法政大学を志望する海外生や帰国生の皆さんに、非常に重要なニュースが入ってきました。2026年度入試(2025年度実施)から、法政大学は全学部で帰国生入試を廃止し、併せて国際バカロレア利用自己推薦入試は全学部で廃止、グローバル体験公募推薦入試は文学部で募集を停止になりました。これまで特別な枠組みとして存在していたこれらの入試方式がなくなることで、法政大学への合格が難しくなるのではないかと不安を感じている方も多いでしょう。
本記事では、2026年度からの新制度の変更点を整理し、帰国生やIB生が法政大学に合格するために今すべき具体的な対策を、プロの視点から詳しく解説します。

講師:森田 一之慎
TCK Workshop プロ講師。New International School of Japan、法政大学グローバル教養学部(GIS)卒業。 全編英語の学位プログラムを修めた高い英語力を武器に、英検対策から英語エッセイ・小論文まで、論理的なアウトプット指導を得意とする。 小中高の多くをインターナショナルスクールで学び、随所で日本の私立校での学習経験もございます。
英検指導や、中学受験についてのご相談を多くご相談いただいており、実際に講師として指導も行っております。
TCK Workshopの無料学習相談では、法政大学の最新の入試変更点を踏まえ、お子様の滞在国や学習状況に合わせた最適な併願戦略や対策プランをご提案しています。制度が激変する今だからこそ、確実な情報を得て、一歩先を行く準備を始めましょう。

法政大学の入試改革は、単なる枠の削減ではなく、帰国生という属性を超えた個人の専門性や意欲をより重視する姿勢の表れです。名称に惑わされることなく、自分の強みをどの新しいルートにぶつけるべきかを冷静に見極めることが、合格への最短距離となります。
2026年度激変。法政大学が帰国生入試、IB入試、グローバル体験入試を廃止

法政大学が発表した予告によると、法政大学は全学部で帰国生入試、国際バカロレア利用自己推薦入試を廃止し、併せてグローバル体験公募推薦入試は文学部で募集を停止することを発表しました。これは、大学側が受験生を出身校や滞在歴で区分けするのではなく、同じ自己推薦入試という土俵の中で、より多角的に能力を評価する仕組みへ移行することを示しています。
具体的には、多くの学部で、従来の自己推薦入試の出願資格の中に「帰国生」や「国際バカロレア資格保持者」、「グローバル体験を持つ者」を包含する形となります。これにより、帰国生は国内の進学校で多様な実績を積んだ生徒たちと同じ基準で競うことになります。これまで以上に、海外での経験を客観的に評価される形へと変化したと言えるでしょう。
学部別の主な変更点。廃止される方式と統合後のルート
各学部の変更点は非常に多岐にわたります。特に経済学部などは、帰国生にとっての選択肢が大きく変わるため、注意が必要です。
法政大学 2026年度入試の主な変更点一覧(総合型選抜等)
| 学部 | 廃止される主な方式 | 2026年度以降の主な動き・新方式 |
| 文学部 | 帰国生入試、IB利用自己推薦、グローバル体験公募推薦、社会人入試 | 自己推薦入試(既存)の出願資格に、帰国生・IB資格・グローバル体験・社会人を追加 |
| 法学部 | 帰国生入試 | 英語外部試験利用自己推薦入試で受験可能(書類審査、面接等) 面接には「自己プレゼンテーション(約5分、オンライン)」が含まれる |
| 経済学部 | 帰国生入試、I英語外部試験利用自己推薦入試、国際バカロレア利用自己推薦入試 | 推薦型のルートが実質的に非常に限定される(英語学位IGESS等は継続) |
| 経営学部 | 帰国生入試 | 自己推薦入試の出願資格にIB資格を追加。グローバル体験公募推薦入試は実施。 |
| キャリアデザイン | 帰国生入試、IB利用自己推薦 | グローバル体験公募推薦は2026年も継続 。自己推薦入試などの既存方式へ集約 |
| 人間環境 | 帰国生入試、IB利用自己推薦、グローバル体験公募推薦 | 自己推薦入試の出願資格にIB資格を追加 |
| デザイン工 | 帰国生入試 | 既存の自己推薦入試等へ統合 |
| 理工・生命科学 | 帰国生入試 | 公募推薦入試の新設や既存方式への統合 |
※詳細は必ず法政大学公式入試情報サイト(nyushi.hosei.ac.jp)の最新要項をご確認ください。
経済学部を志望する帰国生への大きな影響
今回の変更で特に注意が必要なのが、経済学部です。これまで帰国生にとって使いやすかった英語外部試験利用自己推薦や、IB利用自己推薦が募集停止となるため、帰国生が法政大学で日本語で経済を学ぶ推薦ルートは実質的に非常に狭き門、あるいは消滅に近い形となります。経済学部を目指す場合は、英語で学位を取得するIGESSを選択するか、あるいは一般選抜、共通テスト利用入試など、他のルートも視野に入れた幅広い戦略が必要になります。

