英検一時試験は合格できたけど、二次面接が怖い…戸惑う瞬間

面接というその場で即時回答を求められる英検二次試験は、話せる帰国子女でも一瞬で緊張のスイッチが入ってしまうものです。日本語ではペラペラでも、面接官から自然な英語で投げかけられる質問に「ドキッ」とした経験はありませんか。

「何を聞かれるのかまったくわからなくて黙り込む」

「行き当たりばったりで的外れな回答をしてしまった」

――そんな心配をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。準2級〜1級と級が上がるほど、聞かれる質問は自己表現だけでなく、「理由や背景を論理的に構成して伝える力」が問われます。

面接は複数回受験して落ちてしまうと、知らず知らずに自己肯定感を下げてしまいます。せっかくの英語力が伝わらないまま、不合格に繋がることほど切ないものはありません。ましてや、保護者の方にとっては、「せっかく海外で培った英語力を今後も試験で活かせないのでは…」と、親心として不安は募るばかりです。このような面接特有の課題にどのように立ち向かえば合格への近道となるのかでしょうか?

質問タイプの把握とその対策が鍵

英検の面接では、級ごとに似たようなパターンが多く、帰国生が目標とする準2級〜1級ともに大きく異なるのは「語彙と論理の構成力」がどれだけ評価されるかという点です。ここでは質問タイプ別に、準2級・2級・準1級で実際に聞かれる例を紹介し、帰国子女に合った対策法を具体的に解説します。

質問タイプ1:パッセージ読解と質問

英検3級以上では、問題カードの英文を黙読・音読したあと、パッセージの読解に関する質問が課されます。音読の際は、焦らず自然に、かつ正確に読むことができると大きな得点源となることがあります。また、パッセージに関する質問について、まずは落ち着いて質問文を聞き取り、聞き取れた単語を文章内で探すという作業が必要となり、かつ適切に答えられることがポイントとなります。

対策法:キーワードに注目するリーディング技術を習得
まず黙読20秒の間に”so”や”in this way”などの指示語を探すクセをつけ、質問に対して本文から直接引用しつつ、自分の言葉で再構築するトレーニングをしましょう。

質問タイプ2:図を説明する問題

級によっては、問題カードの図を確認したあと、図に関する説明を行う問題も出てきます。ここは受験者にとって得点源となる可能性があり、答え方の型を繰り返し練習することによって慣れていき、スムーズに回答できるようになってきやすい分野です。

対策法:答え方の型とコツを押さえる練習
問題に応じて答え方の型があることが多いため、まずはその型に従って答えを作成していき、様々なタイプの問題で練習量を増やせると慣れてくるでしょう。

質問タイプ3:自己意見+具体例

 英検準1級では、「Do you think people should work after high school? Why?」のように、高度な自己意見と具体例が求められます。英検1級あたりでは「support or oppose」の明示と複数の理由・具体例が必須です。

対策法:理由+比較+具体例の3段階説明を習慣化
まずは意見(Yes/No)を明示し、なぜそう思うか理由を2つ以上挙げ、その後に「たとえば〜」と具体例を示す練習を重ねます。理由を比較する場合は“For one thing… For another thing…”と展開し、正確な連結詞を用いることで面接官にわかりやすくなります。

質問タイプ4:追加質問・追求

面接中には「Could you explain more?」「Why do you think that is?」と深掘りされやすく、日本語訳としては「もっと詳しく説明できますか?」となり、形式的な返答が必要です。

対策法:クエスチョンリピート+リフレーズ練習
質問を受けたら一度繰り返して確認し、「Do you mean…?」で内容を明確化し、論理的に追加情報を補足できる訓練を行います。このクセがあると緊張した場でも冷静に対応でき、評価も安定します。また、試験官の質問が聞き取れなかった場合に、受験者側が「Could you please say that again?」といったように必要に応じて質問することも可能です。

質問タイプ5:態度点について

 面接官との信頼関係を築く上で、「アイコンタクト」「姿勢」「笑顔」もCSEスコアで高評価につながります。発音など多少のミスがあっても「堂々としている態度」で十分カバーできるとされています 。

対策法:模擬面接を通じたリズム訓練
親御様と一緒に事前に模擬面接形式で練習し、「まず笑顔で入室」「Thank you」「Goodbye」までの流れを自然にこなせるように繰り返すことが大切です。

TCK Workshopが選ばれる理由と実績

TCK Workshopは帰国子女指導歴10年以上、英3級~1級の合格実績多数の講師陣が在籍しています。ほぼ全員が帰国子女または現地校経験者であり、「話せる英語」だけでなく「試験で使える英語」への変換を得意としています。プロ講師と現役大学生講師のチームによるダブルサポート体制で、目標スコアまでのロードマップ設定から、模試分析、フィードバックに至るまで一貫して支援します。

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