広尾学園中学AGの受験を検討しているご家庭にとって、Math対策は合否を左右する重要なポイントです。英語力に注目が集まりやすいコースですが、Mathは得点差がつきやすく、戦略的に取り組むことで大きなアドバンテージになります。
特に帰国子女の場合、英語には自信があっても、日本式の算数に十分触れていないケースも少なくありません。そのため、どのような問題が出題され、どのように解くべきかを事前に理解しておくことが、合格への近道になります。
本記事では、広尾学園中学AG Mathの問題傾向と、実際に得点につなげるための解き方を具体的に解説します。

講師:松竹 桃太郎
TCK Workshopプレミアム講師。高校2年生2学期まで日本で育ち、その後はカナダのバンクーバーに6ヶ月間語学学校に通い、第二言語として英語を習得しました。
その後、アメリカのコミカレ(短期大学)で2年間勉強し、3年次にUCLAに転入してBusiness Economicsを専攻しました!
先生として日本の中学~大学受験の英語や数学の試験対策を帰国子女や国際生の生徒様へ行った経験や、自らの大学受験準備や語学資格の習得経験、海外での学習経験を活かして、
あなただけの目標達成に向けて、現状を踏まえた提案を丁寧に行わせていただきます。
広尾学園中学AG Mathの試験構成と特徴

広尾AG Mathは、難問をひたすら解く試験ではありません。むしろ「基礎をどれだけ安定して取り切れるか」が問われる試験です。対策の方向性を間違えないことがとても重要です。
広尾学園中学AGの入試は、English・Math・Japaneseの3科目で構成されています。その中でMathは50点満点で、全体の中でも確実に得点しておきたい科目です。
Mathの特徴として最も重要なのは、問題が英語で出題される点です。しかし、内容自体は高度な海外カリキュラムというよりも、日本の受験算数の基礎を英語で解く形式に近い構成となっています。
つまり、「英語ができる=Mathが解ける」ではなく、日本の算数的な思考力と計算力が必要になります。この点を理解しておくことで、学習の方向性が明確になります。
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広尾学園中学AG Mathの問題傾向


すべての問題を完璧にする必要はありません。まずは「落としてはいけない問題」を確実に取ることが、合格に直結します。
広尾AG Mathは、大きく4つの大問で構成されることが多く、それぞれ役割がはっきりしています。
| 大問 | 内容 | 特徴 |
| 大問1 | 計算問題 | 8問構成。満点を狙いたい最重要パート |
| 大問2 | 文章題・図形 | 基礎力が問われる中心パート |
| 大問3 | 応用問題 | 規則性・場合の数など |
| 大問4 | 応用問題 | 年度ごとに内容が変化 |
大問1:計算問題は満点を目指す
小数・分数の計算、比例式、虫食い算などが中心です。難易度は極端に高くありませんが、スピードと正確性が求められます。
ここで重要なのは、「ただ計算する」のではなく「工夫して計算する」ことです。例えば、似た数をまとめる、10倍・10分の1を利用して簡略化するなどの工夫によって、時間短縮とミス防止につながります。
目安としては、10分以内で満点を取れる状態を目指すと、本番でも安定しやすくなります。
大問2:文章題と図形で基礎力を固める
広尾学園中学AG Mathでは、特に文章題と図形の対策が重要になります。
文章題については、出題される内容自体は基本的なものが多いため、さまざまなパターンを繰り返し練習し、解き方を身につけていくことが効果的です。
一方、図形問題では、面積や体積の計算が中心となるため、公式を正確に理解し、すぐに使える状態にしておくことが求められます。複雑な応用問題に取り組む前に、まずは基本的な公式を確実に使いこなせるようにしておくと、安定して得点しやすくなります。
ここで意識したいのは、「どの解き方を使うか」です。受験算数の解法でも、方程式でもどちらでも問題ありません。大切なのは、自分が安定して再現できる方法を選ぶことです。特に海外で学んでいる生徒は、方程式の方が理解しやすいケースも多いため、無理に特殊算にこだわる必要はありません。
大問3・4:応用問題は基礎の延長で考える
このパートでは、規則性や場合の数、グラフなどが出題されることがあります。問題文が長くなりやすく、読解力も求められます。
ただし、ここで急に難易度が跳ね上がるわけではありません。多くの問題は、以下の流れで対応できます。
・小さいケースで試す
・規則を見つける
・一般化する
特に規則性の問題では、「書いて試す」ことが重要です。頭の中だけで考えるのではなく、実際に数を並べたり図を書いたりすることで、正確に理解できるようになります。
入試情報は変更される可能性があるため、出願前には必ず各校の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。
広尾学園中学AG Mathの解き方のポイント


一番大切なのは、手が止まらないことです。迷って時間を失うより、確実に進める解き方を持つことが合格につながります。
1. 大問1と大問2で得点を作る
全体の中でも、大問1と大問2は得点の中心です。ここを安定させるだけでも、合格に大きく近づきます。
難しい問題に時間を使うよりも、まずはこの2つを確実に取り切ることを優先しましょう。
2. 解き方を一本化する
問題ごとに解き方を変えると、本番で迷いやすくなります。
・すべて方程式で解く
・すべて受験算数で解く
このように、自分の中でルールを決めておくと、思考のブレがなくなり、安定して得点できるようになります。
3. 規則性は「試して見つける」
規則性の問題では、最初から公式を当てにしないことがポイントです。
小さい数字で試しながら、増え方や変化のパターンを見つけていくことで、自然と解法にたどり着きやすくなります。
4. 対策を広げすぎない
日本の難関中学受験レベルの算数をすべてカバーする必要はありません。
広尾AGで出やすい分野に絞って、反復練習を重ねる方が効率的です。限られた時間の中で結果を出すためには、「何をやらないか」を決めることも重要です。
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TCK Workshopでできる広尾AG Math対策
TCK Workshopでは、広尾学園AG Mathに特化した対策講座を提供しています。
・計算問題の徹底トレーニング
・頻出文章題のパターン演習
・オリジナル模擬問題
・英語での問題読解サポート
これらを通して、「解ける」だけでなく「安定して得点できる」状態を目指します。お子さんによっては、算数が苦手なのではなく、やるべき内容が整理されていないだけというケースも多く見られます。
無料学習相談では、現在の実力と志望校に応じて、最短で結果につながる学習プランを具体的にご提案しています。広尾学園AGを目指す場合は、早めに全体像を把握しておくと安心です。
まとめ
広尾学園中学AGのMathは、対策の方向性を正しく定めることで、短期間でも伸ばしやすい科目です。お子さんの現状に合わせて優先順位を整理し、効率よく準備を進めていくことをおすすめします。
・大問1と大問2を得点源にする
広尾学園中学AG Mathでは、計算問題と文章題・図形が得点の中心になります。まずはこの2つを安定して取れるようにすることで、合格に大きく近づきます。
・文章題は基本パターンを繰り返す
連続する数や速さ、仕事算などの頻出分野は、解き方をパターンとして身につけておくと、本番でも迷わず対応しやすくなります。
・解き方は自分に合った方法で統一する
受験算数の解法でも方程式でも問題ありません。どちらかに統一することで、試験中に迷う時間を減らし、安定して解き進めることができます。

