和洋九段女子中学校高等学校は明治時代からの長い伝統を持つ、100年以上の歴史ある学校です。
少人数制の和洋九段女子中学校高等学校では、生徒が自主的に考え、問題解決を積極的にするために全教科PBL(Problem Based Learning)型でカリキュラムが実施されています。
日本文化の教育とグローバルな教育、どちらも身につけられるこの学校は、日本の伝統的価値観を知りながら、世界標準の教育を求める帰国生におすすめの学校です。
こちらでは、その中でも和洋九段女子中学の
- 英語教育
- 海外の学校とのつながり
- 大学合格実績
- 入試方法
など、なぜ帰国生に向いているかをより具体的にまとめてみました!最後までお読みください。
和洋九段中学の英語教育
早速、まずは和洋九段女子中学の英語教育を確認しましょう。
和洋九段女子中学では、本科クラスとグローバルクラスの2種類のクラスに分けられています。
中学3年までにそれぞれのクラスは以下の英語力を目指します。
本科クラス | 英検準2級〜 TOEIC 400-500 IELTS 4.0-4.5 GTEC G4 |
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グローバルクラス | 英検2級〜 TOEIC 550-600 IELTS 4.5-5.0 GTEC G5 |
和洋九段女子中学のグローバルクラス
帰国子女にとって魅力的な、和洋九段女子中学校のグローバルクラスについてより詳しくお伝えします。
グローバルクラスでは、海外に滞在したことのある帰国生はもちろん、これから英語を学びたいと考えている生徒も入ることができます。
英語はレベル別授業であり、グローバルクラス内でも大きく2つのグループに分けられています。
一つは英語が得意な生徒向けのAdvancedクラス。
もう一つは、将来英語での授業を受けたい生徒向けのIntermediateクラス(それぞれ2つのクラス内でも、さらにレベル別にグループやクラスが分けられることもあります)。
具体的には、
Advancedクラス | 入学時に英検準2級程度 のレベルである生徒が、英検準1級を目指し、オールイングリッシュの英語の授業を受ける。 |
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Intermediateクラス | 入学時の英語力は関係なく、英検準2級程度でアドバンスドへの移行を目指す。 |
となっており、両者とも英語の授業は週8-9時間です。本科クラスにいる生徒も、こちらのグローバルクラスに移行できるそうです。
補習授業
国語を苦手とする帰国生もいると思います。
和洋九段女子中学では、そのような不安や苦手意識がある生徒のために、「国語」の取り出し授業という形での補習授業があります。
また、20時まで利用可能な自習室「スタディステーション」では、先生に質問ができるので、その日にもやもやを解決できます。
このような取り出し授業や先生が対応してくれる自習室があることは特に生徒にとってとても力強いものだと思います!
海外の学校とのつながり
和洋九段女子中学は海外とのつながりも豊富にあり、生徒が海外に足を運ぶ機会がたくさんあります!
シンガポール修学旅行 | 中学3年対象 中学3年生はシンガポールの国立大学に行き、他の学校の生徒と交流して、異文化を経験します。 |
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オーストラリアホームステイ | 中学3年〜高校2年対象 セントスカラスティカスカレッジで15日間の語学研修 |
ターム留学・長期留学 | 中学3年〜高校2年対象 アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどへのターム(3ヶ月)か長期(10ヶ月)留学 |
など、中学3年次の修学旅行以外にも、希望すれば留学やホームステイできる様々な海外研修があります。
また、和洋九段女子の高校は海外協定大学推薦制度に加入しています。
海外大学への進学を希望する方は、名門20校中4校に出願できますので、海外大学に興味のある方にとって、望ましい学校ですね。
和洋九段女子中学の大学進学実績について
ここで、和洋九段女子中学の気になる大学進学実績を確認してみましょう。
2020年では卒業生が73名でした。どのような大学に合格したのか、見てみましょう。
国公立大学 | 1名 |
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早慶上理ICU | 5名 |
GMARCH | 9名 |
和洋九段女子中学の受験情報について
和洋九段女子中学には海外帰国生入試と一般入試があります。
一般受験の偏差値は40前後であることから、帰国生入試もそこまで難しい内容ではないでしょう。
ただし、注意点もあります。
海外帰国生入試
定員 | 5名 |
試験科目 | 【国語・算数・英語】のうち2科目+面接10分(保護者1名同伴) もしくは 英語+面接10分(保護者1名同伴) |
新型コロナウィルスにより帰国困難である方は、オンラインでの入試も可能になっています。語学検定試験のスコアは任意なのですが、持っていた方が有利になると思います。
一般入試で入学した生徒も、もちろんグローバルクラスに入れます。
一般入試では、国語・算数、PBL型、新思考力、などとても多様な試験科目から選択できます。
その中から、英語が得意で、グローバルクラスに入りたいと思う方は、
一般入試の【英語・英語スピーキング】
がおすすめです。
一般入試
試験科目 | 英語筆記・英語スピーキング10分程度 |
この入試方法では、ネイティブスピーカーによるスピーキングテストとリスニングを含む英語の試験が実施されます。
具体的に、英語の筆記問題では、リスニング、文法、読解、英作文が出題されます。
難易度5級〜3級程度となっております。
スピーキングテストでは、基礎的な自由型会話+テーマ型会話が10分ほど行われます。
英語ができる帰国子女として、自分の強みを使いたいと思う方は、一般入試を検討するのもいかがでしょうか?
ホームページに過去問が公開されているので、是非解いてみてください!
和洋九段女子中学のまとめ
和洋九段女子中学はいかがでしたでしょうか?
和洋九段女子中学のグローバルクラスは、日本に戻ってきてからも英語力を保ち続けることが心配な方にとっては気になる学校ですね!