はじめに――江戸川女子高校について

「教養のある堅実な女性の育成」を建学の精神としている江戸川女子高校は、創立90周年を迎えます。

江戸川女子高校には、英語に力を入れる「英語科」といったコースがあり、帰国生にとって興味深い点が多いと思います。

今回は創立90周年を迎える江戸川女子高校

  1. 3つのコース紹介
  2. 海外研修
  3. 大学合格実績
  4. 入試情報

についてまとめて紹介していきます!

江戸川女子高校の3つのコース紹介

江戸川女子高校では、学生の進路に合わせて3つのコースがあります。普通科Ⅱ類、普通科Ⅲ類、英語科です。それぞれを以下に簡単に紹介します。

普通科Ⅱ類・難関私立大学を目指す
・主要教科の徹底
・基礎から大学受験のレベルまで実力をつける
普通科Ⅲ類・国公立大学を中心に目指す
・難関私立大学、医学部への合格も目指す
・共通テストの高得点対策
・授業がそのまま受験対策
英語科・難関大の文系学部(早慶上理等)を目指す
・英語の授業が多い(高校1年,2年:9時間,高校3年:10時間)
・高校2年で海外での語学研修あり
・国立大学文系学部の受験も可能

3つのうち、どのコースが気になりましたか?

帰国生でしたら、「英語科」のコースが魅力的だと思います。英語科英語の授業は、英会話、英語表現、英語理解、異文化理解などがあります。日本に帰国後、英語の維持・向上をするのに苦労したくないと思う方は、英語の授業が多い「英語科」で日常的に英語を使うと英語力に効果的だと思います!

このように、学生一人一人の進路にあったコースで受験対策をするのはとても魅力的ですよね。実際にこの学校の生徒はどのような大学に進学しているのかが気になる方は、下にある大学合格実績も合わせてご覧ください!

なお、中学から受験する場合には、2021年に新設されたばかりの「国際コース」があるので、そちらに興味がある方は別にある江戸川女子中学についての記事で詳しくご参照ください。

江戸川女子高校の海外研修

英語科の説明で海外語学研修がでましたので、続いてはその海外研修について詳しくみていきましょう。

江戸川女子高校海外研修は英語教育を実践する場として設けており、多くの種類があります。その中のいくつかを紹介します。

カナダ・フィリピン研修旅行(普通科高校2年)カナダかフィリピンのいずれかを選択し、文化施設の建学、ホームステイ、寮生活、などを通して英語力を身につけます。
イギリス語学研修
(英語科高校2年)
ケンブリッジ市内の語学学校に通い、ホームステイをすることにより、英語をしっかりと身につけます。英語の授業はレベル別クラスでレッスンを受けるため、自分のレベルで学ぶことができます。また、ヨーロッパなどから来た留学生も多く訪れるため、様々な人と交流することができます。
1年留学(英語科高校2年)オーストラリアまたはニュージーランドの現地高校に1年間通います。留学中の単位は江戸川女子高校の単位として認定されるため、高校中に留学を行っても3年間で卒業することができます。

他には、フィリピン語学研修、ニュージーランド語学研修、アメリカ語学研修がありますが、やはり英語科のコースに在籍している方が対象となるものが多いという印象です。このようなプログラムを通して様々な異文化交流、そして現地での学びをしたい方には、英語科が向いていると思います!

江戸川女子高校の大学合格実績

次に、江戸川女子高校大学合格実績をみてみましょう。

2020年度の合格実績は以下のとおりです。

2020年卒業生数349名

国公立54名
医療系学科131名
早慶上理ICU76名
GMARCH171名

国公立大学の中、東京工業大学、大阪大学、東北大学に合格している方が1名づつおり、難波大学、横浜国立大学、千葉大学、東京外語大学に合格している生徒もいます!

また、卒業生の現役大学進学率が93%と、とても高い実績があります。全体的に見ると、60%が文系、理系は40%であり、文系が若干多いようですね。

現役での大学進学率の高さを見ると、江戸川女子高校充実した進路サポート、そして実際に大学入試に役立つ教育をしていることがわかりますね。

江戸川女子高校の入試情報

最後に、江戸川女子高校入試情報です。

一般入試、推薦入試、帰国生入試があります。今回は帰国生が最も関心が多いであろう帰国生入試一般入試をとりあげて説明します。

帰国生入試 (第一志望者)

資格:海外在住1年以上、帰国後3年以内、英検準2級以上を取得している者

試験科目:普通科

試験科目国語 (30分)
算数 (30分)
面接 (日本語)

試験科目:英語科

試験科目国語 (30分)
面接 (日本語)

帰国生入試江戸川女子高校を第一志望とする方は、英検準2級以上の資格を取得していることが条件となりますので、ご注意ください。英検以外でも同等のレベル以上の資格を持っている場合はそちらを提出するのでも大丈夫です。帰国生入試であるにもかかわらず、試験日に英語を問わないのですね。英検資格を事前に提出しているので、試験日では国語、または国語と数学が出題されるため、その対策が必要です。

帰国生入試 (併願者)

資格:海外在住1年以上、帰国後3年以内

試験科目:普通科

試験科目国語 (50分)
英語 (50分)
算数 (50分)
面接 (日本語)

試験科目:英語科

試験科目国語 (50分)
英語 (50分)
リスニング (30分)
面接 (日本語)

帰国生入試(併願)で受験する場合は、英検準2級以上を取得している必要がありません。その代わりに、英語の入試科目が増えていますね。普通科英語科の違いとしては、普通科算数英語科英語のリスニングがある点です。どちらのコースでも国語の対策は必要になりますね。

一般入試 (第一回・第二回)

試験科目:普通科

試験科目国語 (50分)
英語 (50分)
算数 (50分)
面接 (日本語)

試験科目:英語科

試験科目国語 (50分)
英語 (50分)
リスニング (30分)
面接 (日本語)

最後に一般入試です。こちらは、帰国生入試の併願者用の試験科目と同じだったため、記載させていただきました。違う点は、面接が個人ではなく、5名1組となることですね。もし帰国生の資格に該当しない方は、こちらで受験するのも良いと思います。

江戸川女子高校のまとめ

江戸川女子高校はいかがでしたか?

江戸川女子高校英語科の説明、海外研修の種類、大学合格実績を紹介してきました。

帰国生入試では、英語の試験がないかわりに、国語があり、受験するコースによって算数やリスニングもあるので、受験の種類を選んで対策をしましょう。