2022年8月に岩手県安比高原に開校した日本初の英国式全寮制インターナショナルスクール、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(Harrow International School Appi Japan)から、開校以来初となる卒業生が巣立ちました。

英国の名門パブリックスクールであるハロウスクールの教育理念と高い水準を受け継ぎ、11歳から18歳(Year 7から13)の生徒を対象に国際的な教育プログラムであるIGCSEおよびAレベル課程を提供している同校において、今回の卒業式はこれまでの教育成果を証明する重要な節目として国内外から大きな注目を集めています。開校からわずか4年間という短い期間で第一期生が成し遂げた輝かしい進学実績の全貌と、そこから見えてくるインターナショナルスクール選びのポイントについて、プロの視点から詳しく解説していきます。

松竹先生
学習相談員

講師:松竹 桃太郎

TCK Workshopプレミアム講師
。高校2年生2学期まで日本で育ち、その後はカナダのバンクーバーに6ヶ月間語学学校に通い、第二言語として英語を習得しました。
その後、アメリカのコミカレ(短期大学)で2年間勉強し、3年次にUCLAに転入してBusiness Economicsを専攻しました!
先生として日本の中学~大学受験の英語や数学の試験対策を帰国子女や国際生の生徒様へ行った経験や、自らの大学受験準備や語学資格の習得経験、海外での学習経験を活かして、
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    TCK Workshopの無料学習相談では、インターナショナルスクールや海外現地校に通うお子様の進路に合わせた最適な学習戦略を個別提案しています。ハロウ安比校のような難関カリキュラムへの対策や、国内外のトップ大学受験を見据えた具体的なサポートについて、プロの学習アドバイザーが無料で診断を行っています。

    第一期卒業生34名が成し遂げた世界の名門大学合格実績

    松竹先生

    日本国内で本格的な英国式パブリックスクールの全人教育を受けられる環境として誕生したハロウ安比校ですが、第一期生が素晴らしい結果を出してくれました。多様な文化が混ざり合う全寮制という特別な環境が、生徒たちの国際感覚と自立心を大きく育てたと言えますね。

    記念すべき第一期卒業生となったのは、12か国から集まった34名の生徒たちです。彼らは学校の創設期を一から支えてきたパイオニア世代であり、多国籍なコミュニティの中で互いに切磋琢磨しながら、学業のみならずリーダーシップや豊かな国際感覚を培ってきました。その努力の成果として、2026年度の第一期卒業生はイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、中国、香港、シンガポールの9か国・地域にある計81校の大学から、合計146件という膨大な数の合格オファーを獲得しています。

    特筆すべきは、その合格オファーのうち64件が、高名なQS世界大学ランキング(2025年版)においてトップ100にランクインする世界的な名門大学からのものであるという点です。これは単に高い学力を持っているというだけでなく、リーダーシップの経験や、真の異文化対応力、反映された課外活動の実績など、世界のトップ大学が合否判定において重視するあらゆる資質を、日々の教育環境の中で徹底的に培ってきた結果であると言えます。2026年6月17日時点における国・地域別の主な大学合格実績の詳細は以下の通りとなっています。

    主な大学合格実績

    世界の多様な地域から集まった生徒たちが獲得した、具体的な大学合格実績の詳細は以下の通りとなっています。イギリスやアメリカのトップ校をはじめ、アジアや日本の難関大学、さらには著名な美術・デザイン系の大学まで、非常に幅広い進路が開かれていることが分かります。

    国・地域主な大学
    イギリスユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、キングス・カレッジ・ロンドン、エディンバラ大学、マンチェスター大学、ブリストル大学、ウォーリック大学、グラスゴー大学、バーミンガム大学、リーズ大学、シェフィールド大学、ダラム大学、セント・アンドリュース大学、エクセター大学、クイーン・メアリー・ロンドン大学、カーディフ大学、バース大学、ロイヤル・ホロウェイ・ロンドン大学、エセックス大学、マンチェスター・メトロポリタン大学
    アメリカカーネギーメロン大学、バージニア大学、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、パデュー大学、カリフォルニア大学デービス校、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、カリフォルニア大学アーバイン校、オハイオ州立大学、ミシガン州立大学、ペンシルベニア州立大学、ラトガース大学、ノースイースタン大学、ピッツバーグ大学、ニューヨーク州立大学バッファロー校、コロラド大学ボルダー校、マイアミ大学、デラウェア大学、マサチューセッツ大学アマースト校、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン、プラット・インスティテュート、パーソンズ・スクール・オブ・デザイン
    カナダトロント大学、ブリティッシュコロンビア大学
    オーストラリア・ニュージーランドメルボルン大学、シドニー大学、モナシュ大学、西オーストラリア大学、ウェスタン・シドニー大学、オークランド大学
    日本早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学
    中国本土・香港清華大学、香港大学、デューク昆山大学
    松竹先生

