はじめにー文化学園大学杉並高校について

文化学園大学杉並中学校・高等学校(以後、文化学園大学杉並高校)は「感動の教育」を建学の精神と掲げ、グローバルに活躍できる生徒を育成しています。

中間試験を廃止した学校でもあり、STEAM教育に力を入れている、興味深い点が多い学校です。また、英語力の高い生徒に選ばれる高校とも知られているみたいです。

今回は、文化学園大学杉並高校

  1. ダブルディプロマコース(DDコース)
  2. 大学進学実績
  3. 入試情報

についてまとめて紹介していきます!

文化学園大学杉並高校のダブルディプロマコース(DDコース)

文化学園大学杉並高校には、3つのコースがあり、それぞれ違ったカリキュラムとなっています。

  1. 基礎学習を重視した「進学コース」
  2. ハイレベルな授業で難関大学を目指す「特進コース」
  3. ハイレベルな英語力で日本とカナダのディプロマを取得する「ダブルディプロマコース」

です。

帰国生にとってダブルディプロマコースがとても魅力的だと思いましたので、そちらをより詳しく紹介します。

ダブルディプロマコースとは

完全バイリンガルなダブルディプロマコースでは、カナダの授業は英語で、日本の授業は日本語で受けます。目標進路を海外大学、早慶上理ICUなどとしており、英語を身につけながら文化なども知るといったコースです。

日本の授業では

  • 茶道や弓道

カナダの授業では

  • Canada Day
  • Halloween
  • Rememberance Day

などのイベントを行い、どちらの国についても楽しく学ぶことができます。

しっかりとした日本の教育(日本史、古典、家庭基礎)などを受けつつ、カナダカリキュラムで英語、倫理、物理などを学べるのはとても魅力的ですよね!!

完全バイリンガルなので、英語力が落ちる心配も無用です。

一つのキャンパスで日本とカナダの2つの学校に在籍

DDコースは、日本の「文化学園大学杉並高校」とカナダBC州政府認定の“Bunka Suginami Canadian International School(BSCIS)”の両方の学校に在籍するため、同時進行で二つのディプロマを取得することができます。

国内にいながらこれができるのは画期的ですよね!

5週間の短期留学

DDコースの生徒は高校1年時にカナダに行き、5週間の短期留学をします。ホームステイを通してカナダについて学びながら単位を取得することができます。

他校の1年間留学プログラムでは総額もかかり、卒業資格も取得できないですよね。

文化学園大学杉並高校は同時進行するため、「海外高校の卒業資格」を取得でき、留学費が1年に比べてそれほどかからないといった魅力があります。

探究方学習

最後の特徴として、DDコース生徒中心の探究型学習を行っています。どの時代にも大事な

  • コミュニケーション能力
  • 批判的思考力
  • クリエイティビティ
  • 「学びに対する好奇心」

を育てるようなコースです。

DDコース、いかがだったでしょうか?日本にいながらもカナダと日本の卒業資格を取得できるので、英語力も落ちずに、海外大学や国内の国際的大学に受験することができますね。

このコースは高校で、英語力を維持・向上したい、日本の文化についても知りたい、留学もしたい、と思っている帰国生にとってぴったりなコースだと思います!

文化学園大学杉並高校の大学進学実績

次に、文化学園大学杉並高校大学進学実績をみてみましょう。ホームページに過去3年分が書いてあるので、そちらを紹介します。

2018年〜2020年

海外大学15名
国公立大学17名
早慶上理34名
GMARCH93名
医歯薬管理看護34名

GMARCHに合格している方が一番多いですね。

また、医歯薬管理看護と早慶上理に合格している方もいます。海外大学に15名が合格しているのは、帰国生にとって、とても魅力的な結果だと思います!海外大学でも通用する英語力が身につくのがわかりますね。

海外大学に興味のなかった方にも、選択肢が広がったのではないでしょうか。

今回はDDコースについて説明したので、DDコース卒業生の大学合格実績もみてみましょう!

DDコース卒業生の進路
Ⅰ〜Ⅲ期生 43名

海外大学15名
東京外大1名
早稲田5名
ICU6名
上智3名
立教、中央、武蔵、獨協他15名

やはりDDコースでは海外大学に合格する生徒が多いみたいですね!具体的には、

  • University of British Columbia
  • Irvine Valley College
  • Vancouver Island University

などに合格しており、カナダ、オランダ、チェコ、アメリカに合格した生徒がいます。

また、英語に力を入れているICUや東京外大に合格している方がいますね。このような大学に進学したい方にはDDコースがおすすめです!

文化学園大学杉並高校の入試情報

最後に、文化学園大学杉並高校入試情報について確認しておきましょう。今回はDDコースについてお話ししたので、DDコースに入るための試験を紹介します。

一般入試 DDコース

試験科目

試験科目国語 (50分)
数学 (50分)
英語筆記 (60分)
英語口頭試問 (20分)
日本語面接 (5分)

英語筆記は60分延長可能と記載されています

面接は本人のみ

一般入試では英語だけではなく、国語と算数も出題されますね。英語も合計80分あり、英語に力を入れている方にはおすすめです。サンプル問題があるので、解いてみたいという方はこちらを見てみて下さい!

海外帰国生入試 特進コース・進学コース(*DDコースも可)

資格:海外に在住している日本国籍の中学3年、海外在住1年以上

試験科目

試験科目口頭試問(国語20分、算数20分)
面接(日本語5分)
英語(筆記はなし、資格による点数感算)
*全てオンライン

英語の資格による得点換算は下記の通りとなります。

英検準1級以上満点
英検2級80%
準2級70%
3級60%

という扱いになります。

英検による得点換算がない場合は他科目での得点・面接で判断

海外帰国生入試は主に特進コース進学コース希望者のためですが、DDコースを希望する方は「チャレンジ受験」をすることができます。

推薦・一般入試で合格しても、他のコースにスライド合格ができるということです。

また、英語の得点換算は英検以外にもIELTS、TOEFL iBT、TOEICなども利用できるので、詳細は募集要項をみてください。サンプル問題もありましたので、こちらを解いてみてください!

国内帰国生入試 DDコース

資格:海外在住1年以上、帰国後3年以内

試験科目

試験科目数学 (50分)
英語筆記 (60分)
英語口頭試問

国内帰国生入試は他の入試と比べて、国語の試験はなく、算数と英語のみの出題ですね。サンプル問題も是非ご覧ください。

一般入試、海外帰国生入試、国内帰国生入試では、全て英語と数学が問われますので、その対策がとても大事になりそうです。

文化学園大学杉並高校のまとめ

文化学園大学杉並高校DDコースはいかがでしたか?

とても魅力的な点が多く、帰国生にとっても興味深いコースだと思います!

全ての入試では数学が出題され、国語は一般入試と海外帰国生入試で問われるため、海外在住中に日本の算数と国語を充分に勉強していない方は受験対策が必要になってきます。

また、英検を取得していると、得点換算がされるため、そちらの受験も考えて計画的に進めましょう。