編入試験にはやむを得ない事情が付き物です

ほとんどの場合において突然決まる緊急帰国。本来はもう少し海外に残るはずだったのに、急遽帰国しなければならない……。

そんな時に運悪くお子様の年齢が受験年次ではなかった場合、基本的には日本の学校への編入を余儀なくされます

既に海外に長く滞在されており日本の教育システムから長期間離れていた、あるいはそもそも帰国を想定していなかったなど、様々なケースがあると思います。日本語の危うさもある中で、本当に編入試験の準備なんてできるのだろうか……と心配になってしまうのも無理はありません。

今回は、そんな帰国生のための「中学編入試験」について、試験内容や対策についてお話していきたいと思います

中学編入試験の準備は学校探しから

中学校の帰国生編入については、すべての学校が受け入れをしているというわけではありません。まずは、通えそうな場所にある編入可能な学校をピックアップして、その中で取捨選択をしていきましょう!

受け入れ校についてですが、こちらは日本私学教育研究所が随時転編入情報を更新しています。例えば、帰国後は東京の学校に通いたい、という場合には、以下のHPに記載されている「都道府県私学協会一覧」から「東京私立中学高等学校協会」のページを開き、「転・編入試験について」というリンクをクリックすると、転・編入試験を実施している東京都内の私立学校一覧を見ることが出来ます。もちろん、東京だけでなく全都道府県の各局ホームページへのリンクがありますので、帰国先の該当地域のものから転編入実施校の一覧などが確認できます

他にも、JOBAさんなどが、以下のリンクにて「海外・帰国子女受け入れ校」の学校情報についてまとめていますので、是非参考になさってください。

詳しくは後述していきますが、編入試験は通常の入学試験よりも一般に出回る情報も少なく、準備期間も短くなりがちなため、試験対策が難しい傾向にあります。弊社TCK Workshopでは、指導経験豊富な講師陣が、皆様の学校選びから編入試験対策までしっかりとサポートさせていただきます!

今のレベルにあった編入可能な学校選びのお手伝いから、試験までの学習方針のご提案まで、まずは無料学習相談から是非お気軽にお問い合わせください!

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中学編入試験 試験内容は?

さて、中学校に編入するにあたって、やはり一番気になるのが編入試験の内容です

編入試験では英数国の三科目の筆記テストが行われる場合が多いようです。

どんな内容でどんな難易度なのか。一般的な入学試験よりも圧倒的に情報が少ない編入試験で対策なんてできるのか。ここでは、例年数多くの転編入試験対策をサポートしている弊社TCK Workshopがどのような対策を行っているのかについて、ご紹介させていただこうと思います。

情報については、やはり学校に直接問い合わせるのが一番です。先輩やご友人など、実際に転編入試験を受けて合格された方の話を聞くことができればベストではありますが、そういった方が必ずしもそばにいるとは限りません。迷ったらまずは、すぐに学校に問い合わせです。

学校に確認すべきことはこの3つ!

  • 帰国時期に転編入の枠があるのか。
  • (事情を伝えた上で)自分の子供に受験資格があるのか。
  • 試験科目については、どの程度まで理解できていれば良いのか。

この3つは必ず確認しましょう。枠があり受験資格があることが最低条件です。 試験科目については、大体の学校が「中学〇〇年の〇学期までの内容がわかっていれば大丈夫です。」といったような答えが返ってきます。

さて、重要なのはここからです。

この時に、「学校で使用している教科書や副教材」と「学年学期ごとのカリキュラム」についてもしっかり確認しておきましょう使用する教材で大体の難易度が想定でき、カリキュラムで試験範囲がほぼ確定します。また、中学校の場合は中学入試時のときの偏差値や試験問題で、入学後に求められるレベル感がおおよそ想定できますので、入試情報についてのリサーチをすることも重要です。

あとは、国語や数学など、志望校に合った適切なレベルの問題集を使ってひたすら演習をしておけば試験の準備は完了です!

学校の成績はどれくらい重要?

目立った粗が無ければ問題ありません

正直なところを言うと、海外のローカルな学校の成績表を日本の担当者の方が見ても、あまり実際のレベルを想像することはできません。欠席日数があまりにも多い、単位を落としてしまっている、などといったことがなければ合否判定に大きな影響を与えるものではありませんし、欠席などについてもやむを得ない事情などがあれば考慮してもらえることでしょう。

編入試験は、志望理由や当日の試験、そして面接でほぼ合否が決まるとお考え下さい。

編入試験は帰国生入試より難しい!プロに頼もう!

突然の帰国に伴う編入であれば準備期間も短いことが一般的です。一人で行う自宅での対策には限度もありますし、心配や不安があればプロにお願いすることをお勧めします。カリキュラムや学校の情報を元に、ある程度試験内容が想定できる人たちに託すのが合格への近道かと思います。

弊社TCK Workshopは帰国子女の編入試験のサポートにも対応しております!中学入試でも高校入試でもない、その間のレベルの試験内容がどの程度のものになるのか想像がつかない、どんな風に試験勉強をしたらいいのか分からない、という方向けに、無料学習相談および無料体験授業も行っておりますので、是非お気軽にご相談ください!

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突然来るかもしれない帰国に備えて

さて、「いつ来るかわからない帰国のために、どの程度日本の勉強は維持ししたほうが良いのか?」という質問はよく頂きます。これはお子様の状況によってアドバイスの内容が180度変わることもありますので、一般論として回答するには非常に難しい質問です。

理想的には学年相応の学力と日本語力はつけておく必要あります。特に数学について言えば、中学までの学習は日本語で学んでおいても損にはなりません。国語も、中学校までの漢字は読み書きができた方が良いでしょう。

中学校の学習内容はそれほど多くはありませんから、毎週少しずつ時間を作って補習を受ける・勉強をするだけでも充分な効果が見られます。小さな積み重ねでも、日本の数学や漢字の練習をしてこなかった帰国生と比べると、3年分の違いは一目瞭然です。

また、将来少しでも日本で生活をする、日本で働く可能性があるのであれば、やはり日本語の維持や日本語での教育は必ず財産となって返ってきます。この恩恵は恐らく大学生、いや、社会人になってから実感することでしょう……!

中学編入試験に関するまとめ
  • 試験に関する情報は学校に直接問い合わせて入手しておきましょう
  • 編入は入試よりも難しい場合が多い!試験対策はプロに頼もう
  • 突然の帰国に備えて日本語力の維持を行っておいて損はなし!将来の財産にもなります!