いよいよ出願!でも何から始める?
北米のボーディングスクール(全寮制高校)に留学したいと考えるご家庭にとって、最大の悩みは「どの学校を選ぶべきか」「出願には何が必要か」という点です。情報が多すぎて混乱しやすい部分でもあり、早めに計画を立てないと締切に間に合わないこともあります。
本記事では、学校選びの基準、出願までの流れ、必要書類や試験、さらに合格に近づくためのチェックリストを、実際のスケジュール感を交えて整理しました。これから準備を始める方の「地図」となる内容です。
前回の記事では、費用面と奨学金の仕組みについて解説しました。費用を把握したうえで出願方法を確認すると、より現実的に準備が進められるでしょう。
こちらの記事は、北米ボーディングスクール留学サポートを専門に行っているField Across の代表である三原卓也氏との合同ウェビナーをもとに作成しています。
TCK Workshopは、Field Acrossと提携し、北米ボーディングスクールへの入学検討から出願準備、学業サポートまで一気通貫でサポートしています。
学校選びの基準を整理する
北米には約300校以上のボーディングスクールがあり、それぞれに特徴や強みがあります。漠然と「名門校がいい」と考えるのではなく、各生徒さんにマッチすると思える学校を探すことが重要です。
主に確認しておきたいのは次のポイントです。
- 教育方針・カリキュラム:学問重視か、芸術やスポーツに特化しているか
- 英語サポート(ESL)の有無:英語力が不安な場合は必須
- ロケーション:アメリカの東海岸と西海岸、更にはカナダの学校とでは環境や校風も異なる。カナダの自然環境に魅力を感じる生徒さんも
- 学校規模と国際性:全校300〜800人の中規模が多く、留学生比率は20〜40%が目安
これらの条件を比較していくと、「子どもに合っているかどうか」「子供の強みを伸ばせる環境かどうか」が見えてきます。
出願までのタイムライン

出願の締切は多くの学校で 1月15日または2月1日に設定されています。合格発表は3月10日で統一されており、最終的な入学意思の表明は4月10日までに行うのが一般的です。
1年前から逆算して計画することが望ましく、準備の流れは次のようになります。
- 春〜夏(3月〜8月):情報収集、英語試験対策をスタート
- 秋(9月〜11月):学校訪問・オンライン面接
- 冬(12月〜1月):出願書類を提出、エッセイや推薦状を最終調整
- 3月〜4月:合否判明・進学意思の決定
こうしてみると、実際には夏までに学校選びと英語試験の準備を始めなければ、秋以降の面接や書類提出に間に合わないことがわかります。
出願に必要な書類と試験
出願書類は多岐にわたり、日本の学校との調整や翻訳が必要な場合もあります。代表的なものは以下の通りです。
- 成績表:過去3年間分(英訳が必須)
- 推薦状:担任、数学、英語の先生からの合計3通は必須。場合によっては追加での推薦状が求められることも。
- 生徒エッセイ:Short Essay3本+Long Essay1本。学校によっては追加エッセイが求められる場合もあり。人柄や価値観を問うテーマが中心。
- 保護者エッセイ:志望理由や子どもの特性についての記述
- 面接:学校訪問をされる際に現地で実施。受験において合否を決める大きな要素のひとつです。
- TOEFL・Duolingoなどの英語テスト、および共通テスト
- TOEFL iBT:難関校では100点以上が目安
- Duolingo English Test:受け入れ校が急増中
- SSAT:オプション化が進むが、提出するなら上位20%以上を目標に
こうした要素を総合的に見て評価されるため、書類・試験・エッセイをバランスよく準備する必要があります。
出願方法とプラットフォーム

多くの学校では「SAO(Standard Application Online)」という共通プラットフォームを利用します。1度書類をアップロードすれば複数の学校に提出できるため、効率的です。
ただし、一部のトップ校は「Gateway」と呼ばれる独自のシステムを使い、追加エッセイや質問を課す場合があります。これは受験生の本気度を確かめる意味合いが強いため、志望度が高い学校には時間をかけて準備する必要があります。
学校訪問と面接の重要性
パンフレットやウェブサイトからではわからないのが学校の「雰囲気」です。実際に学校を訪問することで、先生や在校生の雰囲気、キャンパスの空気感を直に感じられます。また上記の通り、面接はこの学校訪問の際に現地で実施するのが理想です。
学校訪問・面接は9月下旬から1月初旬にかけて行われ、現地で受けると印象が良いと言われています。1日で見学できるのは2校ほどに限られるため、1週間滞在されるとして、出願校は6〜8校程度が現実的です。
出願戦略と学年選択

出願校は「チャレンジ校」「現実校」「セーフティ校」を組み合わせるのが賢い戦略です。すべて難関校を選ぶとリスクが高くなり、逆に安全策ばかりでは進学後の満足度が下がる可能性があります。6〜8校に出願し、その中で難易度のバランスを取るのが一般的です。
また、北米の学校では学年を一つ下げる「リピート制度」が広く認められています。これにより難関校に入りやすくなったり、学業面で余裕ができる為新しい環境に慣れる時間を確保できるというメリットがあります。
合格に近づくためのチェックリスト
出願準備を進めるうえで、以下のポイントを順番に確認していくと安心です。
- 現在の学校で良い成績を維持する
- TOEFLやDuolingoのスコアを計画的に上げる
- スポーツや音楽、ボランティアなど課外活動を整理し、エッセイや面接で活用できるようにする
- 推薦状を早めに依頼し、翻訳も並行して準備する
- 学校訪問のスケジュールを夏までに決定する
- エッセイは「正直な自分」を表現し、等身大の人柄を伝える
まとめ
北米ボーディングスクールの出願は、単なる書類提出ではなく、学校選びから面接までを含む総合的なプロセスです。必要な書類を早めに揃え、試験やエッセイを計画的に準備し、学校訪問や面接を通じて自分らしさを伝えることが、合格への最短ルートとなります。
TCK Workshop・Field Across のボーディングスクール留学サポート

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