっています。

はじめにLanguage Artsについてです。

Language Artsでは、ネイティブ教員がオールイングリッシュ授業を行い、レベルはCEFR B2以上です。ディスカッション多くのリーディングを通して4技能の英語をさらに磨くコースとなっています。

パンフレットによると、英検1級を取得していることがこのコースに入る条件なので、とても高いレベルの授業となっていると思います。

Philoshophyもオールイングリッシュでネイティブ教員の指導となっています。

考えることについて考える哲学の授業を英語で行うのは珍しいですよね。

自分のアイデンティティについて動物の思考についてディスカッションを行ったりすることで、英語力に加え、思考力が身に付きます。

このように、ハイレベルな授業で英語を学ぶことにより、帰国生は英語を維持・向上でき、自分にチャレンジを与えながら勉強することができます。

他にも、

  1. TOEFL/SAT Prepクラス
  2. Advanced PET
  3. Honors 2

などのクラスもあるので、興味のある方は国際生用の パンフレットをみてみてください。

弱点科目の支援体制

帰国生として英語以外に心配な点は、日本の国数社理の授業についていけるかですよね。

かえつ有明高校はそのような未学習科目や弱点科目に対して、国際生には放課後講習を行って支援体制を整えています。パンフレットに中学か高校かは明記されていませんが、国際生は放課後講習や長期休暇中に講習を受けることができ、弱点科目をしっかりと学べる体制が整っているみたいです。

このような理解そして配慮があるのは学校としてとても素敵なポイントですよね。

日本語で学習する経験が少ない方、海外生活が長かった方には大事な支援体制だと思います!

留学プログラム

中高生時代での留学経験はとても貴重なものですよね。かえつ有明高校では2種類の留学プログラムがあります。

中学3年生以降参加できるセメスター留学最大6ヶ月

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • イギリス

などの学校に留学できるプログラムです。

また、アカデミックイヤー留学では、セメスターより長い、1年間留学するプログラムであり、

  • アメリカ
  • イギリス
  • カナダ
  • オーストラリア

などに行くことができます。

留学フェアがあるので、そちらに参加するとより詳しい情報や費用について知ることができますので、興味のある方は活用すると良いでしょう。

かえつ有明高校の大学進学実績

次に、かえつ有明高校大学進学実績をチェックしてみましょう。

合格実績は以下の通りです。

2020年卒業生数220名

国公立16名 (現役15名)
医・歯・薬・看護24名 (現役20名)
早慶上理ICU84名 (現役74名)
GMARCH96名 (現役88名)
GMARCHレベル以上255名 (現役232名)
海外大学10名 (現役10名)

国公立大学では東京大学1名、電気通信大学2名、一橋大学1名が全員現役合格しています。

また、早慶上理ICUに合格している生徒もとても多く、全て大学で現役合格が多いですね!また、国内の合格実績以外にも、海外の大学に合格している生徒が10名います。

海外大学は

  1. Temple University
  2. University of Melbourne
  3. Queen’s University
  4. Belfast

などに合格しています。

国内外高い実績があるので、しっかりと進路サポートをしているのがわかりますね。

早慶上理ICU、GMARCHのどの学部に合格しているかなど細かく記載されているので、ぜひ興味のある方は こちらもご活用ください!

かえつ有明高校の国際生入試

最後に、かえつ有明高校国際生入試について確認しておきましょう。一般入試国際入試がありますが、今回は国際入試を紹介します。

高校では Advanced合格はないのでご注意ください。

国際生Honors選考

資格:中学校卒業見込みの者

試験科目

試験科目英語作文 (40分)
英語筆記 (50分)
日本語作文 (30分)
英語面接
日本語面接

*難易度:英検準1級相当

Honors選考での英作文はエッセイ形式であり、英語筆記ではリスニングはなしです。

英語面接はGroup Discussionを予定されているそうです。Honors Classは入学後、高い英語力が問われるので、英語の対策はとても大事です。

難易度は英検準1級となっていますが、パンフレットには、英検1級を取得していることがこのコースに入る条件と書いてあったので、英検1級ほどの英語力があるともちろんより良いと思います。

国際生Regular選考

資格:中学校卒業見込みの者

試験科目

試験科目国語 (50分)
英語 (50分)
数学 (50分)
日本語面接

こちらは英語と国語以外に算数の問題がありますね。入学後は英語はRegular Class、一般レベルに入るので、出題は、Honorsよりは易しい英語の問題となります。英語が得意な方は国語と数学の対策が大事になってきますね。

過去問も公開されています。

かえつ有明高校のまとめ

かえつ有明高校はいかがでしたか?

かえつ有明高校国際生教育、特にHonors Class大学合格実績、などを詳しくみてきました。

帰国生が多く集まっている学校なので、英語力を向上しながら日本語のサポートもしてくれる、帰国生には魅力的な学校かと思います。

Honors選考では高い英語力に加え、日本語作文もあるので、その対策、Regular選考では国数の対策が大事ですね。