はじめにー山脇学園中学について

山脇学園117年の歴史をもつ、私立女子中高一貫校です。

「国際社会で活躍する女性の育成」を教育目標の1つにしている山脇学園では、英語教育に力を入れています。

今回はそんな英語に力を入れている山脇学園中学高等学校(以後、山脇学園中学)の

  1. 英語教育
  2. イングリッシュアイランド
  3. 大学合格実績
  4. 入試情報

についてまとめましたので、最後までお読みください!

山脇学園中学の英語教育

まずは、山脇学園中学英語教育からみていきましょう。

山脇学園中学へ帰国生・英語入試(入試については最後までお読みください)で入学した生徒は、「クロスカルチャークラス」に所属し、5つの習熟度別授業で英語を学びます。それぞれのレベルをみてみましょう。

GⅤ・GⅣ

国内トップ大学のみならず海外大学進学も視野に入れ、高校卒業時にCEFR C1レベル以上(英検1級レベル以上)の英語力を習得することを目標とします。

GⅢ

国内トップ大学の進学を視野に入れ、高校卒業時にCEFR B2レベル以上(英検1級レベル以上)の英語力の習得を目指します。読解を通してアカデミックな英語と知識が身につき、プレゼンターションやエッセイライティング、そしてディスカッションなども行います。

GⅡ・G1

文法や語彙指導をおろそかにせず、着々と英語力を伸ばします。高校卒業時にCEFR B1レベル以上(英検2級以上)の英語力を習得することを目標とします。

このように、住んでいた国や期間によって帰国生にも英語力のばらつきがあるのを理解し、一般クラスと違った一つのレベルではなく、5つに分けているのはとても良いですよね。

英語の授業に加え、国語も中学1年は1年間の取り出し授業があります。また、理科や社会も補習講座があるため、希望者はそのようなフォローアップ制度を利用すると良いと思います!このようなサポートがあるととても安心して学校生活が遅れそうですよね!英語を自分のレベルにあった授業で伸ばしつつ、国語などもしっかりと学べる学校ですね。

その他のグローバル教育についてはこちらをご覧ください。

イングリッシュアイランド (EI)

山脇学園には

  1. サイエンスアイランド(SI)
  2. イングリッシュアイランド(EI)
  3. セルフスタディアイランド(SSI)
  4. ラーニングフォレスト(LF)

といった特徴的な施設があります。

イングリッシュアイランドには、ネイティヴの教員が常駐し、英語でのコミュニケーションが原則。海外にいるかのような体験ができます。EIのダウンタウンエリアには、

  • 学校
  • レストラン
  • カフェ
  • フラワーショップ
  • ニューススタンド
  • 銀行
  • 薬局
  • シアター

などを模したブースを設置。グループワークなどでも活用します。
また、EIにはミニシアターも設置しており、放課後に洋画を上映したり、授業で洋画の吹き替えやプレゼンを実施したりと活用しています。

生徒が自由に使えるので、帰国生も英語を使い続けてこのような施設を利用するのはとても効果的だと思います!いつでもオールイングリッシュの環境に行けることができるのはとても嬉しいことですよね! イングリッシュアイランドが行う様々な英語プログラムがありますので、いくつか紹介します。

イングリッシュアイランドステイ (EIS)中学1年生から3年生までは、週に1時間生徒同士や教員と生徒は全て英語での会話をするため、英語をツールとして使う経験が豊富にできます。EIも活用しながら、4技能5領域をバランスよく伸ばします。
季節イベントクリスマスやハロウィンの時期は、イベントパーティーがあります。外国人留学生も参加し、楽しく国際交流することができます。
EI部EIでネイティブの教員と放課後のアクティビティーなどの企画・活動を⾏います。英語での活動の中で⾃然に対話⼒が⾝につきます。

いかがでしたか?イングリッシュアイランド、とても楽しく英語が練習できそうですね!

山脇学園の大学進学実績

次に、山脇学園中学の2023年度大学合格実績を見てみましょう。

2023年卒業生数268名

今回は海外大学合格者がいませんが、過去には、

などに合格している人がいます。

UPAA・UPAS (海外協定大学推薦制度)の加盟校であるため、多くの大学との繋がりがあります。海外大学進学相談オンラインTOEFL講座もあるそうです。海外大学へもともと進学したい方も、今まで海外大学は考えてこなかった方も、同校の過去の実績を見ると、それも進学の選択肢に入ってくるかもしれませんね。

他にどのような大学に合格しているかが気になる方はこちらをご参照ください!

山脇学園の入試情報

最後に、山脇学園中学の入試情報を確認しておきましょう。一般入試、理数探究入試、英語入試、帰国生入試があります。今回は英語入試と帰国生入試を紹介します。

英語入試 (A・B・C)

資格:英検3級相当以上取得者(小学4年生以降に取得したもの)

試験科目

試験科目国語 (50分)
算数 (50分)

英語入試は小学4年生以降に取得した英検3級相当の合格書のコピーが必要になります。そのため、当日は英語の試験がなく、国語と算数が出題されます。英語入試と聞くと英語の1科目だと思われる方も多いかと思いますが、今回は国語と数学がたっぷりと50分ずつあるので、受験対策はとても大事になってきます。国語と算数は一般入試と同一問題で同一時間に実施されます。一般入試A・Cは4科目、Bは2科目の試験実施となりますが、英語入試はA・B・Cいずれも国語と算数の2科目入試となります。

帰国生入試は多くの日程で行われており、得意な科目を選択して受験することができます。

帰国生入試 Ⅰ期

資格:海外在住1年以上、帰国後3年以内

試験科目:次の①~③のいずれかを選択

  1. 国語 (30分)・算数 (30分)
  2. 国語 (30分)・英語面接(4年生以降取得の英検3級相当以上のスコアのコピー提出)
  3. 算数 (30分)・面接(英語と日本語音読)(4年生以降取得の英検3級以上スコアのコピー提出)

こちらは英語入試に比べて国語と算数の試験時間が20分短いですね。そのため、一般入試より問題量は少なくなっています。②か③を選ぶ場合は英検を取得する必要があります。こちらの入試も当日は英語の試験がありませんね。

帰国生入試 Ⅱ期(エッセイA・エッセイB)

資格:海外在住1年以上、帰国後3年以内、英検準2級相当以上の資格(小学校4年生以降に取得したもの)

試験科目

試験科目英語のエッセイ(30分)
日本語の作文(15分)

帰国生入試のⅡ期はⅠ期と違って、国語と算数がメインになります。国語と算数は一般入試と同じ問題が出題されますので、対策が必要です。英検3級以上を取得している方は、提出すると合否ラインの判定の時に役立ちます!

英語入試、帰国生入試のⅠ期とⅡ期、持っている英検や得意な科目を考えて最適な入試を選びましょう。

TOFELやTOEICといった英検以外の英語資格については、事前問い合わせで英検換算を行っています。事前問い合わせはこちらの帰国生・英語入試特設LINEから1対1対応のチャットが便利です。こちらのLINEからは受験生向けの情報も発信しているので、質問がない方も、ぜひご登録ください!

山脇学園中学のまとめ

山脇学園中学はいかがでしたか?

山脇学園中学の英語教育、イングリッシュアイランド、はどのような印象でしたか?クリスマスパーティやハロウィンパーティなど楽しいイベントもありますし、英語を日常的に使いたい方にとってとても良い施設ですよね!

入試は英語の試験がなく、国語と算数が出題されるものが多くなっています。英検を取得していると便利なので、英検受験の対策もすると必ず役だつと思います!日本の国語と算数をしっかりと勉強できていない方は受験対策がとても大事です。