帰国生入試において、圧倒的な進学実績と伝統を誇る攻玉社中学校・高等学校。攻玉社は1863年(文久3年)に蘭学塾として創立。2023年に創立160周年を迎え、その象徴ともいえる「国際学級」がさらなる進化を遂げていることをご存知でしょうか。東大、京大、医学部といった最難関校への合格者を毎年輩出しながらも、帰国生が日本社会にソフトランディングするための手厚いサポートを両立させている点は、他校にはない大きな魅力です。

本記事では、攻玉社の国際学級がどのように変化し、どのような教育を提供しているのか、最新の募集要項や新しく導入されたカリキュラムの内容を交えて詳しく解説します。

豊田先生
学習相談員

講師:豊田 鈴

TCK Workshopでトッププロ講師として指導と教育相談を担当しております。幼少期の3年間をアメリカで過ごし、帰国後は日本カリキュラムで学んできました。
講師として、日本カリキュラムの国語と英語、算数・中学数学や、志望校別の英語エッセイ・日本語作文、志望理由書、面接対策を担当しております。またHistory系の科目のサポートをさせていただくこともあります。
これまでの学習や指導の経験を活かし、皆さまの現状をふまえた最適な提案をさせていただきます!些細なことでもかまいません。どうぞお気軽にご相談くださいませ!

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    TCK Workshopの無料学習相談では、攻玉社をはじめとする難関帰国生入試に向けたオーダーメイドの対策プランをご提案しています。お子様の現在の学習状況や海外での滞在年数に合わせ、合格から入学後のトップ層維持まで、プロの講師が親身にサポートいたします。


    帰国生が輝くための「3年間独立クラス」と「レベル別指導」

    相吉先生

    帰国直後のお子様にとって、環境の変化は私たちが想像する以上に大きいものです。攻玉社の国際学級は、あえて3年間を帰国生のみのクラスで過ごすことで、同じ背景を持つ仲間と高め合い、日本式の学習に慣れていく「心の安全基地」のような役割を果たしています。

    独自のクラス編成で育むアイデンティティ

    攻玉社の国際学級は、今年で36年という長い歴史を持っています。その最大の特徴は、中学の3年間を帰国生40名のみで構成される「独立した1クラス」で過ごす点にあります。アメリカ、イギリス、中国、東南アジアなど、世界各地から集まる多才な生徒たちが一つの教室に集うことで、多様性を当たり前として受け入れる土壌が育まれます。

    一般の生徒と完全に隔離されるわけではなく、部活動や体育祭、文化祭といった学校行事では一般学級の生徒と深く交流します。特に「英語暗誦大会」では、国際学級の生徒が一般学級の生徒のコーチ役を務めるなど、自身の強みを活かして貢献する場面も多く見られます。このように、帰国生としての自信を保ちつつ、徐々に日本の学校文化に馴染んでいける環境は非常に貴重だと言えます。

    基礎を固める少人数・習熟度別授業

    日本語の読み書きに不安がある生徒や、日本の算数・数学の進度に対応できるか心配な生徒も少なくありません。攻玉社では、主要3科目(英・国・数)において、1クラスをさらに2分割した20名程度の少人数指導を行っています。

    英語

    受験方式や習熟度に応じた「α(アルファ)」「β(ベータ)」の2クラス編成。αクラスはネイティブ教員によるオールイングリッシュでの英語授業を実施。βクラスは非英語圏に滞在していた生徒が中心で、文法などの基礎からしっかりと身につけられる内容になっています。

    数学・国語

    定期試験の結果などに基づき、きめ細かなフォローが必要なグループと発展的な内容に取り組むグループに分かれます。

    特に数学は「世界共通の言語」として、言葉の壁を感じにくい科目です。少人数で丁寧に指導を受けることで、海外で培った論理的思考力を日本の数学教育の中でも開花させることができます。


    CBI授業の導入で進化した英語教育の真髄

    相吉先生

    「英語を学ぶ」段階から「英語で学ぶ」段階へ。攻玉社の新しいカリキュラムは、まさに海外のトップスクールが行っている教育に近い形へと進化しています。単なる受験対策に留まらない、真の知的好奇心を刺激する授業です。

    Content-Based Instruction(CBI)の衝撃

    これまで攻玉社の国際学級では、ネイティブ教員の授業は週1回が標準でした。しかし、創立160周年の改革により、αクラスの授業で週3回のネイティブ教員主導による「CBI(内容重視型言語学習)」が採用されました。これは、英語を単なる言語としてではなく、歴史、哲学、文学、現代社会の課題といった「中身」を学ぶためのツールとして使う高度な教育手法です。

    具体的には、プレゼンテーションやディベート、PCを駆使したリサーチなどを行い、英語で思考し、発信する力を磨きます。この変化により、海外で身に付けた高い英語力を保持するだけでなく、さらにアカデミックなレベルへと引き上げることが可能になりました。