    世界各国のトップスクールからこれだけのオファーを獲得できたのは、Aレベルという国際的に認知された難関カリキュラムを丁寧に履修し、高いスコアを修めた何よりの証明です。日本国内にいながらにして、これほど多様な海外進路を開拓できる選択肢があることは、お子様の教育の可能性を大きく広げてくれますね

    岩手の大自然と全寮制環境が育んだホリスティック教育の成果

    卒業式に先立つ6月12日には、校長と卒業生代表が岩手県庁を訪問し、達増拓也岩手県知事を表敬訪問しました。生徒たちは岩手での豊かな学びや自身の成長への感謝を直接伝え、達増知事からは卒業への祝福と今後の世界での活躍に向けた温かい激励の言葉が贈られました。

    ハロウ安比校の大きな特徴は、約350人の生徒のうち日本国籍が30%、外国籍が70%という、国内にいながらにして圧倒的に多国籍な環境が維持されている点にあります。岩手県の雄大な山々に囲まれた環境の中で、スキーやスノーボード、ゴルフといった安比高原ならではの多様な課外活動を通じて、学業、スポーツ、芸術、そして人格形成を高い次元で融合させたホリスティック(全人)教育を実践しています。

    卒業式においてスティーブン・トン校長は、これからの人生を厳しい山登りに例え、

    「人はいつまでも山頂に留まり続けることはできないが、山頂から見た素晴らしい景色は、その後の人生を歩んでいく大きな力になる」

    という言葉を贈りました。学校の歴史を切り拓いた最初の開拓者として、不安を抱えながらも新たな一歩を踏み出す勇気を持ってこの学校を選んだクラスメイト一人ひとりに対し、生徒代表からも、限界を超える勇気を持った者だけが、自分の可能性の真の大きさを知ることができるという力強いエールが送られ、深い絆が示されました。

    全寮制インターナショナルスクール選択におけるリアルな課題とデメリット

    このように、ハロウ安比校は優れた進学実績と充実した教育環境を兼ね備えた、非常に魅力的なインターナショナルスクールです。一方で、お子様の進学先として国内の全寮制インターナショナルスクールを検討する際には、その魅力だけでなく、あらかじめ理解しておきたい現実的なポイントについても目を向けることが大切です。

    多くのメディアや学校紹介では、進学実績や最先端の施設などの魅力が中心に取り上げられます。しかし、実際の学校生活や大学受験に向けた学習には、この学校ならではの特徴や、事前に理解しておきたい点も存在します。入学後のミスマッチを防ぐためにも、メリットとあわせてこうした側面を理解した上で判断することが重要です。

    英国式カリキュラムならではの専門性と早期の進路選択

    同校で採用されているAレベルIGCSEは、特定の分野を深く学ぶことを重視した英国式カリキュラムです。特にYear 12から始まるAレベルでは、将来進学したい学部やキャリアを見据えながら、履修科目を最終的に3~4科目まで絞り込む必要があります。

    例えば、将来エンジニアや理系分野への進学を目指す場合は、数学、物理、化学、さらに応用数学(Further Mathematics)などに特化した学習を進めることができます。このような専門性の高い学習スタイルは、言語・社会・科学・数学など幅広い分野をバランスよく学ぶ国際バカロレア(IB)とは大きく異なる特徴です。

    自分の得意分野を伸ばし、世界トップレベルの大学を目指しやすいという大きなメリットがある一方で、比較的早い段階から進路の方向性を決める必要があります。そのため、途中で志望分野が大きく変わった場合には、履修科目の変更や進路の軌道修正が容易ではないケースもあります。こうした特徴を踏まえ、カリキュラムの仕組みを十分に理解した上で科目選択を行うことが重要です。

