はじめに

帰国子女高校受験生に人気のある慶應義塾湘南藤沢(SFC)高等部ですが、従来の入試では数学は一般入試と同じ問題が課されていたため、一般生徒と同じようにハイレベルな問題を解く能力が必要となります。

慶應義塾湘南藤沢(SFC)高等部 2017年の問題構成はこのようになっています。

大問1大問2大問3大問4大問5大問6
計算問題 4問小問集合
3題
関数と図形
小問3題
場合の数
小問3題
平面図形
小問3題
立体図形
小問3題

SFCの問題は図形問題が非常に多く、関数の問題も結局図形問題であり、小問集合も合わせれば多いときには実に60%は図形問題となることもありました。

そんな慶應義塾湘南藤沢(SFC)高等部ですが、2022年入試から入試が変わります。

  • 「数学は60分から45分へと時間が短縮されるということで、問題数が少なくなるのか…?」

まだ前例がないわけですから対策に頭を悩まされているかたも多くいらっしゃるかと思います。

まず、安全策としてはこれまで同等の対策をしておくべきとするのが無難です。これまでの過去問題を演習することで十分に入試内容の変化に対応できることでしょう。

今回は慶應義塾湘南藤沢(SFC)高等部 帰国生入試 2017年の過去問から問題をピックアップして解説をしていきます。

慶應義塾湘南藤沢(SFC)高等部 帰国生入試 2017年 数学 大問4 解説

迷ったら書きだそう

迷ったら書き出します。いろいろな解き方存在はしますが、わからなくなったのならば手を動かしてみましょう。

特に大問であれば最初の小問は簡単な問題が多いです。ここで4点5点動くわけですから、どんなに格好の悪いやり方でも答えをだすことに集中してください。

道順の数え方については中学受験を経験した生徒達は有名な方法かもしれません。

そうでなければ、むしろ組み合わせを利用したやり方を理解してみてください。一回理屈がの見込めれば似た問題全てに通用します。

例外がつきもの

こんかいの様な問題には例外がつきもの。全ての問題できれいすっきり数式だけで解けるなんてことはありません。

そんな時はいつだってとにかく手を動かして書き出してみる。

そこから規則性を見つけて洞察してみましょう。

何でも手を動かして考えてみる子は数学にむいています。

  • わからないから手が動かない、のではなくわからないから手を動かしてみる。

こういった意識で色々な数学の問題に取り組んでみてはいかがでしょうか。

初動が肝心

  • とにかく初動が肝心。

問題を解ける解けないの勝敗を決める分岐点はいくつかありますが、第一関門は何といっても最初の一手。

ただし、この最初の一手は難しいようで決してそうではありません。

いわゆる「パターン認識」です。

こうきたらこうだ、っていうセオリーがほとんどの場合決まっています。それをどれだけ瞬発力よく実践できるかが重要になってきます。

帰国生入試の数学は一般入試と一緒

多くの学校では数学の問題は一般入試と同じ問題となります。

過去問題の対策はもちろん重要ですが、同レベルの高校などの過去問題などを利用することでより多く演習を重ねることが可能になります。

傾向分析や過去問題演習は是非第三者の協力を活用しましょう。