はじめにー横浜女学院中学について
横浜女学院中学校(以後、横浜女学院中学)は、ESDとCLILというプログラムを週6日制で行っています。
ESD | 持続可能な社会の発展のための教育 |
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CLIL | 英語以外の教科も英語で学ぶ |
いずれも、教科学習と英語学習を組み合わせた内容言語統合型学習のことです。
持続可能な社会に向けて、英語で学ぶことによって、英語5技能を伸ばしつつ、国際課題を理解し、常に意識を向けられる生徒を育成しています。
また、英語で学ぶことによって、海外大学に進学したい方にも対応できる力が身につきます。
こちらでは横浜女学院中学の
- アカデミークラスと国際クラス
- 大学進学実績
- 帰国受験情報
についてご紹介しますので、最後までお読みください!
横浜女学院中学のアカデミークラスと国際クラス
2018年より、横浜女学院中学ではアカデミークラスと国際教養クラスが設置されました。それぞれ違ったカリキュラムがあります。各クラスについて、詳しくみてみましょう!
アカデミークラス
横浜女学院中学のアカデミークラスは、全てをバランスよく学ぶクラスで、「特進クラス」と「普通クラス」の二つに分かれています。
「特進クラス」では深く、広く、高いレベルで学ぶクラスです。
「普通クラス」は丁寧に基礎から学び、英語と数学は習熟度別授業を行っています。
このアカデミークラスとは別の、国際教養クラスが帰国生にとても魅力的だと思ったので、次でより深く説明します。
国際教養クラス
横浜女学院中学の国際教養クラスでは英語に特化した授業をし、英語を学ぶだけではなく、英語で学ぶことも大事とします。CLILとESDを通して国際的な教養を目指します。
CLILは先ほど説明した通り、英語で学ぶということなので、少し難易度が高くなります。そのため、横浜女学院中学では、学年を追うごとに、徐々にCLILが導入されます。具体的には、
中学1年 | 英語の基礎 |
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中学2年 | 5時間英語+3時間CLIL |
中学3年 | CLIL4時間 |
のように学びます。
入学時の英語力は問われないため、安心して中学1年で基礎を学びながら学習できるようになっていますね。
- 「ゼロからスタートしても、6年間で海外の大学でも学べるレベルの英語力が身につきます。」
とホームページに書いてあるように、海外大学でも通用する英語力や思考力がつきますので、海外大学への進学を考えている方は、国際教養クラスが向いていると思います。
海外研修
また、1990年から行われているニュージランド海外セミナーがありますが、この海外研修期間はアカデミークラスの海外研修より長くなっています。
国際教養クラスは1ヶ月ホームステイをし、英語での発表などを語学学校や姉妹校、提携校で行うことによって、実践的な英語力がさらに身につきます。
アカデミークラスは12日間滞在するため、国際教養クラスは倍以上の長さのステイができますね!
第二外国語の授業
横浜女学院中学の国際教養クラスに入っている生徒は必修として、土曜日の4時間目に第二外国語の授業があります。
英語以外の言語(中国語、スペイン語、ドイツ語)を学べ、学ぶ内容は学年ごとに違います。
はじめに、中学1年では、中国、スペイン、ドイツの文化を学びます。
中学2年では、3つの言語を言語として学び、中学3年では、3つのうち1つ選び、より深く学びます。
英語以外の言語に興味がある生徒は多いと思いますし、言語面だけではなく、文化についても学べるので、とても魅力的だと思います!
横浜女学院中学の国際教養クラスとアカデミークラスは高校生になると、クラス替えが可能となり、国際教養クラスからアカデミークラスに変えることなどができるようになります。
横浜女学院中学の大学合格実績
続いては、横浜女学院中学の大学合格実績です。
国公立大学 | 8名 |
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一橋・東工大・旧5帝大 | 1名 |
早慶上理ICU | 11名 |
GMARCH | 31名 |
2020年の海外大学実績はホームページに載っていませんが、国際教養クラスは2018年に新しく設置されたため、今後海外大学合格実績がみられると予想されます。
より詳しい合格実績はこちらになります。
横浜女学院中学の受験情報
最後に、横浜女学院中学の受験情報を確認しましょう。
横浜女学院中学は帰国生入試があり、国際教養クラスでもアカデミークラスどちらも入学できます。
A方式とC方式によって選考日が違いますが、試験科目は同じなので、一緒に紹介させていただきます。
帰国生入試
資格 | 海外滞在一年以上、帰国後3年以内 |
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試験科目 | ①国語・算数・作文(日本語)・面接(本人) ②国語・英語・作文(日本語)・面接(本人 ③算数・英語・作文(日本語)・面接(本人 から1つ選択 |
英語レベルの目安 | 英検2級程度 (現在オンライン入試も行われていますが、試験内容は全く同じです。) |
英語を利用して受験されたい方は②か③を選び、もう一つの科目となる国語・算数の対策をすると良いと思います。
一般入試でも同じ科目を選択して受験できますが、帰国生入試の問題は一般のものより「若干易しく」しているそうです。
そのため、もし、少しでも苦手意識があったり、海外で十分に国語か算数の対策ができていないと思う方は、帰国生入試が良いでしょう。
横浜女学院中学のまとめ
横浜女学院中学はいかがでしたか?
横浜女学院中学のESDと英語で学べるCLIL教育、第二言語が学べるプログラム、1ヶ月もニュージーランドに研修できるなど、とても特徴的な学校だと思います。
入試には、英語以外に必ず「国語」か「算数」が必要になり、受験対策がとても大事になってきます。