海外・インターナショナルスクールに通う生徒、あるいは帰国子女入試を見据えるご家庭にとって、「A-level」は避けて通れない重要ワードです。
しかし、こんな疑問をお持ちではありませんか?

IGCSEとの違いって?

難易度はどれくらい?

大学進学にどう影響するの?

効果的な対策法は?
この記事では、A-levelの全体像をわかりやすく整理し、IGCSEとの違いや進学への活用法、そして対策のコツまで、教育のプロであるTCK Workshopの視点で徹底解説します。
A-levelとは?|英国発の大学入試資格
A-level(Advanced Level)は、イギリスを中心に世界中の大学進学に利用される学力資格。IGCSEの次のステップとして、16〜18歳を対象に2年間かけて学ぶ上級課程です。
A-levelの主な特徴:
- 試験機関(Exam Boards):Cambridge(CAIE)やPearson Edexcelが代表的
- 科目選択制:一般的に3〜4科目を選択し、2年間かけて深く学習
- 試験形式:筆記試験が中心。科目によっては実技・口頭試験も含む
- 難易度:IGCSEよりも一段階上。論述・分析力が大きく問われる
- 評価基準:A*〜Eの段階評価。A*は最優秀成績として認定されます
A-levelは、進学先の指定科目や成績条件に直結する「合否に直結する資格試験」として、多くの国の大学で採用されています。
IGCSEとの違い|目的・難易度・学習スタイルが全く異なる
項目 | IGCSE | A-level |
対象年齢 | 約14〜16歳 | 約16〜18歳 |
教育レベル | 中等教育課程(基礎) | 高等教育課程(大学準備) |
科目数 | 5〜7科目以上 | 3〜4科目の選択制 |
難易度・深さ | 幅広く浅い | 狭く深く(大学レベルに迫る) |
試験形式 | 客観・記述混在 | 記述中心、論述力重視 |
大学出願への影響 | 一部大学で補足資料扱い | 主要評価項目として正式に評価される |
A-levelは「進学のための証明」として非常に強力であり、IGCSEとは比較にならないほどの専門性と思考力が求められます。
A-levelが与える大学進学への影響
🌍 海外大学(イギリス・カナダ・オーストラリア など)
A-levelは、世界中の大学が「正式な出願資格」として認める学力評価制度です。
イギリス(UCAS):
- 通常3科目以上のA-levelが出願要件
- オファー形式(例:AAA, ABBなど)で合否が左右される
- 指定科目あり(例:理系学部=Maths + Science)
カナダ・オーストラリア:
- 成績をスコア換算し、GPAのように使用可能
- 一部大学ではA-levelによる単位免除の対象となることも
🇯🇵 日本の大学(帰国生枠・英語プログラム)
日本でも、A-levelを正規評価として取り入れる大学が増加中です。
- 東京大学 PEAKプログラム
- 慶應義塾大学 SFC・医学部(帰国生枠)
- 早稲田大学 国際教養学部(SILS)
- 国際基督教大学(ICU)
これらの大学では、A-levelのスコアを英語スコアやEssayと併せて評価。特に高得点(A, A*)を獲得できれば、アドミッションで大きなアドバンテージになります。
A-level対策が難しい理由と成功のカギ
A-levelでは単なる「暗記」では通用しません。課題解決力・論理構成・応用力が問われるため、IGCSEの延長線ではなく“新たな学習スタイル”が必要です。
- 教材・授業がすべて英語で進むため内容理解に時間がかかる
- Writing(論述問題)の構成が日本式とは全く違う
- Paperごとに形式が異なり、対策が複雑
- 自学だけでは限界がある(特にEssayやEvaluation問題)
成功するための対策ポイント:
シラバス(Syllabus)を熟読
出題範囲・キーワード・試験形式を理解することで無駄のない学習が可能に
過去問を徹底分析
各Paperの構成と出題傾向を把握し、予測と対策を立てる
Writingと構文練習
特にEssay系科目(English, Economics, Psychology)は構成と論拠の積み重ねが不可欠
専門講師のサポート
自力で習得しにくい“採点される書き方”や“評価される表現”は指導者によるフィードバックが有効
TCK WorkshopのA-level対策|個別×実戦で結果を出す

「IBではなくA-levelを選んで不安…」

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TCK Workshopでは、IGCSEからA-levelへの移行期に生じる「つまずき」を的確に捉え、生徒の目標に応じたオーダーメイドの指導を提供しています。
- Cambridge / Edexcel 両方に対応
- 英語+日本語補助で理解を加速
- Maths / Biology / Economics / Psychology など幅広い科目をカバー
- Writing添削・Speaking演習も本番形式で徹底対策
まとめ|A-levelは“国際進学”の実力証明
A-levelは、単なる資格ではなく、思考力・表現力・学力の総合力を測る“進学戦略の柱”です。
進学先の国や学部によって必要な科目や成績条件は異なり、「どの科目を選ぶか」「どこまで得点を伸ばせるか」が志望校合格の成否を分けます。
だからこそ、専門的な指導のもとで、効率よく、確実に力を伸ばす学習設計が重要です。
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