    日本人教員とのハイブリッド指導

    ネイティブ教員の授業が増える一方で、日本人教員による授業も週3回確保されています。ここでは、日本の大学入試や高度な論文読解に不可欠な「精緻な文法運用能力」と「豊かな日本語訳の表現力」を養います。


    高校からの合流と大学受験への「ソフトランディング」

    相吉先生

    中学3年間の手厚い保護から、高校での一般合流へ。この移行をスムーズにするために、攻玉社では中3の段階から段階的な準備を始めます。大学受験を見据えた「知的好奇心の刺激」こそが、難関校合格への一番の近道です。

    高校1年生からは、国際学級の生徒も一般生徒と同じクラスに混ざり、日本式の大学受験カリキュラムへと本格的に移行します。この際、英語の授業が易しく感じてしまう生徒のために、希望者向けの「フォローアップ講座」や、総合的な学習の時間を活用したハイレベルな授業が用意されています。

    また、長年の帰国生指導のノウハウを活かし、国内の難関大学のみならず、海外大学への進学という選択肢を検討する際も、適切なアドバイスを受けることができます。30年以上にわたって帰国生が当たり前に存在する環境だからこそ、教員も生徒も「お互いの違い」を自然に認め合い、切磋琢磨する文化が根付いています。


    募集要項と試験のポイント

    入試区分と募集概要

    2026年度入試からは、合計40名の募集に対し、「国算受験」と「英語1科目受験」の2つのパターンが用意されています。

    2026年度募集要項

    項目内容
    募集人員男子40名(国際学級)
    受験資格海外在住1年以上、帰国後3年以内であること
    出願期間2025年11月20日~12月12日正午
    試験科目国語・算数(各40分・各100点) →βクラスへ
    英語(60分・100点)→αクラスへ

    習熟度によって入学後に変更可能)
    面接親子面接(保護者と受験生)
    提出書類写真票、作文(300~400字)、海外在住証明書、身上書

    重要なチェックポイント

    1. 作文の内容:「海外生活で一番心に残ったこと」を300字以上400字以内でまとめる必要があります。これは事前に準備できるものですので、自身の経験を深掘りし、攻玉社で学びたい意欲に繋がるエピソードを整理しておくと良いでしょう。
    2. 親子面接:攻玉社の面接は、家庭の教育方針と学校の理念が一致しているかを確認する場でもあります。お子様だけでなく、保護者様も学校の特色を十分に理解しておくことが重要です。
    3. 英語クラスの移籍:入学時に英語βクラス(国算受験組)であっても、資格試験のスコアなどで一定の基準を満たせば、次年度からαクラスへ移籍できるチャンスがあります。

    【関連記事】中学受験の面接についてはこちらもご覧ください。


    TCK Workshopが提供する攻玉社合格へのソリューション

    攻玉社の国際学級は、年々その人気と難易度を高めています。合格を勝ち取るためには、単なる語学力だけではなく、論理的な思考力や記述力が求められます。TCK Workshopでは、攻玉社入試に特化した以下のサポートを提供しています。

    1. 英語1科目入試対策(αクラス志望)

    CBI授業を導入した攻玉社の英語入試は、単なる文法問題ではありません。長文読解の中での文脈理解や、自身の意見を論理的に述べるライティング力が重視されます。私たちの指導では、海外のニュースや文学を題材に、批判的思考力(クリティカル・シンキング)を養い、合格基準を超える答案作成力を身に付けます。

    2. 国語・算数の徹底フォロー(βクラス志望)

    海外在住期間が長いお子様にとって、日本の独特な算数の解法や、国語の文法・記述は高い壁になりがちです。TCK Workshopのバイリンガル講師は、現地校の学習内容と日本のカリキュラムの「橋渡し」を行い、短期間で効率よく得点力を引き上げます。

    3. 自己分析を深める作文・面接指導

    募集要項にある「海外生活で心に残ったこと」の作文や、親子面接での受け答えは、合否を分ける重要な要素です。お子様の素晴らしい海外経験を、どのように言語化し、学校側に伝えるべきかをともに考え、プロの講師、オリジナリティあふれるエピソードの引き出しをお手伝いします。


    まとめ

    攻玉社中学校の国際学級は、伝統ある手厚いサポート体制を維持しながら、CBI授業の導入などによって「世界基準の知性」を育む場所へと進化しています。

    • 中学3年間は帰国生のみの独立クラスで、アイデンティティを大切に育む。
    • 週3回のCBI授業により、英語「を」学ぶのではなく英語「で」学ぶ高度な教育を実践。
    • 主要科目の少人数・習熟度別指導で、日本の学習環境へ無理なく適応。
    • 東大を含む最難関大学への確かな合格実績。

    お子様の海外での貴重な経験を、日本での大きな飛躍に繋げるために、攻玉社という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

    TCK Workshopでは、お子様一人ひとりの背景に寄り添った最適な受験戦略を、無料でご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。

    参照

    攻玉社公式 入試要項

     読売新聞 2026年3月記事

    国際学級 | 攻玉社公式

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