    全寮制ならではの自立と適応力

    全寮制(ボーディングスクール)は、親元を離れて生活することで、自立心や主体性を育むことができる大きな魅力があります。その一方で、精神的な強さや高い適応力も求められる環境です。

    多国籍の生徒と生活を共にするため、授業だけでなく日常生活においても英語でコミュニケーションを取る機会が非常に多くあります。特に入学直後は、英語力への不安や文化・生活習慣の違いから、大きなストレスを感じる生徒も少なくありません。

    また、学費や寮費を含めた経済的な負担は決して小さくなく、長期休暇中の学習計画や大学受験に向けた準備についても、ご家庭で継続的にサポートしていくことが求められます。学校の支援を活用するだけでなく、必要に応じて外部の教育専門家や進学アドバイザーと連携しながら、お子様に合ったサポート体制を整えておくことが、充実した学校生活と希望進路の実現につながるでしょう。

    TCK Workshopによるインターナショナルスクール生向け学習サポート

    インターナショナルスクールが提供する高度で専門的なカリキュラムにしっかりとついていき、世界の名門大学や国内の難関大学への合格を確実なものにするためには、学校の授業を補完する個別最適なサポートが不可欠になります。TCK Workshopでは、国内外のインターナショナルスクールに通う生徒の皆様を対象に、オンラインで完結する高品質な個別指導を提供しています。

    IGCSE・Aレベルに完全対応した専門的な科目指導

    英国式カリキュラムであるIGCSE・Aレベルに対応し、各科目のシラバス(試験範囲・評価基準)に沿った専門的な指導を行います。英国式試験特有の記述方法や答案作成のポイントを丁寧に指導するとともに、現地校やインターナショナルスクールの授業だけでは理解しづらい複雑な概念や数式についても、日本語と英語のバイリンガル講師がわかりやすく解説します。定期試験の成績向上はもちろん、IGCSE・Aレベル本試験での高評価獲得を目指した実践的な学習をサポートします。

    世界の大学進学を見据えたエッセイ・面接・出願サポート

    海外大学への出願で重要となるパーソナルステートメント(志望理由書)の添削・ブラッシュアップをはじめ、国内難関大学(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学など)の帰国生入試や総合型選抜まで幅広く対応します。お子様一人ひとりの強みや経験を活かしたポートフォリオ作成、面接対策、出願戦略まで一貫してサポートし、志望校合格に向けた最適なプランをご提案します。

    英語で「考え、書く力」を育てるアカデミックライティング指導

    日常英会話にとどまらず、大学進学後にも必要となるアカデミックライティングを基礎から指導します。論理的な文章構成や根拠に基づいた議論の展開、引用方法など、学術的な文章を書くために必要なスキルを体系的に習得できます。こうした力は、インターナショナルスクールでのGPA向上だけでなく、海外大学でのレポートや研究活動にもつながる重要な基礎力となります。

    全寮制の生活に合わせた柔軟な学習サポート

    全寮制(ボーディングスクール)ならではの生活リズムや長期休暇、課外活動のスケジュールに合わせ、一人ひとりに最適な学習計画をご提案します。短期的な試験対策だけでなく、中長期的な学習計画や進路設計まで見据えながら、保護者様とも密に連携し、お子様の目標達成を継続的にサポートします。

    まとめ

    ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンの初の卒業生輩出と、インターナショナルスクールにおける進路選びの重要ポイントは以下の通りです。

    ・第一期卒業生となる34名が、世界9か国・地域の計81校の大学から146件の合格オファーを獲得しました。

    ・獲得した合格オファーのうち64件が、QS世界大学ランキングでトップ100に入る名門大学からの実績です。

    ・英国式のIGCSEやAレベル課程は非常に専門性が高く、早い段階からの戦略的な科目選択と徹底した対策が求められます。

    ・全寮制という多国籍な環境での生活は自立心を大きく育む一方、精神的なタフさや個別の学習フォロー体制が大切になります。

    ・世界や国内の難関大学合格を確実にするために、お子様のカリキュラムの特性に合わせた早めの学習計画を立てていきましょう。

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    参照

    ハロウ安比校 (学校公式HP)

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