1. はじめに
帰国子女で「英語は得意」と自信を持っているお子さまでも、TOEFL Writingになると

伝えたいことは頭にあるのに、どう書けばいいかわからない

文法ミスで減点が怖くて書くのが止まってしまう

論理展開が曖昧で評価が安定しない
など、具体的な悩みを抱えるケースが少なくありません。
特に、海外での英語は話すこと重視で、書く力の育成は後回しになる学習環境が多く、日本帰国後のTOEFLでは「書く力の不十分さ」が如実に現れてしまうことがあります。実際、ライティングだけが伸びず、Speakingは25点近いのにWritingだけ15点台…という点差に、不安を抱える生徒も少なくないのです。また、親御さまも

「このままだと米国の大学進学や日本の大学受験に響くのでは」

「Scholarshipに間に合わないのでは」
といった心配をされ、家庭内で焦りや苛立ちが募ることもあるでしょう。
さらに、多くの帰国子女はWriting対策に限った参考書や専門指導を受けた経験が少なく、「まず何をすればいいのか」「ETSの採点基準とは?」という基本的な部分から不安を抱えている場合もあります。このまま独学や手探りで進めていくと、本番でパニックになり、せっかくの英語力がスコアにつながらないまま終わってしまう恐れもあるのです。
2.「4つの原因」を紐解き、根本から鍛える具体策
原因①:構成が英語的思考に合っていない
ETSはIntegrated Writingにおいて「情報選択・論理的構成・明確な表現」が高得点に不可欠と指摘しています。しかし、日本語思考の帰国子女は「結論→背景→詳細」の書き方に慣れており、Supporting evidenceやintegrationに苦手意識を持つケースが多いのです。そのため、まずはETSルーブリックに沿い、Integratedでは「Lecture+Readingから主要論点を抽出し、対応関係を明確に書く」という練習を徹底的に。Academic Discussionでは生徒たちの主張を意識しながらも、「主張→理由→具体例→再主張(P-E-E-L構成)」を繰り返し、「構成を覚える」アプローチが効果的です。
原因②:語彙や文法はあるのに活用力が乏しい
ETSの採点では「多様な文法構造や正確な語彙の使用」がスコアの重要な指標です。帰国子女は会話ベースで得た語彙・文法を、一度自分の文で使いこなす機会が少ないため、書き言葉に転換できていない場合があります。練習には、模範文を確認したり、「cause→result, as a result, consequently」などの接続表現を色々と習得し、積極的に使用する演習を行うことが効果的です。さらに文法については、書くなかで添削を繰り返しながら定着していきましょう。
原因③:自己添削能力の未熟さ
ネイティブでも自己添削には限度があり、ETSでは複数の評価者が読むため「自己添削では見抜けない問題」が評価に響きます。帰国子女は一人で書いて満足してしまい、他者視点でのコメントを取り入れる機会が少ない点が課題です。なのでぜひ、第三者、塾講師や英語ネイティブの人に赤入れや解説を実施してもらうようにしましょう!
原因④:焦りや完璧主義による筆の止まり
ETSルーブリックで評価されるのは「明確な表現」と「一定の文法的正確さ」。しかし帰国子女は「完璧な文法や複雑な表現」を目標にして筆を止めてしまい、完成に至らないケースが多々あります。その改善には、Time-constrainedでまず80%の完成度で書く時期を設け、その後読み直し、形容詞や構文などが工夫できるところは変更するようにしましょう!PC入力になるので、修正は簡単にしやすいのが特徴かと思います。
3.TCKWorkshopの利用で特に効果が実感できる方は?
本記事でご紹介した対策法とTCKの指導は、特に以下のような方に適しています。
・すでにSpeakingやReadingでは高得点を取れている一方で、Writingだけ伸び悩んでいる帰国子女。
・留学・進学に向けてTOEFLを急ぎで取得したい方。
・構成や論理性は理解していても、自己添削が苦手で、Writingの練習を続けられない方。
・また、ETSの採点方式やルーブリックに基づいて戦略的に対策したい方にも向いています。
こうした方々は特に、「客観的に評価されるWriting力」「ETS基準に沿った論理構成」「リライトを通じた確かな改善」といったポイントを重視されており、TCKのサポートが最適です。
4.特に効果を実感しやすいのはこんな方へ
TCK Workshopは特に以下のような方に最適です。
・海外在住歴が長く、日本に不安定に帰国する予定がある方
・PC入力が苦手で慣れておらず、本番で緊張してしまいそうな方
・英検準1級や2級を目指していて、帰国後に時間が限られているけれど、合格は絶対に逃 したくないという熱意ある方
・年齢が対象受験級よりも低く、概念の理解が必要だったり、細かいフォローがほしい方
5. まずは一歩を踏み出すために
TOEFL Writingのスコアが伸び悩んでいる現状を放置すると、留学や進学のチャンスを逃すリスクがあります。そこで、まずは以下の3つからお気軽にスタートしてみませんか?
親御さまとご一緒に、今のお子さまの英語力やスケジュール感をじっくり確認し、無料体験授業の実施、その上でTOEFLWritingの対策プランをご提案します。将来の展望も含めて安心して話せる場をご提供いたしますので、お気軽にお問い合わせください。