これまでのデータの蓄積が通用しない新しい入試環境では、何が評価の基準になるかをいち早く察知することが重要です。特にIB生は、単に資格を持っていること以上の、スコアと活動実績のバランスがこれまで以上に厳しく問われることになります。
新制度下で帰国生・IB生が合格を掴むための具体的対策

入試方式が統合されることで、対策の質も大きく変わります。これまでの帰国生枠のような、限られたライバルとの競争ではなくなるため、より洗練された準備が求められます。
1. 英語外部試験スコアの早期取得と注意点
自己推薦入試や英語学位プログラム(GIS、GBP、SCOPE、IGESS)において、英語スコアは合格の最低条件であり、かつ強力な武器です。目標としては、難関のGISを目指すならTOEFL iBT 90点以上、その他の学部でも72点から80点以上を、高3の夏までには確実に確保しておく必要があります。
ここで注意したいのは、英語学位プログラムでは自宅受験型のTOEFL iBT Home EditionやIELTS Onlineが認められないケースが多く、さらに複数のスコアを組み合わせるMyBest Scoresも活用されない可能性が高い点です。テストセンターでの一発のスコアで基準をクリアできるよう、計画的な受験が求められます。
2. 旧制度の基準に囚われない。最新要項の確認
これまでの国際バカロレア(IB)利用入試では、トータル26ポイント以上という明確な基準を設けている学部が多くありました。しかし、2026年度からの新制度では、この26ポイントという数字がそのまま適用される保証はありません。方式が統合され、国内の優秀層と同じ土俵で戦うことになるため、より高いスコアが実質的なボーダーラインになることも予想されます。
2026年度入試の正式な詳細は、2025年5月下旬発行の入試ガイドや、7月中旬公開の入学試験要項で明らかになります。過去の合格実績や基準に安心することなく、常に最新の公式情報をチェックし、目標を高く設定しておくことが重要です。
3. アドミッション・ポリシーに基づいた志望理由書の構築
自己推薦入試において、志望理由書は単なる自己紹介ではありません。その学部の教育方針(アドミッション・ポリシー)に対し、自分がどれだけ合致した人材であるかを証明する書類です。
例えば、法学部の英語外部試験利用自己推薦入試では、書類審査と面接が課されます。海外経験を単なる思い出話にするのではなく、現地の社会課題にどう向き合い、それが法政大学での学びにどう繋がっているのかを、論理的に言語化できなければなりません。また、かつてのGBP(経営学部)で見られた1.25倍といった低い実質倍率は、あくまで廃止される旧方式のデータです。枠が統合される2026年度以降は、志願者の層も厚くなり、倍率の上昇も十分に考えられます。隙のない志望理由書の作成こそが、合否を分ける最大のポイントです。

志望理由書は、自分の過去・現在・未来を繋ぐストーリーです。海外で過ごした時間が自分にどのような価値観を与え、それがなぜ法政大学でなければならないのか。この問いに自分なりの明確な答えを持てるよう、プロの視点を借りて自己分析を深めていきましょう。
TCK Workshopによる法政大学合格へのトータルソリューション

入試制度が大きく変わる2026年度、帰国生や海外生が一人で対策を進めることには大きなリスクが伴います。TCK Workshopでは、世界中どこからでも受けられるオンライン個別指導を通じて、法政大学合格に向けた万全の体制を整えています。
戦略的な英語資格試験対策
TOEFLやIELTS、英検など、出願の鍵となるスコアを最短で取得できるよう、バイリンガル講師がマンツーマンで指導します。特に、独学では難しいライティングやスピーキングの論理構成力を徹底的に磨き上げます。
志望理由書とプレゼンテーション・面接の徹底添削
生徒様の個性や海外でのユニークな経験を引き出し、大学側の評価基準に合致する志望理由書へと仕上げます。また、オンライン面接やプレゼンテーションが課される方式に対し、本番を想定したシミュレーションを繰り返すことで、自信を持って試験に臨めるようにします。
IB生のための学習支援
IBの各科目のスコアアップはもちろん、新制度で求められる可能性のある高い基準に対応できるよう、日々の学習をサポートします。日本語と英語の両方で概念を理解させる指導により、IBの学びを入試での強力な武器へと昇華させます。
まとめ
- 2026年度から法政大学の帰国生入試は廃止され、自己推薦入試や英語学位プログラムへ統合・拡充される。
- 国際バカロレア(IB)利用自己推薦入試やグローバル体験公募推薦入試も多くの学部で廃止される。
- 経済学部のように推薦ルートが大幅に限定される学部もあるため、早急な志望校選定とルート確認が必要。
- IBの26ポイント要件などの旧制度の基準は、新制度で引き上げられる可能性があるため、最新の公式要項の確認が不可欠。
- 過去の低い倍率データに惑わされず、英語スコアの確保と、アドミッション・ポリシーに基づいた志望理由書の作成に全力を注ぐべきである。
法政大学の入試変更にどう対応すればよいか迷っている方は、まずはTCK Workshopの無料学習相談にお越しください。プロの視点から、最新情報に基づいたお子様だけの合格ロードマップを一緒に描き、志望校合格を現実のものにしましょう。

